2021.07.19 2021.08.02コラム
アフターコロナで、働き方とオフィスの在り方はどう変わっていくのか
「アフターコロナのオフィスはどう在るべきでしょうか?」
「アフターコロナに向けて、今からできるオフィス作りのコツを教えてほしい」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・アフターコロナにおけるオフィスの考え方
・アフターコロナでの理想的なオフィスの作り方
これまで数多くのオフィス作りに携わった、TRUSTオフィス(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
先に冒頭の質問にお答えしましょう。
今からアフターコロナに向けて、”多様性”をキーポイントとしたオフィス作りを心がけると良いですよ。
理由は、働き方の多様化を受け入れることで、従業員の満足度が上がるだけでなく、企業への忠誠心や帰属意識が高まることが分かってきたためです。
「結果的に生産性UP、業績UPに直結するんだ」と、実感している企業も少なくありません。
だからこそ、多様性を踏まえたオフィス作りが、今後は求められると言えます。
ここから先は『アフターコロナを見据えて、オフィスのこれからあるべき姿』について解説していきますね。
目次
コロナで変わった働き方とは
テレワーク、在宅勤務、ABWなど、従業員が働く時間と場所を自由に選べる働き方が、浸透してきました。
テレワークが一気に普及した当初は、これ以上コロナの感染を広げないための、緊急時の対策に過ぎませんでした。
本来の「働き方改革」とは、次元が違っていたのです。
「テレワークはあくまで、緊急時の対策の1つ。コロナの不安がなくなったら元に戻るだろう」という声も少なくありませんでした。
ですが、コロナで変わった働き方は、これからは「こんな働き方もできる」と、一般的化されていくと考えられています。
「テレワークでも何ら業務に支障が無い、むしろ従業員のモチベーション維持や生産性UPを実感することが多くなってきた」と『働き方の多様化』と、認識されるようになってきたからです。
そのような中で企業に求められるのは、”多様に働ける環境作り”とも言えます。
テレワークでは、自宅の作業環境によって、生産性に差が出てしまうことも少なくありません。
本格的にテレワークを導入するのであれば、平等に生産性を是正するために、環境整備を整えなくてはならないのです。
たとえば
・IT関連機器の購入
・ワークスペース設置
・オフィス家具の購入
これらにおける金銭的なサポートも行うべきだという声も少なくありません。
同時に、オフィスそのものに対する考え方、在り方にも変化が見られているのだと理解しましょう。
アフターコロナの働き方に合わせたオフィスの理想
アフターコロナの働き方に合わせた、理想的なオフィスとは、以下を指します↓
・柔軟性があるか
・帰属意識を高められるか
・”個”を尊重し、成長を促すことができるか
それぞれ分かりやすくお伝えしていきますね。
アフターコロナでの理想的なオフィス①:柔軟性があるか
ここで言う柔軟性とは、2つの意味を持ちます。
1つは、レイアウトを変えられ、かつ働く場所を自由に選べる、といった”物理的な柔軟性”です。
そしてもう1つは、従業員同士の交流のための場、といった”居場所的な柔軟性”を指します。
レイアウトや働く場所の自由度を高めることは、テレワークやABWのような多様化した働き方に適しているからです。
業務内容に支障がなければ、自由に動ける空間作りを心がけましょう。
また、居場所的な柔軟性を保つべき理由は、オフィスそのものが、働くためだけの場所でなくなりつつあるからです。
フォーマルでもインフォーマルでも、従業員同士の交流の場としてオフィスを活用することが増えてくると言われています。
「〇〇さんが来るみたいだから、私もオフィスに行く」
「午前中は在宅勤務して、オフィスの休憩室でランチミーティングをしよう」
このように、新しいオフィスの使い方が浸透していくと理解しましょう。
テレワークの普及で、普段交流のない人とも、オフィスを通して気軽に会話ができる。
こうした交流そのものが、新しいアイデアやビジネスをひらめくキッカケにも成りえます。
社内の人々と触れ合うことで、刺激が得られます。
その刺激が、業務の推進力になることもあるのです。
アフターコロナでの理想的なオフィス②:帰属意識を高められるか
アフターコロナでは、オフィスを通して従業員の帰属意識が高まる空間作りが求められます。
分かりやすく言うと「この企業にいることで、働くこと以上の価値を感じられる」と、従業員に抱かせられるか、ということです。
究極のことを言えば、家のような穏やかさと居心地の良さを、オフィスにいることで従業員が感じられるか。
