2021.07.14 2021.09.07コラム
オフィスの需要減少に合わせたサテライトオフィスの導入について
「サテライトオフィスって設けたほうが良いの?」
「サテライトオフィスを導入すると、どんな効果がある?」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・今の時代こそサテライトオフィスの導入が良いとされる理由
・サテライトオフィス導入の効果
これまで数多くのオフィス作りに携わった、TRUSTオフィス(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
先に冒頭の質問にお答えしましょう。
サテライトオフィスは、本社とは別の場所に本社と同じ機能を持ったオフィスを指します。
今の勤務状況や業務内容を踏まえて、何も支障がなければ導入を検討しても良いでしょう。
ここから先は『サテライトオフィスのもたらす効果を理解し、本当に自分たちの会社に必要か』を判断できるよう、解説していきます。
目次
- 働き方の多様化によるサテライトオフィスの需要増加
- サテライトオフィスが企業に与える効果
- サテライトオフィスが企業に与えること①:優秀な人材を確保しやすくなる
- サテライトオフィスが企業に与えること②:離職率を抑えられる
- サテライトオフィスが企業に与えること③:分散化によるリスクヘッジとなる
- サテライトオフィスが企業に与えること④:長期的なコスト削減につながる
- サテライトオフィスによる従業員への影響
- サテライトオフィスが従業員に与えること①:通勤時間を減らせる
- サテライトオフィスが従業員に与えること②:モチベーションを維持しやすくなる
- サテライトオフィスを設置する方法
- サテライトオフィスの設置方法①:シェアオフィス
- サテライトオフィスの設置方法②:コワーキングスペース
- サテライトオフィスの設置方法③:レンタルオフィス
- まとめ:サテライトオフィスはこの先も需要がある
働き方の多様化によるサテライトオフィスの需要増加
現代のオフィス事情としては「多様化されてきた働き方によって、サテライトオフィスが増えてきた」といっても過言ではありません。
テレワークにより出社率の低下や、ライフスタイルの変化とともに、サテライトオフィスの導入を検討する企業が増えてきました。
サテライトオフィスには2つのタイプに分けられます↓
[都市型サテライトオフィス]
・主に駅近にある
・営業が多い業種向け
・移動中の一時的な作業場として活用される
[郊外型サテライトオフィス]
・通勤沿線にある
・在宅勤務が難しい従業員向け
・本社と従業員の居住エリアの中間にある
サテライトオフィスが企業に与える効果
サテライトオフィスの導入は、企業の経営戦略にもなりえます。
その理由は、以下の効果が挙げられるからです↓
・優秀な人材を確保しやすくなる
・離職率を抑えられる
・リスクヘッジになる
・コスト削減になる
それぞれ解説していきます。
サテライトオフィスが企業に与えること①:優秀な人材を確保しやすくなる
サテライトオフィスを導入することで、地方にいる優秀な人材を確保しやすくなります。
本社周辺に住んでいる人材や本社まで通勤可能な人材に、限定する必要がなくなるためです。
採用できる人材の幅が大きく広がっていくことでしょう。
サテライトオフィスが企業に与えること②:離職率を抑えられる
サテライトオフィスを設けると、離職率が下がるとも言われています。
その理由は、出産、育児や介護などで離職を考える人材を、引き止められることにつながるからです。
従業員の住居に近い距離にサテライトオフィスを設ければ、通勤の手間が省けます。
通勤の手間が省ければ、育児や介護への時間も確保しやすくなるでしょう。
同時に地方面であれば、自然あふれる環境に身をおくことが多くなります。
従業員は、より豊かで、かつ心身ともに余裕が持てるライフスタイルを送れることでしょう。
サテライトオフィスが企業に与えること③:分散化によるリスクヘッジとなる
サテライトオフィスの導入は、企業としてのリスクヘッジにもつながります。
ここで言うリスクとは、災害時のことです。
本社機能が都市部にしかなかった場合、万が一大きな災害が起これば企業としての動きが停止してしまいます。
ですが、地方面にサテライトオフィスを設けておけば、企業としての被害が最小限に抑えられます。
災害時でも、いち早く事業を再開できるでしょう。
