2021.06.08 2021.06.15コラム
”テレワーク”を導入する企業に知って欲しい!メリットとデメリットを理解しよう
「テレワークを導入したい。でもうまくいくか不安です」
「テレワークを導入すると、オフィスはどうなるの?」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・テレワークの導入でオフィスが抱える問題
・テレワークを導入してもオフィスが必要な理由
これまで数多くのオフィス作りに携わった、TRUSTオフィス(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
ここから先は『本当にテレワークを導入するべきなのか』を判断できるよう、解説していきます。
お客様には「テレワークの良し悪しとオフィスの必要性について、ちゃんと分かっている人」と、なっていただきますね。
目次
テレワークとは
テレワークの意味を改めて見ていきましょう。
tele:遠く、遠隔
work:働く
を合わせた言葉で『オフィスからどんなに離れていても、環境が整っていれば働けるスタイル』がテレワークです。
パソコンとネット環境が整っていれば「どこでも働ける」ということですね。
「オフィスに行かなくても仕事ができる」といった点は、従業員にさまざまなメリットをもたらしました。
たとえば、
・通勤の手間が省けた
・自分の時間が増えた
・満員電車のストレスから解放された
・人間関係のストレスから解放された
など。
従業員のライフワークバランスが調整しやすくなったことが、何よりも大きなメリットと言えるでしょう。
企業側としても
・優秀な人材に巡り会えた
・いろんな面でムダが減った
・オフィス縮小でコストカットできた
・従業員のパフォーマンスが良くなった
など、業績UPや組織改革など、プラスの効果を実感したケースも少なくありません。
テレワークを推進する一方で衰退するもの
テレワークの導入は、実は良いことばかりではありません。
その答えはこうです↓
・「オフィスって、いるの?」と、必要性に疑問を感じるようになる
・「こんなに広くなくてもいいよね」と、縮小、移転を検討するようになる
それぞれ詳しくお伝えしていきますね。
テレワークの影響①オフィスの必要性の見直し
1つ目は、オフィスの必要性を見直す機会が生まれる、という点です。
テレワークを導入すると、出社率が減ります。
出社する従業員が少なくなる、またはゼロになることも。
「オフィスに来なくても仕事ができる」ということで「あれ、オフィスっていらない?」と感じる企業も多いのです。
実際に、テレワークの導入をキッカケにオフィスそのものを無くした企業もあります。
だからと言って、出社率ゼロ=オフィス不要、と考えるのはちょっと待ってください。
安易にオフィスを無くしてしまうのはオススメしません。
テレワークスタイルが当たり前になったとしても、”オフィスでしかできないこと”もあります。
詳しくはこの後の項目でお伝えしますね。
テレワークの影響②オフィス移転の検討
2つ目は、オフィス移転を検討する、という点です。
オフィス移転の検討は『出社率に合わせてレイアウトを変えたけど、上手く活用できない』といった企業が多いですね。
たとえば「フリーアドレスにしたけど、広すぎて使ってないスペースが多い」など。
「オフィスの広さは最小限でいい、なら縮小してみるのはどうか」といった流れで、オフィス移転を検討するようになるかもしれません。
オフィスを縮小移転することで、賃料や光熱費などのコストカットにつながるでしょう。
ですが、移転するにも時間と労力とお金がかかります。
「もしかしたら、また出社率が上がるかもしれない」
「もしそうなったら、また大きいオフィスに移転しないといけないかも……」
長い目で見た時に
「この先もテレワークを続けるのか」
「もし続けるなら移転するべきなのか」
といった、判断を迫られる可能性が高くなります。
テレワークが主流でもオフィスの価値は変わらない
結論を言いますと、テレワークが当たり前になったとしても、オフィスの価値は変わりませんからね。
理由は下記のとおりです↓
・コミュニケーションを取るための場だから
・チームで作業するには、オフィスが適しているから
それぞれ詳しくお伝えしていきます。
オフィスの価値が変わらない理由①コミュニケーションのための場だから
1つ目の理由は、オフィスが”コミュニケーションを取るための場”だからです。
テレワークでは、どうしても1人で作業することになります。
従業員の中には、長いテレワーク期間で孤独に感じてしまい、苦しく感じる人もいるでしょう。
自由に出入りできるオフィスがあれば、そうした孤独感を解消できます。
また、チームメイトや部署外の同僚らと、インフォーマルな会話を楽しめる場としても利用できますよ。
「最近どんな感じ?」など、お互いの心境を報告し合ったり、ときには苦労を分かち合うことだってできます。
もはや、オフィスとは”働くためだけの場所”ではないのです。
オフィスの価値が変わらない理由②チームで作業するのにぴったりだから
2つ目は、オフィスが”チームで作業するのに適している”からです。
チームで作業するとなると
・お互い理解し合っているか
・進捗状況のシェアができているか
・次にクリアしなければならないタスクはなにか
を、捉えながら進めていかなければなりません。
これらを意識しながらチームで作業するのは、テレワークだとどうしても限界があります。
逆にオフィスがあれば、チームメイトが集まって作業できますよね。
オフィスで作業できれば
「ここはどうだろう」
「こんなアイデアはどうかな」
「次までに〇〇をクリアさせよう」
と、その場で発言でき、情報共有もできますしね。
まとめ:テレワークの導入はメリット&デメリットを理解しながら検討しよう
「テレワークにしようか迷っている」というお客様へ、テレワーク導入のメリットとデメリットをお伝えしてきました。
たとえ『テレワークで出社率ゼロ』な未来になったとしても、チームメンバーが集まれる場としてオフィスは確保するべきです。
また
「明日はオフィスで仕事しよう」
「カフェで仕事するけど、ランチはオフィスで食べよう」
「午前中はオフィスで仕事して、午後からは家で作業しよう」
といったように、自由な使い方をするのも良いでしょう。
働き方が多様化してきたのですから、オフィスの”在り方”も多様化しても良いのでは。
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