従業員が帰ってきたくなるような、温かい雰囲気を作り出せれば、従業員の帰属意識を高めることにもつながるでしょう。
これこそが、究極なる企業への帰属性とも言えます。
企業への帰属意識も高まれば、出社、仕事へのモチベーションも高まります。
生産性も上がり、企業としての業績も良い方向に進むことでしょう。
それほどまでに、従業員の帰属意識を高めることは、企業にとって重要なことなのです。
アフターコロナでの理想的なオフィス③:”個”を尊重し、成長を促すことができるか
本当の意味で理想的なオフィスとは、従業員一人ひとりがお互いに尊重され、かつ個が成長できる場であるべきと言えます。
なぜなら、オフィスという場は、ただ単におしゃれで居心地の良い空間であるだけでは、不十分だからです。
従業員が成長できる場があり、成長していることを実感できるか。
従業員一人ひとりに主体性を持たせ、自分で考えて行動させる環境を整えることが重要なのだと理解しましょう。
成長の場と機会を与えられるか、がオフィスには必要なのです。
アフターコロナの働き方に合ったオフィス作りのポイント
アフターコロナ向けに必要なオフィス作りのポイントをお伝えしていきましょう。
ポイントは、2つだけです↓
・機能性とデザイン性兼ね備える
・感染、衛生対策を徹底する
それぞれ解説しますね。
アフターコロナのオフィス作り①:機能性とデザイン性を兼ねたオフィス空間
アフターコロナに向けたオフィスは、機能性とデザイン性を兼ね備えたオフィス空間を目指しましょう。
業務に支障がないようシステムやレイアウトを配慮するのは必須です。
また、デザイン性をオフィス空間に取り入れることで、従業員同士の何気ない会話が生まれます。
フォーマルでもインフォーマルでもコミュニケーションを促進でき、新しいアイデアやイノベーションが創出されることも期待できますよ。
そのため、従業員の動きを中心にデザイン設計すると良いでしょう。
導線が意識されたオフィスデザインであれば、”偶発的なリアルなコミュニケーション”が実現できます。
アフターコロナのオフィス作り②:感染、衛生対策を抜かりなく
オフィスの中であったとしても、3密を避けられるような空間でなければなりません。
たとえ”アフターコロナ”であったとしても、まだまだ感染の不安が無くならないからです。
具体的には、
・時差出勤
・週休3日制
・換気設備を整える
・ローテーション出勤
・会議や面接のオンライン化
など、滞りなく実施できるような環境に整えていかなくてはいけません。
換気設備や通信環境を徹底的に整え、セキュリティ面も含め、今まで以上に配慮が必要になります。
アフターコロナの働き方に合わせたフレキシブルなオフィスを目指そう
働き方とオフィスの在り方は、今までよりも大きく変わっていきます。
オンラインを活用した会議や面接、コミュニケーションは今後ますます増えていくことでしょう。
3密を避けつつ、業務を進めていくためにも、これまでのオフィスのままではいけない、と感じる企業もどんどん増えていきます。
出社人数を減らすだけでなく、オフィスのレイアウトや内装を変えることがたびたび必要になるかもしれません。
だからこそ、オフィスの今後は、フレキシブルさと柔軟性がますます必要だと言えるのです。
まとめ:アフターコロナは働き方だけでなくオフィスの在り方も大きく変わる
「アフターコロナのオフィスはどうあるべきでしょう」というお客様へ、今後のオフィスの在り方と、考え方についてお伝えしてきました。
「テレワークの普及でオフィスはいらなくなる」という声も、確かに存在します。
ですが、オフィスは今後も重要な役割を持ち続けます。
理由は、オフィスに求められる機能や在り方が変化してきているからです。
従業員にとっても、企業にとってもより良いオフィスを作るためにも、柔軟性を持って取組むことが大切だと言えます。
色々とお伝えしてきましたが、アフターコロナに向けて、オフィスの内装を変えていくのは、不安がつきものです。
その不安を解消するには、その道のプロに聞くのが一番早い方法でもあります。
その道のプロとは、オフィスの内装作りや移転に強い施工会社を指します。
中でもTRUSTオフィスであれば、お客様の「こんなオフィスにしたい」を叶えられます。
お客様の考えや希望を一つ一つ汲み取っていけるからです。
これからオフィスの内装を変えるのに、はじめからきちんと計画を立てるのは、簡単ではありません。
ですが「こんな風にしたい」というお考えがあるのは理解できます。
TRUSTオフィスでは、その「こんな風にしたい」を、再現できるのです。
ぜひ一度、相談されてはいかがでしょう。
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