2020.12.15 2021.01.06オフィスデザイン
従業員のモチベーションが上がる環境とは?
会社の売り上げアップや作業効率アップを求めているのであれば、従業員のモチベーションを上げるのが重要になります。そのために必要なこととして挙げられるのが、環境作りです。 従業員が働きやすくなるようにオフィスの環境を整えることで、従業員のモチベーションを上げることに繋がるでしょう。そこで、今回は従業員のモチベーションが上がる環境作りについてご紹介していきます。
目次
オフィスの内装でモチベーションを上げよう
オフィスの内装が変われば、従業員のモチベーションは変わってきます。家具やインテリアの配置、壁紙の色、照明の色合いなどによって人のメンタルは変わってくるからです。
ここでは、オフィスの内装でモチベーションを上げるテクニックをご紹介します。
仕事のしやすい家具の配置を考えよう
仕事のしやすい家具の配置を考えたことはあるでしょうか。どの家具の配置が好ましいかは職種によって異なります。
例えば、従業員同士のコミュニケーションが必要になるシーンが多い職種の場合、デスクを向かい合わせに配置して、お互いの顔が見えるような家具配置を行うのが良いと考えられます。
顔が向かい合うような配置にしておくことで、スムーズにコミュニケーションが取りやすくなるからです。このオーソドックスな家具の配置では変化がないと考えている場合は、複数人で円を作るような家具配置も良いアイデアだと言えます。
円形に家具を配置しておけば複数人の人の顔を見ながら仕事ができるので、自分だけが頑張っているような感覚になりにくいというメリットが得られます。
円形配置であればグループディスカッションのような感覚でコミュニケーションが取れるので、良いアイデアが出やすいという利点もあります。
コミュニケーションを取る機会が少ない仕事の場合は、黙々と仕事をこなせる環境作りが重要でしょう。この場合は顔が見えるような配置は避けた方が良いと言えます。
顔を見ると「何か話さなければならない」と考えるケースが多いため、無駄話が増えて仕事が進まないことも考えられます。無駄話で集中力が切れると従業員のモチベーションも低下しやすくなるでしょう。
このようなケースでは、学校の教室で机が置かれているような家具配置が好ましいです。1つ1つのデスクを間隔を空けて配置することで、自分の仕事に集中しやすいというメリットが得られます。
壁や照明の色で従業員のモチベーションは変化する
壁や照明の色は何でもいいと思っている方もいるかもしれません。しかし、壁や照明の色を変えることによって従業員のモチベーションがアップするケースもあります。色は人に心理的な影響や感情的な影響を与えると考えられるからです。
例えば、明るいオフィスを作ろうとしている会社が壁紙の色に青色を選んでしまうと、求めているようなオフィスには仕上がりません。青色は落ち着いた印象を与えてくれる効果がありますが、明るさや希望を与えてくれるような効果は薄いからです。
この例の場合で言えば、黄色やオレンジ色などがおすすめです。黄色であれば明るさや希望を与えてくれるようなオフィスに仕上がり、集中力アップも期待できます。オレンジ色の壁紙を使えば従業員が明るくなりやすく、活動的になりやすいでしょう。
照明の色は部屋によって変えると良い効果が得られます。パソコン作業が中心になっている部屋では明るすぎると画面が見えにくくなり、暗すぎると視力の低下に影響を及ぼす可能性があります。
そのため、パソコン作業が中心になっている部屋では自然な色合いを出してくれる昼白色の照明が好ましいでしょう。パソコン作業の部屋では照明の配置にも気遣いが必要です。
パソコンのディスプレイに照明が当たらないような照明配置を意識しましょう。そうすることで、画面が見えにくくなる状況を避けられるようになります。
ディスプレイが見えやすく、自然な明かりが部屋を照らしてくれる環境になればパソコン作業に対するモチベーションが上がるでしょう。
リフレッシュルームの環境を整えればモチベーションは上がる
従業員のモチベーションアップを図るときに、作業スペースの改善のみを考えている方もいるかもしれません。これも間違いではありませんが、仕事続きだと集中力を持続するのは難しくなります。
適度な休憩を入れることで気持ちの切り替えができ、仕事を再開した時の仕事に対する集中力やモチベーションが上がります。そこで重要になるのが、リフレッシュルームの環境を整えることです。
リフレッシュルームが良い環境になっていれば休憩時にリラックスしやすく、心身の回復が期待できます。
リフレッシュルームは落ち着く内装にしよう
