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2020.10.30オフィスデザイン

ブルックリンスタイルをベースにした温かみのあるオフィス空間

オフィスデザイン事例|株式会社オーガスタブルックリンスタイルをベースにした温かみのあるオフィス空間

オフィスデザインにはさまざまなものがあります。業務が効率的に進む機能的なオフィスであることは大切ですが、実際に働くのはスタッフです。 何となく落ち着かない雰囲気のオフィスでは、返って業務がはかどらないこともあるでしょう。この記事では、新鮮で居心地のよい気分で働けるオフィスとして、ブルックリンスタイルの「株式会社オーガスタ」の事例を紹介します。

ブルックリンスタイルとは?

ブルックリンスタイルとは?

アメリカのブルックリンが発祥地

レンガやタイル、無垢の木材といった素材を内装に用いた空間をブルックリンスタイルと呼びます。

発祥はアメリカのブルックリンで、インテリアには革製のゆったりしたソファーやアイアン製の照明などを合わせることが多く、どこか懐かしい落ち着いた雰囲気を持っています。

ブルックリンスタイルは、新しさよりも使い込んだヴィンテージ感を出すのも特徴の一つです。カラーは、ブラウンやブラック、グレー、オフホワイトなど落ち着きのある色調を中心にまとめられています。

そこに、緑やアクアリウムといった自然の要素を取り入れることで温かみを出すのも、ブルックリンスタイルの特徴といえます。

古いアパートを活かしたおしゃれな空間

古いアパートを活かしたおしゃれな空間

ブルックリンは、もともと倉庫や工場が集まっている地域です。さらに古いアパートが多く、手ごろな家賃の物件を求めて労働者からクリエーターまで幅広い層が集まる地域として知られています。

その古いアパートに手を加え、レンガや剥き出しのコンクリートなどをそのまま活かしながらおしゃれに手を加えていったのがブルックリンスタイルの基本です。

そのため、ブルックリンスタイルにはDIYの要素や隠れ家的な要素が感じられます。古い素材の魅力はそのまま利用し、必要に応じて新しいものを加えた居心地の良さこそ、ブルックリンスタイルの魅力といっていいでしょう。

色と素材がもたらす居心地の良さ

色と素材がもたらす居心地の良さ

オフィスに必要なのは快適であること

オフィスに必要なのは快適であること

空間を作り上げていく中で外せない要素に、居心地の良さがあります。

それはオフィスであっても同じことです。むしろ、業務の効率を考るなら、いかに快適で働きやすいオフィスをスタッフに提供できるかは重要な課題ではないでしょうか。

デスクワークであれば、1日の中の8時間前後という長い時間をオフィスで過ごすことになります。眠る時間を除けば、自宅でくつろぐよりもオフィスで過ごす時間の方が長いかもしれません。

スタッフにとってオフィスは、1年のうちの大半を過ごす空間です。つまり、オフィス作りにとって大切なのは、いかに快適であるかを追求することにあります。

アースカラーで居心地の良さを作り出す

居心地の良い空間を作り出す要素の一つに色があげられます。「株式会社オーガスタ」のオフィスでポイントとなっているのが、ブルックリンスタイルの特徴といえるブラウンです。

ブラウンは伝統や歴史といった意味合いを持つカラーで、精神的に落ち着きを与えてくれる効果があります。また、ブラウンは継続という意味を持つカラーでもあり、事業が末長く続くという願いも込めています。

レンガや木材など、素材ごとに色調の異なるブラウンを用いることで、その場にいる人を柔らかく包んでくれるでしょう。

そして、ブラウンはアースカラーの一つです。大地や木材といったもともと自然にあるアースカラーは、穏やかな気持ちにしてくれる効果が得られます。

そのため、落ち着いた精神状態で業務を進めることができ、重要な決定が必要な場では冷静な判断ができるでしょう。「株式会社オーガスタ」のオフィスでは、ソファーにやや明るめのブラウンを入れて全体のアクセントにしています。

