2021.04.28 2021.04.20コラム
オフィスワークで長時間椅子に座り続けるのは危ない?オフィス内でも起こりうる健康被害とは
「オフィスワークを続けると身体に良くないのは分かるのですが、具体的にどんな影響があるのでしょう」
「健康被害を防ぐために、オフィスで仕事をしながらできる対処法はありますか」
というお客様への記事です。
当記事では
・オフィスワークが原因で引き起こす健康被害
・オフィスワーク中にできる身体に良い対策法
について分かりやすくお伝えしていきますね。
先に結論をお伝えすると『オフィスワークを続ける=身体に良くない』のは本当です。
「オフィスワークが原因で怪我してしまった」とまではいかなくても
「手が動かしにくくなった」
「腰痛が悪化した」
といった症状が見られることも少なくありません。
かといって、都度、身体を動かせるような環境ではありませんよね。
であれば、それらの症状が出ないよう対策していけばいいのです。
社員の健康を守るためにも、オフィスでできる健康被害への対策について理解を深めていきましょう。
目次
- オフィス内で起こり得る健康被害とは
- オフィスワークを続けると①腰痛が起きやすくなる
- オフィスワークを続けると②ストレスが溜まりやすくなる
- オフィスワークを続けると③眼精疲労が起きやすくなる
- オフィスワークを続けると④手根管症候群が起きやすくなる
- オフィスにいても健康的に働く方法は
- オフィスでできる健康対策①ときどき軽い運動や全身のストレッチをする
- オフィスでできる健康対策②こまめに水分補給する
- オフィスでできる健康対策③ときどき遠くのものを見る
- オフィスは業務以外にもリフレッシュできる空間が必要
- オフィスでリフレッシュするための対策①休憩スペースの設置
- オフィスでリフレッシュするための対策②遠くを見渡せるベランダまたは窓
- まとめ:オフィスの健康被害を予防するならオフィス環境も見直そう
オフィス内で起こり得る健康被害とは
オフィスでのデスクワークが長い時間続くと、以下のような症状が見られます↓
・腰痛
・ストレス
・眼精疲労
・手根管症候群
それぞれ分かりやすく解説していきますね。
オフィスワークを続けると①腰痛が起きやすくなる
1つ目は、腰痛です。
例えどんなに「良い姿勢を保っていたとしても」「座り心地を追求したような最新のイスを使ったとしても」、
長時間の間、椅子に座り続けるとどうしても腰に負担がかかってしまいます。
1度も立ち上がらず、何時間も座っていると、背中と腰の筋肉が凝り固まってしまいます。
腰痛は、立ち上がれなくなるほど痛く、そして苦しく感じる方もいます。
この後でもお伝えしますが、適度にストレッチして身体のコリをほぐすのが得策です。
オフィスワークを続けると②ストレスが溜まりやすくなる
2つ目は、ストレスです。
同じ席でずっと作業していると、無意識にストレスが溜まります。
たとえイライラや不満を感じていなかったとしても、です。
業務中は「あれをこうして、こんな風にやって……」と、常に思考し続けます。
身体を動かすと「疲れるな」と感じるように、頭も”思考する”ことで脳に疲労が溜まっていくのです。
この脳に溜まった疲労が、ストレスでもあります。
身体を使った時のストレスではないので、内側(心や精神)に溜まっていく傾向があるのです。
内側にストレスが溜まっていくと、
・うつ
・心臓疾患
・潰瘍性疾患
などの症状へとつながってしまいます。
これらの怖い症状を防ぐために、ストレスを発散させることが必要なのです。
「仕事だから仕方がない」と、溜まったストレスをそのままにしてはいけません。
自身の心と身体の健康を守るために、適度に身体を動かしてストレス対策をしましょう。
オフィスワークを続けると③眼精疲労が起きやすくなる
3つ目は、目が疲れやすくなる、目の疲れが取りにくくなる症状です。
パソコンを長時間見続けると、
・充血
・ドライアイ
・流涙(悲しくないのに涙が出続けてしまう症状)
といった目そのものに悪い症状が出てしまいます。
症状が出にくくするための予防策としては、
・適度に遠くを見る
・パソコンの画面をダークモードにして照度を下げる
・パソコンのフォントを大きめにする
・ブルーライトをカットできるアイテムを使う
といった工夫を取っていきましょう。
「たかが目でしょ」と油断してはいけません。
目の疲労が溜まると、頭痛や首、肩コリが酷くなる可能性があります。
オフィスワークを続けると④手根管症候群が起きやすくなる
最後は手根管症候群です。
手根管症候群は『オフィス疾患』とも呼ばれるようになった病気でもあります。
おもな原因は”タイピングのしすぎ”と言われており、症状としては、
痛み、しびれ、かゆみなどが挙げられます。
この症状は、前腕を通っている神経が手首の重さで肥大した靱帯と骨に圧迫されることで症状が起きます。
ですからこの症状を防ぐには、自分の手首をデスクやリストパッドに置かないこと。
できる限り手首は宙に浮かすことで防げるようになります。
オフィスにいても健康的に働く方法は
