2020.11.18 2021.01.06コラム
オフィス新設・移転で人気の千葉県内エリア5選!
オフィスの立地は、優秀な人材を惹きつけられるかどうかを左右する重要な要素ですが、一方で、まだ十分な収入がないベンチャー企業にとっては、都心のオフィスに入居して高額な賃料を支払うことをなるべく避けたいところです。そんな場合には、賃料と立地のバランスのよい千葉県内にオフィスを構えるのがおすすめですので、以下で詳しく見ていきましょう。
目次
抜群のアクセスの良さで人気の千葉市
千葉県内でも、多くのベンチャー企業がオフィスを構える人気エリアの一つが、県庁所在地である千葉市です。
千葉市の魅力とは
千葉市の魅力は、何といっても東京都心部へのアクセスが抜群に良いという点です。電車を使えば30分ほどで大手町や丸の内などに出ることができますし、車を使ってもそれほど移動に時間はかかりません。
また、県庁所在地であるだけに人口が多く、各種インフラが整っているというのも大きな魅力です。
インターネット社会だけに、あまりに地方にオフィスを構えて通信に支障を来すことになるのはベンチャー企業にとって望ましくありませんが、千葉市内であればそういった心配はまずないでしょう。
さらに、ベンチャー企業としてビジネスを営む上では、金融機関との付き合いも欠かせませんが、
千葉市内にはメガバンクから地方銀行に至るまで数多くの金融機関が本店や支店を構えていますので、都内にオフィスを構えるのとほぼ同等の利便性があるといっても過言ではありません。
ビジネスを営む上での環境が一通りそろっているため、あらゆる業種のベンチャー企業にとってオフィスを構えるのにおすすめのエリアであると言えるでしょう。
千葉のオフィスの賃料の相場
では、千葉市内のオフィスの賃料はどれくらいなのでしょうか。もちろん物件によって変わってくるため、一概には言えないのですが、
平均値を見てみると30坪以下の小規模なオフィスであれば坪単価が9,500円ほど、少し広めの100坪超のオフィスであれば7,000円ほどとなっています。
東京都心部の一等地の場合には、坪単価が20,000円前後するのを考えると、いかに千葉市内のオフィスの賃貸費用がリーズナブルであるかが分かるのではないでしょうか。
様々イベントが開催される幕張
次に取り上げるのは、千葉県内でも屈指のイベントスポットと知られる幕張です。
幕張の魅力とは
幕張の魅力は、何といっても、幕張メッセや千葉マリンスタジアムといった、様々なイベントが開催される大規模なイベント会場がエリア内に存在するという点です。
スポーツや企業の新商品の発表会をはじめとして、日本を代表する様々なイベントがこの地で開催されていますので、
その手のイベントに関連するビジネスを営んでいるベンチャー企業にとってはオフィスを構えるのに適した立地であると言えます。
また、幕張には、IT企業の出先機関が数多く存在しており、それに伴ってITベンチャーも多数進出しています。競争は激しいですが、それを勝ち抜いていければ東京進出も見えてきますので、
まずは地道に会社としての実力を身に着けたいと考えているITベンチャーの経営者の方は、幕張を拠点にしてみるのも良いかもしれません。
なお、幕張は中心部から少し離れると閑静な住宅街が広がっています。東京都内に比べると、地価もかなり割安となっていますので、一戸建てに住みたいと考えている社員にとっても働きやすい環境であると言えます。
幕張のオフィス賃料の相場
幕張のオフィスの賃料は、30坪以下の場合は坪単価が13,000円程度、100坪超になると10,000円程度というのが相場となっています。
千葉市内と比べるとやや高めですが、それでも東京23区よりはかなりリーズナブルです。人気の高さと利便性を踏まえると納得の水準ですが、
中心部から少し離れるとかなり賃料が下がってきますので、できるだけ賃料を安くしたい場合にはそういった場所を探してみるのも一案です。
意外と狙い目の柏・松戸
続いて紹介するのが、千葉県北部に位置する柏と松戸です。
柏・松戸の魅力とは
柏と松戸の魅力は、ほとんど都内に住んでいるのと変わらないアクセスの良さです。
