2020.08.24 2021.01.15オフィスデザイン
オフィス内装は重要視しよう!内装がもたらす効果や施工方法とは?
オフィスは、従業員が多くの時間を過ごす空間になります。よって、オフィスの使い心地や居心地が悪いと、業務にも影響が出てしまうでしょう。 そこで、オフィスの内装を変えてみると、働きやすい環境になるかもしれません。居心地がいい空間は、従業員のモチベーションが向上し、業績アップにも繋がるとされています。 そこで、オフィス内装の重要性や効果・施工方法などをご紹介しますので、参考にしてみてください。
目次
オフィス内装がもたらす効果とは?
オフィスは従業員が多くの時間を過ごす場所となるため、内装やデザインが重要視されています。
例えば、「業務ができれば、それでいい」と考えている場合、デスクの位置が窮屈だったり、見た目が悪かったりする可能性があるでしょう。
しかし、オフィスには従業員だけでなく、取引先の人も来ます。そして、空間の雰囲気が良くないと、悪い印象になってしまうのです。
よって、企業のブランディング向上のためには、オフィスのデザインや雰囲気を良くして、企業のポリシーや姿勢を表せるといいでしょう。
企業のコンセプトやイメージする色がある場合は、内装に取り入れるのも一つの手段です。その企業らしさを出すことで、内装によるブランディングにも繋がります。
見た目からも企業らしさを出すと、従業員同士の団結力や帰属意識が高まるのです。また、オフィスの内装にこだわっていると、従業員のモチベーションアップに繋がります。
働きやすい空間やお洒落なデザインは、従業員が「頑張って働こう」「早く会社に行きたい」という気持ちになりやすいです。
さらに、個人作業をする空間が充実しているオフィスの内装は、集中力が上がります。そして、作業効率が良くなり、企業の業績も向上するのです。
オフィス内装が優れていると、優れた人材を呼び込めます。その理由は、従業員が仕事をしやすく、いい人材が企業に定着しやすいからです。
また、採用活動にも影響を及ぼします。内装が綺麗な企業に就職したい人も多く、内装は求職者が企業を判断する材料になるからです。
就職希望者は、企業に応募する前、会社説明会や見学会で社内の雰囲気を確認します。
内装やデザインから、「働きやすそう」「いい雰囲気がある」と思ってもらえたら、多くの応募者が集まり、企業に合う人材や優秀な人材を採用しやすくなるのです。
タイプによって内装は異なる?タイプ別に適した施工方法を知ろう!
オフィス内装を考える際、目的を明確にすることが大切です。また、従業員がどのような空間を求めているかを把握するといいでしょう。
そして、目的に合わせた内装のコンセプトを決めていきます。さらに、働く業種や形態によって、適した内装タイプと施工方法を理解することも重要です。
具体的には、「生産性重視タイプ」「効率重視タイプ」「コミュニケーション重視タイプ」「福利厚生重視タイプ」「自然重視タイプ」「低コスト重視タイプ」があります。
生産性重視タイプはミニマル系とも呼ばれ、IT系やデザイン系のオフィスで採用されている内装方法です。
余計なものを取り除き、集中力や想像力を高めるためのシンプルなオフィス内装になっています。ただし、内装の素材や色など、デザインにこだわっていることが特徴です。
よって、内装工事の費用は高めでしょう。個人のデスクが大きく、個人作業がしやすい空間にもなっています。
個人スペースを大切にしているため、それぞれのデスクをパーテーションで分けて、個人部屋にしているケースも多いです。パーテーションで他人の視線を気にしないと、個人作業がスムーズになるとされています。
効率重視タイプは、個人作業がしやすいデスクの配置を意識しています。また、従業員それぞれの動線も考え、効率的に仕事ができる内装になっていることが特徴です。
限られた空間や狭い空間にも対応できます。効率重視タイプでは、長いデスクに複数人が並んで配置される施工方法です。
簡単な仕切りを入れる場合もありますが、デスクに座っている時でも会話ができる程度の仕切りになっています。
例えば、パーテーションの中でもローパーテーションにしていて、周りの様子が見えるデザインになっているのです。周りの様子を確認しながら業務を進める時は、効率重視タイプにするといいでしょう。
コミュニケーション重視タイプは、従業員同士が気軽に会話できるスペースを重要視したデザインです。コミュニケーション不足によるトラブルを回避したい時などに用いられます。
また、従業員同士で連絡や報告を取り合う頻度が多い部署でも採用されやすいです。外回りをする営業職などは、コミュニケーション重視タイプにして、会話力を向上させている場合もあります。
コミュニケーション重視タイプの施工方法は、基本的には長いデスクや大きいデスクを複数人が共有する形態です。使いやすい打ち合わせスペースやポップで明るい空間を作り、楽しい気持ちで打ち合わせができる雰囲気を出しています。
福利厚生重視タイプは、IT企業やデザイン系の企業で多く採用されています。従業員の働きやすさや居心地を重要視していて、リフレッシュスペースやカフェテリアでも仕事ができる環境を設けていることが特徴です。
なるべくストレスフリーで仕事ができるようにしています。主に、オフィス内にカフェや食堂などを設置する施工です。
自然重視タイプはナチュラル系とも呼ばれ、自然に関するものを配置する施工方法です。社員がリラックスできる空間を目指しています。
例えば、観葉植物や花・水槽などを配置するのです。また、内装に壁面緑化や水が流れる滝・噴水などを演出し、涼しい空間で働けるようにしています。
内装に植物などを取り入れていると、お洒落な雰囲気になり、来客時の印象もいいです。ただし、植物を枯らさない管理が必要で、管理する手間や費用はかかってしまいます。
低コスト重視タイプは、スケルトン系と言われています。内装に費用をかけていませんが、お洒落な空間になっているタイプです。
施工方法の具体例として、壁面がコンクリートの打ちっぱなしになっているものがあります。壁面のネジや穴・天井の配管もむき出しになっているのです。
それをお洒落に見せる演出をして、低コストでも雰囲気がいいデザインにしています。
内装工事にはどのようなものがある?
オフィスの内装工事では、「パーテーションなどの間仕切り工事」「床工事」「壁工事」などがあります。パーテーションで仕切る工事は、従業員が作業しやすい状態に仕切る場合が多いです。
天井まであるパーテーションと、90cm前後のローパーテーションがあります。床工事は、床のタイルやカーペットを張替える工事です。
その際、防音効果や省エネルギー効果も意識するといいでしょう。壁工事では、クロス工事や塗装工事・プロジェクター取り付け工事などを行います。
内装工事では、「電気工事」「LAN配線工事」「空調設備工事」「セキュリティ工事」などを行います。電気工事とは、従業員が個人作業できるコンセントの配置やブレーカーの増設・照明器具の配置などです。
LAN配線工事では、さまざまな空間でインターネットを使える環境にしています。また、部屋の状況に応じた空調設備工事も大切です。
パーテーションで仕切っている場合でも、全ての人が快適に過ごせる環境を整えます。さらに、セキュリティ工事も、内装を変える時に重要です。
空間自体のセキュリティを強化するだけでなく、パソコンやネットワークのセキュリティを強化する設備も、内装工事で配置できます。
オフィス内装がもたらす効果を知り、自社に合ったデザインにしてみよう!
企業のコンセプトや働き方によって、オフィスの内装デザインは変わってきます。まずは、自社が理想とする内装を明確にして、それに合ったデザインを考えてみるといいでしょう。
目的に合った内装が実現できれば、働きやすい空間になります。そして、従業員のモチベーションが高まり、企業の業績も上がりやすくなるのです。これを参考に、自社に合った内装デザインにしてみてください。
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