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2020.09.01オフィスデザイン

オフィスデザインによる働き方改革

オフィスデザインによる働き方改革

経営戦略というと費用面や顧客に対してだけだと考えがちかもしれません。より多くのことを達成するためには様々な視点から物事を見ることが重要になってきます。 改めて身近なところを見直してみる、そんな小さな改善一つが良い方向へ変わることがあります。それは、時に人事配置の見直しだったり、オフィス空間の改善だったりすることがあります。 オフィスデザインという視点から見た周りへの影響にはどんなものがあるのでしょうか。

それぞれの国での働き方

それぞれの国での働き方

海外から見ると日本人の働き方は変わっていると言われます。海外と日本では何が違うのでしょうか。

例えば、ドイツでは有休消化率が100%ですし、オランダでは正社員とパートの待遇が同じです。オフィスも違います。

日本では固定席で仕事をしますが、海外では自分の席が決まっていないフリーアドレスは当たり前です。

リフレッシュルームにソファやベッド、ドリンク類を置いて、いつでも従業員がリラックスできる環境を整えているところもあります。

従業員が働きやすいオフィスを作ることが新しいアイデアや解決策を見出す助けになるということを知っているからです。

とはいえ、日本政府も率先して働き方改革を進めてきました。主に3つの分野で改善することを掲げていますが、その一つに「制約の克服」という点があります。

これは労働者のメンタルヘルスに配慮して、労働スタイルを改善していくことも含まれます。そのためにはオフィスデザインを考え直し、時代に合わせていくことが必要になってきます。

日本では働き方が変わっているのに働く環境だけが昔のまま変わらないという違和感があります。そのために不必要なストレスを労働者に与えていることもあり得ます。

仕事面において工場での物の生産や売買が主流だった時代からは成長しています。IT化が進んでいき、物ではなく情報やスキルを売ったり買ったりとビジネスの形が変わっていっています。

身体を動かす仕事から頭や心を使う仕事へと変化しているのです。頭や心を使うには想像力、独創力が必要です。

そういった能力を効果的に引き出すためにオフィスデザインを見直すことは必要な設備投資だと言えますし、経営戦略としても賢い選択だと言えるでしょう。

オフィスデザインによる従業員への影響

オフィスデザインにおいてゾーニングという言葉があります。利用目的や用途に合わせたレイアウトをするということです。オフィスを心地良い場所と感じられるかどうかはゾーニングにかかっていると言えます。

どんなに自分が鈍感だと思っている人でも、人の体は精巧に造られているもので、意識していないレベルでもストレスを感じているということがあります。

小さなストレスの積み重ねは簡単に見過ごすことはできません。そのためのゾーニングなのですが、広さが限られているところでは工夫が必要になります。

家具や機器の配置、動線は優先して考えるべきです。しかし、ゾーニングとは大々的にするものとは限りません。

労働者のストレスを減らすことができればよいので、小さなテーブルを一つ置いてみたり、ご意見ボードを設置してみるといった簡単なことからでも始められます。

ゾーニングを考える労力やコストをかけてまで得られるメリットや従業員への影響についても理解しておく必要があります。人は五感を使って仕事をします。

どんな職種でもそうですが、クリエイティブな仕事であるほど人の感性が必要とされます。人の五感が発揮される割合は環境によって大きく変化します。オフィスは仕事をする人が1日の1/3以上を過ごす場所です。

ストレスがかかることによって貴重な才能を埋もれさせてしまう可能性がある反面、そのスペースが快適なものになるなら仕事に対するモチベーションやパフォーマンスも上がるでしょう。

ストレスを減らす工夫によりオフィスデザインが精錬されていくと生産性が上がり、結果企業にとっての利益につながります。

人の能力を引き出すのは環境だけではありません。人はコミュニケーションを取って新たな考えを自分に取り入れていくこともします。コミュニケーションの大切さは多くの起業家も認めています。

楽天の創業者である三木谷浩史さんは、「最大のコンテンツはコミュニケーションだ」という名言を残しています。斬新なアイデアを世に生み出した人の中には、何気ない雑談から発想を得たという人もいます。

リラックスして何でも発言できる環境が大切です。オフィススペースの見直しを行っている企業の中には、フリースペースや休憩室を設けているところがあります。

そこにはソファやベッドなどが置かれていて、従業員が自由に息抜きできるようになっているのです。

オフィスデザインが来客者に与える効果

オフィスデザインが来客者に与える効果

ビジネスですから、一番気にかけたいのは来客者に対する印象でしょう。サービスを提供するにも、サービスを受ける側がいないことには何も始まらないからです。

会社側の人間にとってオフィスは毎日来る場所でなじみもあり勝手もわかっていますが、来客者はそうではありません。

初めてオフィスに訪問する時は、どんな所だろうか、どんな雰囲気の人がいるのだろうかと緊張し不安に思っています。誰もが安心して落ち着けるオフィスデザインを意識することが肝心です。

従業員に対する配慮と来客者に対する配慮のバランスが物をいうことになるでしょう。

玄関やエントランスが会社の顔だと言われますが、小規模な会社の場合、オフィスに受付窓口がついているという場合もあります。

オフィス環境が見えると来客者はより会社をイメージしやすくなるので、オフィスデザインの改善は一回で従業員と来客者両方に良い影響をもたらすことができます。

来客者の中には、面接に来る人も含まれるかもしれません。学生は学校で21世紀学という科目でブラック企業について学びます。良い企業と怪しい企業の見分け方をしっかり頭に入れてから面接に来るのです。

おそらくオフィスのすみずみまでチェックしていることでしょう。以前とは違い企業側が人を選ぶのではなく、面接者が企業を選ぶようになってきています。

長く務めるほど良いという風潮も崩れつつあります。無理する必要は無い、自分らしい生き方を探せばいいという考え方が受け入れられてきているので、自分に合わないと思ったら他の会社へと移ってしまうかもしれません。

新卒者だけでなく即戦力になりやすい転職者も受け入れたいと感じる企業は多いでしょう。

転職者は何かしらの不満があって転職先を探していることが多いので、他の企業と差をつけることが必要になります。中にはオフィスに魅力を感じて応募する人もいるようです。

人材確保は企業にとって重要ですから、より良いイメージを持ってもらうことは大切です。

考えるべき点は多いですが、従業員に与える影響に配慮したオフィスデザインを考えていくと、おのずと来客者にも良い印象を与えることができます。

来客者は雰囲気やその場の空気など、目に見えないものを感じ取っています。従業員の環境を良くするために動く会社であれば、職場の人間関係も自然と良くなるでしょう。

もちろん、来客者にもしっかり伝わります。オフィスデザイン一つで、考えも及ばぬところまで良い効果が広まっていくかもしれません。

働き方に合わせた環境作り

大人になると多くの時間をオフィスで過ごすようになります。職場は働く場所であり遊び場ではありませんから、適度な緊張感は必要です。

それでもストレスを軽減させることは多くの企業にとっての課題でしょう。デザインひとつひとつに意味があり、その優れた効果は無視できません。

オフィスデザインで職場環境の改善に加え経営力の強化ができるなら、見直す価値は十分にあるのではないでしょうか。