特に、つくばエクスプレスが開業してからは、都内まで乗り換えなしにダイレクトで出られるようになりましたので、仕事で都心部のクライアント先を訪問する場合でも、30分以内で行くことが可能です。
また、柏については、「東の渋谷」という別名で呼ばれているように、駅前の賑わいは都内に引けを取りません。数多くの商業施設が存在していますので、アパレル系や飲食系のベンチャー企業がたくさんオフィスを構えているのです。
さらに、このエリアは、昔ながらの豊かな自然が残っていることでも知られています。仕事の合間に散歩をするだけでリフレッシュできる優れた環境ですし、
家族連れで生活をするにも不自由しませんので、社員の暮らしを考えるのであれば、ここにオフィスを構えておいてまず間違いはないはずです。
柏・松戸のオフィス賃料の相場
柏と松戸のオフィス賃料の相場は、30坪以内の場合の坪単価が約11,000円、100坪超の場合が13,000円弱程度です。
小さいオフィスの方が賃料が安いため、それほど広さが必要のないベンチャー企業にとってはオフィスを設けやすいエリアであると言えるでしょう。
他のエリアと同じく、この辺りも駅前の物件は相場よりも賃料が高めになっているという点には注意が必要です。
都内と変わらない環境を享受できる船橋・市川
なるべく東京都内に近いところにオフィスを構えたいのであれば、船橋や市川を選ぶのがよいでしょう。
船橋・市川の魅力とは
船橋や市川は、江戸川を挟んだすぐ西側に東京23区の一つである江戸川区があります。
そのため、オフィス新設やオフィス移転の場所としてこのエリアを選べば、ほとんど都内にオフィスを構えているのと変わらないように感じられるはずです。
実際、このエリアの主要な駅であるJR総武線の市川、本八幡、西船橋などの駅前には、オフィスビルが多数立ち並んでおり、多くのベンチャー企業がビジネス拡大に向けて事業を展開しています。
船橋・市川のオフィス賃料の相場
船橋や市川にあるオフィスの賃料相場は、30坪以下の場合も、100坪超の場合も坪単価がほぼ同じ11,000円となっています。
千葉県内で東京に最も近いエリアである割に、他のエリアと比べて賃料は割安ですので、意外と狙い目であると言えるでしょう。
都内に近い環境を享受しつつ、なるべく賃料を下げたいと考えているベンチャー企業にとっては、非常に適した立地なのです。
郊外が良いなら八千代
都会の喧騒から離れて自分たちのペースで仕事に取り組みたいというベンチャー企業には八千代が適しています。
八千代の魅力とは
八千代の魅力は、東京からそこまで離れていないにもかかわらず、自然あふれる環境が残されているという点です。
加えて、周辺にはアウトレットをはじめとした大規模な商業施設が点在しているため、生活するうえでそれほど不自由を感じることはありません。
近年では、リモートワークだけで仕事を完結できる機会も増えてきていますので、
特にIT系のようにわざわざ賃料の高い都会にオフィスがなくても仕事に支障を来さないようなベンチャー企業にとっては、八千代のような場所は非常に魅力的なのではないでしょうか。
八千代のオフィス賃料の相場
八千代にあるオフィスの賃料は、30坪以下の場合で坪単価が8,000円前後、100坪超の場合で6,000円前後というのが相場です。
これまでに紹介した4つのエリアと比べてもかなり安くなっていることが分かるのではないでしょうか。
賃料が安い割には、都心部までの移動時間は他のエリアに引けを取りませんので、コストパフォーマンスは抜群に優れたエリアと言えます。
ベンチャー企業にとって千葉県はオフィスを構えるのに適した場所
以上で見てきたように、千葉県内の人気のエリアは、いずれも東京都内への優れたアクセスを有するだけでなく、オフィス賃料の水準もリーズナブルとなっています。
ベンチャー企業がビジネスで成功するためには、オフィスの立地とコスト抑制が不可欠です。それら2つの要素を満たすことができる千葉県内はベンチャー企業がオフィスを構えるのに理想の場所と言えるかもしれません。
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