同じブラウンでもやや異なるトーンを使うことで、メリハリを持たせることが可能です。

実用性に優れた自然素材による快適空間

実用性に優れた自然素材による快適空間

「株式会社オーガスタ」のオフィスでまず目に飛び込んでくるのが、レンガと木材です。レンガは、見た目の雰囲気を和らげてくれる効果も期待できますが、実はそれだけではありません。

レンガは、粘土類を粉砕したものに砂などを混ぜて形成し、さらに乾燥させてから窯で焼き上げて作ります。耐熱性や断熱性だけでなく調湿効果も期待でき、湿度の高い日本の風土に合った素材の一つです。

ただし、壁全体に使用してしまうと圧迫感が出てしまうという難点があります。そこで、アクセントとして使い、空間を和らげる工夫が施されています。

木材は、日本人には馴染みの深い建材の一つで、木目を見ているだけで安心感が得られる人は多いのではないでしょうか。従来のオフィスといえば、どこか無機質な印象の素材を用いることが多いものです。

「株式会社オーガスタ」は、イベントのスタッフ管理や運営などを主な業務として行っていることから、あえてオフィスっぽさから離れたデザインが提案されています。

ドアや床などにダークなブラウンの木材を使うことで、隠れ家的なカフェやイベント会場のような雰囲気が作り上げられています。

照明とアクアリウムで作る「日常」

照明とアクアリウムで作る「日常」

自然に近い照明で「日常」を作り出す

明るさによる心理的効果を表すものに「クルーゾフの快適曲線」があります。

クルーゾフの快適曲線では光の色の度合いを色温度とし、人が快適だと感じる照度の範囲がわかるようになっています。クルーゾフの快適曲線を見ると、蛍光管など白色系の照明は明るいほど快適で活動的です。

しかし、その反面、明るすぎる照明は緊張感を誘ってしまい、どこか落ち着かない空間になってしまうこともあります。

クルーゾフの快適曲線によれば、人を穏やかな気分にしてくれるのは自然光に近い色の照明です。「株式会社オーガスタ」のオフィスには、自然に近い暖色系の照明を使用しています。

穏やかな明かりを使うことで脳の覚醒を抑制し、くつろいだ状態で業務を進めることができるでしょう。単にくつろぐことだけを目的にするなら、間接照明でもいいかもしれません。

しかし、オフィスである以上、書類などの見やすさも考慮する必要性が出てきます。そこで、照度をやや落とすことで必要な明るさを維持し、自然で日常に近い空間を作り出しているのです。

目にやさしいグリーンと水で安心感を演出

目にやさしいグリーンと水で安心感を演出

グリーンには健康や成長などのイメージがあり、見ることで安らぎや癒しなどを得ることができます。カラー別の効果でいえば、グリーンは寒色系でも暖色系でもなく、刺激を与えにくい中間色です。

「株式会社オーガスタ」のオフィスには、アクアリウムでグリーンを取り入れています。アクアリウムには癒し効果があるといわれており、空間に配置するだけでアクラセラピー効果が期待できます。

見ているだけで気分転換にもなりますし、水やグリーンのゆらぎを目にすることで、リラクゼーション効果も得られるでしょう。

グリーンは、ブルックリンスタイルの特徴の一つでもあります。落ち着いたブラウンを全体的に配色することで穏やかな空間を作り出し、さらにアクアリウムで安心感をプラスしました。

グリーンはアースカラーの一つであり、ブラウンとの相性も良好です。「株式会社オーガスタ」のオフィスは仕事をする空間という枠を超え、癒し効果のある隠れ家に行くようなワクワク感を大切にしてデザインされています。

他とは違う発想で業績をアップ!

オフィスデザインはどのようなものでもいいということではありません。企業の個性を大切にし、オフィスデザインに反映させる時代です。

他社とは違う発想のオフィスデザインは、スタッフのモチベーションにもつながります。内装の素材やカラー、照明など、一つひとつが業務に影響を与えるといってもいいでしょう。

自社に合ったオフィスデザインで迷ったときは、ぜひ相談してみてください。