2020.09.10 2020.09.11オフィスデザイン
おしゃれでリラックスできる環境が人気!オフィスデザインの効果は?
オフィスデザインは、経営課題を解決するための新しいアプローチとして注目されています。 実際、オフィスの移転やリニューアルの際に、自社の課題を踏まえながらオリジナルのデザインを取り入れる企業も増えています。 今回は企業が抱える課題を挙げながら、オフィスデザインの効果について解説します。企業のオフィスデザインの事例も簡単に紹介していきます。
目次
経営課題の解決を妨げる要因は?
「営業力を上げて売上をアップする」や「優秀な人材を確保して育成する」などは、企業が抱える経営課題のひとつです。
このような課題をスムーズに解決するには、妨げとなっている問題を見つけなければなりません。
経営課題の障害になりやすいのが、次のような問題です。
毎日の業務の能率が上がらない
優秀な社員がそろっているにもかかわらず、今ひとつ業務の能率が上がらないケースはよくあります。このような状況に陥る原因のひとつが、オフィスのレイアウトです。
「机やOA機器の配置が不便で仕事が進めにくい」や「上司の目の前で退社まで仕事をしなければならない」といった職場の環境は、仕事の能率にも悪影響を及ぼすことがあります。
「ワーキングスペースが狭い」や「室内が暗い」、「移動がしにくい」なども仕事の能率を下げる一因です。
社員に活力がなく雰囲気が殺伐としている
「社員に活力がない」や「社内の雰囲気が悪い」なども、経営課題の妨げになりやすい問題です。
実際、社員のモチベーションが低い職場では、営業目標などを達成するのが難しくなるケースもあるでしょう。
多くの場合、このような問題は社員のコミュニケーション不足が一因となって引き起こされます。
例えば、他部署とワーキングスペースが壁で隔てられている職場では、社員が限られた相手と必要な会話しか交わさない可能性があります。
こういった職場は社員が仕事への意欲を失うことがあるため、注意が必要です。また、社員がリラックスできる場所がない職場もコミュニケーションの機会が少なくなりがちです。
就職希望者が減っている
説明会などを通じて積極的にPRしているにもかかわらず、なぜか就職希望者が減っているときも経営課題の解決は難しくなるかもしれません。
将来的に自社の戦力となる人材を育てるには、応募者から条件に合う人を見つけて採用することが必要です。
ただ、就職希望者が少ないと優秀な人材を絞り込もうと思っても、なかなか条件に合う人が見つけられない可能性があります。
就職希望者が集まらない原因は「オフィスの環境」などの意外なところにある場合があります。
職場環境に「暗い」や「古くて風通しが悪い」といった問題点があると、社内見学会に参加した人やパンフレットでオフィスの内観を見た人から敬遠されてしまう可能性が高いです。
問題解決に役立つオフィスデザインは?
経営課題の障害は、オフィスデザインの選び方で克服できる場合があります。
ここでは、適したオフィスデザインを問題別にまとめてみました。
業務の能率アップに役立つオフィスデザイン
業務の能率をアップしたい場合は見通しがよく、ワーキングスペースを広く確保できるようなオフィスデザインが適しています。
視界を遮る壁がなく、オフィス全体が見渡せるようなデザインなら、忙しい職場でも仕事がグンとしやすくなるでしょう。
会議室やミーティングルームの仕切りに素通しのガラスを取り入れるのも、業務の能率アップに役立つアイデアです。仕切りが素通しのガラスだと、遠くからでも室内にいる人の顔ぶれや動きが確認できます。
会議やミーティングの進み具合がわかれば、連絡事項などを伝えるタイミングを逃してしまう心配も減るでしょう。
コミュニケーションを生み出すオフィスデザイン
コミュニケーションの機会を増やしたいときは、オフィスに社員が自然に足を向けられるようなリラックススペースを設けるのが良い方法です。
ワーキングスペースの一角にミニテーブルやカウンター、ソファなどを配置して観葉植物を周囲にあしらえば、リフレッシュしたいときに社員が気軽に滞在できるスペースが出来上がります。
また、コーヒー用のマシンやバーカウンターなどを設置したおしゃれな休憩室を別室に設けるのもひとつのアイデアです。休憩室を音楽が流れるカフェのような雰囲気に整えれば、社員同士が情報交換をする機会が生まれるかもしれません。
就職希望者にアピールできるオフィスデザイン
社内見学などに訪れた就職希望者に自社をアピールしたい場合は、エントランスホールのデザインがひとつのポイントです。
訪れた人が最初に足を向けるエントランスホールは、企業の第一印象を左右するスペースです。印象づけを狙うときは、自社のイメージを伝えられるようなデザインを上手に取り入れてみましょう。
コーポレートカラーや企業のコンセプトにマッチするデザインをエントランスホールに取り入れたいときは、さまざまな業種のオフィスデザインを手掛けているIdealOfficeで対応できますのでぜひ相談してみましょう。
オフィスデザインの事例を紹介
オフィスを新設、移転、リニューアルするときは、企業の実例を見てどのようなデザインが効果的かをじっくりと研究しておくのもひとつの方法です。
ここでは、IdealOfficeが手掛けたオフィスデザインの事例をご紹介します。
シンプルさと広さを意識したワーキングスペースを実現
通信インフラシェアリングの業務を担うある企業では、シンプルさと広さを意識したオフィスデザインを取り入れています。
こちらの企業では、ワーキングスペースの仕切りをなくして部屋全体の見通しを良くし、壁や天井は清潔感のあるホワイトカラーで統一しています。
一角に設置されたカウンター席は、社員のリフレッシュや簡単な打ち合わせに利用できるスペースです。
会議室などのプライバシーが重視される部屋は別室となっていますが、仕切りの壁には開放感があるガラスが採用されています。
別室にくつろげる和室を設置
ワーキングスペースとは別に和室を設けているのが、バイリンガルエンジニアを育成しているとある企業です。
オフィスのフロアにいくつかのコーナーがあり、業務内容や目的に合わせて最適な場所で仕事ができるようになっています。
座椅子が設置された和室のコーナーは、社員がゆっくりとくつろげるような温かみのある空間です。電話専用のコーナーや集中したいとき用のコーナーがあるのも特徴的な点です。
こちらの企業のようにコーナーを分けておくと、社員の気持ちの切り替えがしやすくなる可能性があります。
公園をコンセプトに安らげる空間を演出
イベントの制作や企画などを手掛けるある企業では、「公園」をコンセプトにオフィスをデザインしています。
フェイクグリーンをさまざまなところに使ったこちらの企業のオフィスは、室内全体がリラックス感のある雰囲気で統一されています。
フロアでも特に人目を引くのが、華やかなエントランスホールです。ホールの壁全体にあしらわれたフェイクグリーンは、「公園」のコンセプトを具現化しています。
このようにコンセプトと一致するデザインなら、初めてオフィスを訪れた就職希望者に効果的なアピールができる可能性が高まります。
効果を意識して魅力的なオフィスデザインを取り入れてみよう
魅力的なオフィスデザインは、経営課題の解決にも役立つ可能性があります。デザインを考えるときは、自社が抱える問題を意識するのがポイントです。
障害を克服できるようなデザインを取り入れれば、予想よりも早く課題が解決するかもしれません。紹介した事例なども参考にしながら、自社に合ったオフィスデザインを見つけてみましょう。
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