2021.06.25 2021.06.17コラム
オフィス新設と企業コンセプトづくりについて
「オフィスを新設するけどどんなデザインにしたら良い?」
「オフィスにコンセプトを取り入れる、って具体的にどうすれば良いの?」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・オフィスにコンセプトを取り入れる方法
・会社の印象を良くするオフィスの作り方
これまで数多くのオフィス作りに携わった、TRUSTオフィス(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
先に冒頭の質問にお答えしますね。
オフィスは、コーポレートアイデンティティ(企業理念)を表現したデザインにしましょう。
企業理念をベースに考えることで、コンセプト設計がしやすくなるからです。
もし、どうしても企業理念を表現しづらいのであれば、コーポレートカラーを盛り込んだデザインにするのもアリですよ。
ここから先は『オフィスデザインに、コンセプトを落とし込むための考え方』について解説していきます。
お客様には「オフィスデザインに必要な考え方を、きちんと理解している人」と、なっていただきますね。
目次
オフィスを新設するときは、コンセプトをしっかり決めてからデザインすること
結論、オフィスのデザインをいきなり設計してはいけません。
コンセプトをしっかり決めてからでないと『企業としての姿勢や軸』を、表現できないからです。
『企業としての姿勢や軸』が分かりづらいオフィスですと「ただのおしゃれなオフィスなだけ」という印象を抱かせてしまいます。
オフィスデザインのコンセプトと聞くと、
・クラシカルな正統派オフィス
・ホテルのような豪華なオフィス
・カフェのようなおしゃれなオフィス
・スタイリッシュなカッコいいオフィス
・ヨーロピアンな雰囲気が漂うオフィス
といったイメージを抱くでしょう。
ですが、これらは『オフィスの見た目』を決めているに過ぎないのですよ。
『オフィスのコンセプトを決める』ということは『オフィスとしての在り方』を決めることだと理解してください、
なぜなら、コンセプトとは概念、軸、という意味だからです。
オフィスは、”デザイン”だけを決めるのではありません。
企業としての理想像や従業員の働き方をベースに考えていくものだと、理解してくださいね。
新設するオフィスにコーポレートカラーを取り入れる
最も手軽なのは、オフィスデザインに「コーポレートカラー」を取り入れるやり方です。
コーポレートカラーをオフィスデザインに盛り込むことで「ここにしかないオリジナルな空間」に仕上がります。
たとえ狭いオフィスだったとしても、コーポレートカラーを差し色にし、装飾の一部に取り入れれば、おしゃれな空間に仕上がりますよ。
たとえば
・窓の縁
・ドアの色
・壁の一部
・デスクの色
など。
逆にいいますと、コーポレートカラーをオフィス全体に取り入れるのは避けましょう。
却ってしつこい印象になってしまうからです。
一部分だけで良いので、アクセントカラーとして取り入れてみるのが良いですね。
新設するオフィスのコンセプトを体現化する方法
オフィスのコンセプトをデザインの中に表現していく方法をお伝えしていきましょう。
具体的に
・執務スペースの内装
・エントランスのデザイン
・壁や床材のデザイン
に分けてお伝えしていきますね。
オフィスにコンセプトを盛り込む方法①執務スペースの内装
執務スペースはどのようにしてコンセプトを取り入れるべきか。
ヒントは次のとおりです↓
・開放感を保てるようなデザインにする
・「従業員が快適に働けるか」を重視する
・業務に支障がないよう、動線や機能面を意識する
・従業員同士のコミュニケーションがしやすい空間にする
たとえば、ただ単に事務的なデスクとイスとパソコンが並べられただけ。
オフィスと聞くと、こういった↑質素なイメージを持たれることが多いでしょう。
ですが、このような空間では「快適だな空間」とは言えませんからね。
であれば『オフィスっぽくないオフィス』というコンセプトも良いのでは。
たとえば
・カフェのようなオフィス