リフレッシュルームは心や身体を落ち着かせる場所です。そのため、内装は落ち着くものにするのがベストな選択と言えます。例えば、内装の壁紙は緑色を選ぶと良いでしょう。
緑色は情緒を安定させやすく、リラックス効果が期待できる色ですからリフレッシュルームにはピッタリです。内装に木材を使うのも1つの方法です。
木材を使うことで温かみのある空間に仕上がるため、リフレッシュルームを使用する従業員に良いリラックス効果を与えられる可能性が高まるでしょう。
インテリアとして観葉植物を置こう
リフレッシュルームには心が安らぐものを置くのが好ましいです。具体的なもので言えば、インテリアとして観葉植物を置くのがおすすめです。観葉植物を置くことでリフレッシュルームでの癒し効果が高まります。
観葉植物を置くことで室内の空気が良いという印象も持ちやすくなることから、従業員は新鮮な空気の中でリフレッシュできる喜びを感じられるでしょう。
しかし、植物のほとんどは定期的な水やりや手入れが必要な点に注意が必要です。水やりや手入れの回数が少なくて済む多肉植物を置いてみるのも良いでしょう。
癒し効果を高めるために海洋生物を飼育するのも有効
リフレッシュルームの効果を高めて従業員のモチベーションアップを図りたいのであれば、海洋生物を飼育するのも有効な手段だと言えます。水槽を泳ぐ魚を見ることで心が癒され、仕事でのストレスが軽減される可能性が高いです。
海洋生物の飼育係を当番制にしておけば、従業員全員が海洋生物に触れることができます。
全員で飼育を行っていけば海洋生物に愛着が湧きやすいだけでなく、海洋生物をきっかけに従業員同士のコミュニケーションが増えるというメリットも得られるでしょう。従業員同士が仲良くなれば、仕事がスムーズに進む可能性が高いと言えます。
マッサージチェアや自販機でリフレッシュルームを充実させる
ただ椅子に座ってインスタントのコーヒーを飲むだけではリフレッシュルームの満足度は低く、従業員のモチベーションアップには繋がらないかもしれません。そこで有効な手段として挙げられるのが、マッサージチェアや自販機の設置です。
マッサージチェアを設置して誰でもマッサージを受けられるようにしておけば、仕事の影響で身体の疲労が溜まっている人の疲れを和らげることができます。疲労を軽減できれば身体が軽くなった感覚を得られ、従業員のモチベーションが上がるでしょう。
また、自販機を設置することでコーヒー以外の飲料が飲みたい人の満足度を高められます。定期的に自販機の商品を変えておけば、新商品を楽しみにしてくれる従業員も増えます。
いつもとは違う飲み物が飲めるようになると、従業員は気分転換がしやすくなるでしょう。飲み物でオンオフの切り替えができるようになれば、従業員の仕事に対する集中力アップが期待できます。
喫煙ルームやカフェルームを作るのも効果的
リフレッシュルーム以外にも休憩できる場所があると、休憩時の従業員の選択肢が広がります。
休憩できるスペースが多いと、従業員はそれぞれの方法でオンオフの切り替えが上手くできるようになるので、仕事のときに高いパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
具体的な例で言えば、喫煙ルームやカフェルームを作るのが効果的だと考えられます。従業員の中に喫煙者がいる場合は、他の従業員の目を気にしてタバコを吸えずにストレスを溜め込んでいるケースがあります。
この場合は、喫煙ルームの設置が有効です。喫煙ルームを作ることで人目を気にすることなくタバコを吸えるのでストレスの発散がしやすく、愛煙家の従業員の仕事に対するモチベーションがアップします。
カフェルームは女性の従業員が多い会社に効果的です。カフェルームがあれば様々な飲み物を落ち着いて味わうことができます。ちょっとしたスイーツを用意しておくと、より女性従業員のモチベーションは上がるでしょう。
カフェルームは従業員の憩いの場になりやすく、従業員同士が積極的にコミュニケーションを取ってくれるというメリットもあります。
オフィスを工夫すれば従業員のモチベーションは上げられる
従業員のモチベーションがなかなか上がらなくて悩んでいるという人は、オフィス環境の改善を試みるのが良いでしょう。家具やインテリアの配置、壁紙の色、照明の色合いなどでオフィスに対する印象は大きく変わります。
また、従業員のモチベーションを上げるためには仕事をする場所の改善だけでなく、休憩スペースの改善も大切です。従業員がリラックスできるような休憩スペースを設けることで、仕事に対するモチベーションを上げることが可能になります。
オフィスの改革を進めて従業員のモチベーションアップを行い、売り上げアップを狙いましょう。
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