オフィスワークで健康被害を抑える方法、対策は以下の通りです↓
・適度にストレッチをする
・こまめな水分補給
・遠くの景色や天井を見る
すでにいくつかお伝えしてますが、改めて解説していきますね。
オフィスでできる健康対策①ときどき軽い運動や全身のストレッチをする
1つ目はストレッチです。
集中力が途切れてしまった、作業が一段落したタイミングで一度椅子から立ち上がりましょう。
そして腕や足を伸ばして、全身のストレッチしましょう。
その時に、目をつぶって深呼吸しながらストレッチするとより効果が見込まれますのでぜひ試してみてください。
他にも、首を左右前後に動かす、肩を回すだけでも疲労が軽減されることがあります。
オフィスでできる健康対策②こまめに水分補給する
2つ目は水分補給です。
水分補給をすることにより、血流を良くする効果が見込めます。
血流が良くなると結構改善により、肩こり、腰痛の予防につながります。
また、オフィスは換気や空調などで、肌が乾燥しやすい環境でもありますので水分補給をすることで、
お肌の乾燥にも効果的です。
こまめな水分補給は健康被害とお肌の乾燥を防ぐ効果が期待できますので、
水を飲む時間を決めておくと良いかもしれません。
オフィスでできる健康対策③ときどき遠くのものを見る
4つ目は、遠くを見て、目の疲れを軽減させることです。
パソコンを長時間使うと、目が疲れやすくなりますよね。
その原因は、近い距離を見続けるから、です。
近い距離で画面を見続けることで、目のピントを合わせることにより筋肉が緊張し負荷がかかります。
遠くの景色などを見ることで、目の筋肉の緊張を和らげ負荷が軽減することで、目の疲労回復効果が期待できるのです。
目の疲労回復には、”目のストレッチ”もオススメです。
目を閉じて、眼球を左右、上下に動かしてみましょう。
目を時計回りにぐるぐる回すのも効果的です。
1時間に1分ほど目のストレッチすると、より効果的です。
オフィスは業務以外にもリフレッシュできる空間が必要
オフィスは業務以外にもリフレッシュできる空間があることにより、より効果的に社員の健康被害を防げます。
具体的には以下のような対策を取ってみましょう↓
・休憩スペースを設置する
・遠くを見渡せるベランダや窓を設置する
それぞれ解説していきます。
オフィスでリフレッシュするための対策①休憩スペースの設置
1つ目の対策は休憩スペースの設置です。
作業中に溜まったストレスや疲労を効率よく解消するには、心からリフレッシュできる空間が必須です。
中には
・カフェ風のデザイン
・ダーツや卓球台を置く
・ソファやクッションを置く
など『社員がくつろげる空間作り』を意識したリフレッシュルームを取り入れている企業もあります。
デザイン性が高い、かつ遊び心のある空間が社員のストレス解消、疲労軽減につながるのです。
充実した休憩スペースを設けるだけで、社員の体力、気力が回復されるだけでなく、モチベーションUPやパフォーマンスUPにもつながります。
休憩スペースがあるとこれだけの効果が見込まれます。
オフィスでリフレッシュするための対策②遠くを見渡せるベランダまたは窓
2つ目は、ベランダや窓の設置です。
遠くの景色を見ることで、目の疲労回復が期待できます。
それだけでなく、日の光がオフィスに入るようになりますね。
日の光を浴びることでメラトニンの分泌が抑えられ、心身ともに良い影響を与えることができます。
それらの効果を高めるためにも、できることなら大きめのベランダや窓を設置しましょう。
まとめ:オフィスの健康被害を予防するならオフィス環境も見直そう
「社員の健康を守るために、なにか対策・方法はないか」とお考えの方へ、オフィス疾患を予防するための対策法についてお伝えしてきました。
決して「オフィスで仕事をすると健康に悪影響がある」というわけではありません。
オフィスでの仕事を、より快適にする方法を”知らない”ということが問題なのです。
たとえ大掛かりな改装しなくても、健康被害を抑えられる対策や方法がありますから、それらを実行していきましょう。
「社員が疲れやすい」
「社員の生産性が伸びなくなってきた」
とお悩みであれば、当記事でお伝えしてきた対策方法を社内でシェアしてはいかがでしょうか。
今後企業は、社員が「どう働くべきなのか」「どう働きたいのか」という、個人の価値観を尊重することが求められます。
社員一人ひとりの作業効率を上げるためにも、企業としての環境作りがより一層求められるようになるでしょう。
そのような中でも、特に集中ワークブースは、コロナウィルスの感染防止対策の一環として誕生したものの、コロナが収束した後も需要が高まっていくと考えられます。
理由は、今成り立っているこの”新しい働き方”を、以前のような”元の働き方”に戻すとは考えにくいからです。
「集中ワークブースについてもっと知りたい」
「他にどんな見本があるか気になる」
という方は、下記より詳しい内容をご覧頂けます。
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