サテライトオフィスが企業に与えること④:長期的なコスト削減につながる
サテライトオフィスを設けると、長期的なコスト削減につながるともされています。
その理由は、おもに以下のとおりです↓
・離職率が下がるから
・賃料や光熱費などが安いから
・従業員の通勤コストを削減できるから
あるいは、サテライトオフィスでも、テレワークやフリーアドレスを導入すると、より効果的です。
デスクを減らし、オフィスの敷地面積を少なくすれば、その分のコストが浮くことになります。
サテライトオフィスによる従業員への影響
サテライトオフィスの導入で従業員に与える影響は、次のとおりです↓
・通勤時間を減らせる
・モチベーション維持につながる
それぞれお伝えしますね。
サテライトオフィスが従業員に与えること①:通勤時間を減らせる
先ほども触れましたが、サテライトオフィスを設けることで、従業員の通勤にかかる手間を減らすことにつながります。
従業員の住居に近い距離にサテライトオフィスがあれば、通勤時間も短くなり、満員電車に乗ることも少なくなるでしょう。
営業先とオフィス、あるいは家からオフィスの距離が近いと、従業員のストレス軽減にもなります。
そしてストレス軽減は、生産性が上がることにつながるのです。
サテライトオフィスが従業員に与えること②:モチベーションを維持しやすくなる
ということで、2つ目は、従業員の生産性やモチベーションが維持しやすくなる、という点です。
極論、サテライトオフィスの導入で、従業員は自由な時間を確保しやすくなるのです。
時間を有効活用できるということは、ライフワークバランスが整いやすくなります。
ライフワークバランスが整えば、仕事に対するストレスも減り、モチベーションが維持しやすくなります。
モチベーションが維持できれば、生産性も上がり、企業としての業績も良い方向に向かうことが期待できるでしょう。
サテライトオフィスを設置する方法
サテライトオフィスは、一般的に賃貸オフィスを借りる以外にも、3つの手段があります。
それが次のとおりです↓
・シェアオフィス
・コワーキングスペース
・レンタルオフィス
それぞれ解説していきます。
サテライトオフィスの設置方法①:シェアオフィス
1つ目は、シェアオフィスをサテライトオフィスとして活用する方法です。
おもにフリーアドレス制のスペースを、複数の利用者で共有することになります。
他企業との交流が生まれ、新しいビジネスチャンスが生まれる可能性もあるでしょう。
シェアオフィスであれば、コピー機や会議室も利用できるので、サテライトオフィスの導入にかかる費用も抑えられます。
サテライトオフィスの設置方法②:コワーキングスペース
2つ目はコワーキングスペースをサテライトオフィスとして利用する方法です。
システム自体は、シェアオフィスとあまり大きな違いはありません。
営業先への移動時や、一時的な作業をするのに向いているスタイルでもあります。
サテライトオフィスの設置方法③:レンタルオフィス
3つ目はレンタルオフィスです。
レンタルオフィスと、一般的な賃貸オフィスは異なります。
ここで言うレンタルオフィスとは、簡単に言いますと、”専用スペースがあるシェアオフィス”とイメージすると良いでしょう。
広いスペースにパーテーションで区切られていたり、あるいは個室、半個室タイプのものもあったりと、形態はさまざまです。
フレキシブルに利用できる点は、大きいなメリットと言えるでしょう。
サテライトオフィスを導入する目的を踏まえ、理想的なカタチを選ぶと良いですね。
まとめ:サテライトオフィスはこの先も需要がある
「サテライトオフィスって必要でしょうか」というお客様へ、企業と社員にもたらすサテライトオフィスの効果についてお伝えしてきました。
業種次第ですが、テレワークやリモートワークは今後も増えていくでしょう。
例え「コロナの不安が収まる状況になったとしても」です。
であれば、これまでと視点を変えていき、サテライトオフィスの設置を前向きに検討してみましょう。
新しい働き方に対応するべきは、従業員だけではありません。
企業そのものも、時代の流れに合わせた動きが求められるのだと心得ましょう。
「今までやってこなかったから」と躊躇するのではなく「今までやってこなかったからこそ」と、挑戦してみましょう。
経営戦略の1つとしてサテライトオフィスを活用できれば、自分たちだけでなく、地域や社会にも良い影響を与えられるかもしれません。
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