・オフィスの中にハンモック
・リゾートホテルのようなオフィス
など、これらのコンセプトを取り入れている企業も増えています。
執務スペースは、従業員が長い時間を過ごす場でもあるので、快適かつ居心地の良い空間にするべきです。
オフィスにコンセプトを盛り込む方法②エントランスのデザイン
オフィスのエントランスにコンセプトを取り入れることもできますよ。
たとえば
・オフィスのロゴを目立たせる
・ウォールアートやオブジェを飾る
など。
エントランスはオフィスの”顔”です。
訪れる方が、初めてオフィスを目にする場です。
企業としての印象を大きく左右する場といっても過言ではありません。
エントランスはそれほど大切な場。
企業として大切にしていることが伝わりやすいデザインにすると良いでしょう。
オフィスにコンセプトを盛り込む方法③壁や床材のデザイン
オフィス全体に言えることですが、ぜひ、壁や床材のデザインにこだわってみてください。
なぜなら、壁や床はオフィスの中で一番面積を占めているからです。
「一番面積がある」=「目に入る割合が大きい」ということですからね。
いわゆる”良い素材”や”風合いを感じるモノ”の割合が多いと、オフィス全体への印象が良いものに変わります。
先ほどお伝えしたコーポレートカラーを、アクセントカラーとして床や壁に取り入れるのも良いでしょう。
そうすると、企業イメージに一貫性を感じられる空間に仕上がりますよ。
また、木目を活かした素材を床や壁一面に取り入れれば『森カフェのような非日常感あふれるオフィス』に仕上がります。
いずれにしても「こんなオフィスにしたいな」と、コンセプトを決めなければ素材も選べませんよ。
「従業員にどう過ごしてほしいのか」
「常にベストなパフォーマンスを維持するには、どんな空間が良いのか」
を、常に追求しながらコンセプトを決めていきましょう。
オフィスが会社の印象を大きく左右する
オフィスが「会社の印象を大きく左右する、なんて大げさでしょ」と感じた方もいるでしょう。
決して大げさではありませんよ。
オフィスデザインは「このオフィスから何が伝わるのか」を考えながら設計しなければなりません。
なぜなら、たとえば『長く続いてきた伝統を大切にしている』というコンセプトなのに「トレンドを盛り込んだ内装デザイン」ですと、コンセプトと内装に一貫性を感じられません。
人によっては、まとまりのない印象で居心地悪く感じてしまうことも。
ですからオフィスの内装は「どんな風に見られたいのか」を常に意識するのです。
企業の姿勢としてコンセプトを決め、コンセプトに合うように内装デザインを考えていきましょう。
まとめ:オフィスを新設するならコンセプトをしっかり決めてから
「オフィスデザインにコンセプトを取り入れる方法を知りたい」というお客様へ、具体的な取り入れ方法をお伝えしてきました。
オフィスは、従業員だけでなく、来訪者に対しても「ここはこんなオフィスです」と伝わるようなデザインにしていきましょう。
実現するには、企業理念や社訓をベースにして設計していくことです。
企業理念とオフィスデザインのコンセプトに一貫性がなければ、統一感のないオフィスになってしまいます。
『居心地の良いオフィス』とは、すなわち『世界観が伝わりやすいオフィス』なのだと理解しましょう。
色々とお伝えしてきましたが、オフィスの内装ガラリと変えてしまうのは、不安はつきもの。
その不安を解消するには、その道のプロに聞くのが一番早い方法ですよ。
その道のプロとは、オフィスの内装作りや移転に強い施工会社を指します。
中でもTRUSTオフィスであれば、お客様の「こんなオフィスにしたい」を叶えられます。
お客様の考えや希望を一つ一つ汲み取っていけるからです。
これからオフィスの内装を変えていくのに、はじめからしっかりと計画を立てるのは簡単なことではありません。
ですが「こんな風にしたい」というお考えがあるのは理解できます。
TRUSTオフィスでは、その「こんな風にしたい」を、再現できるのです。
ぜひ一度、相談されてはいかがでしょう。
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