2021.08.16 2021.09.15オフィスデザイン
オフィスにスタンディングデスクは必要?メリットとデメリットを解説
「オフィスにスタンディングデスクを置きたい。どんなメリットがある?」
「スタンディングデスクを置くと、どんなデメリットがあるのか知っておきたい」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・スタンディングデスクのメリットとデメリット
・スタンディングデスクの選び方
これまで数多くのオフィス作りに携わった、TRUSTオフィス(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
先に冒頭の質問にお答えしましょう。
スタンディングデスクを置くことで、集中力がUPするとされています。
理由は「姿勢が良くなるから」「血流が良くなるから」と言われているためです。
一方で「疲れやすい」「却って集中しづらい」といった点も挙げられます。
こうした良し悪しがある点を踏まえて、スタンディングデスクの設置を検討すると良いでしょう。
ここから先は『スタンディングのメリットとデメリットを知り、本当に自分たちの会社に必要か』を判断できるよう、解説していきます。
お客様には「スタンディングの良し悪しについて理解している人」と、なっていただきますね。
目次
オフィスにスタンディングデスクを置くと、思わぬ効果が
スタンディングデスクとは、文字通り「立ったまま作業するためのデスク」です。
従業員のパフォーマンスUPの効果があることから、取り入れている企業が徐々に増えてきています。
作業するとき、ほとんどの場合デスクに座ることが多いでしょう。
ですが長時間座ったままでいる姿勢は、身体に良くありません。
下半身の血流が悪くなるため、健康リスクが上がってしまうとされています。
たとえば、腰痛やエコノミー症候群が分かりやすいのではないでしょうか。
「日頃から運動不足、仕事も座ったまま」といった状況が続くと、重い病気につながりかねません。
こうした中、スタンディングデスクを導入することは、従業員の健康を守るための施策として捉えられるでしょう。
スタンディングデスクのメリット
スタンディングデスクのメリットは、以下のとおりです↓
・集中力UP
・姿勢が良くなる
・肩こり、腰痛を予防できる
・運動不足の解消につながる
それぞれ詳しくお伝えしていきます。
メリット①:集中力UP
スタンディングデスクの効果で、集中力がUPするとされています。
集中力がUPする理由は、以下のとおりです↓
・血流が良くある
・適度な緊張感を保てる
・いつもと違う環境下での作業だから
立ったまま作業することで、程よい緊張感が保てます。
集中力を維持するためには、リラックスしすぎてもいけません。
適度に緊張感を持った中で作業することで、集中力が維持しやすくなります。
また、環境を変えることで、集中力がUPし、維持しやすくなるともされています。
普段座った状態で仕事をしていることが多いのであれば「立って作業する」というのは状況が変わりますよね。
「座って作業する」から「立って作業する」は、環境を変えることと同じです。
メリット②:姿勢が良くなる
立って作業することで、無意識に背筋を伸ばすことになります。
姿勢が良くなることで、猫背解消になりますね。
身体に負担のない姿勢を保つことで、疲れにくくなります。
結果、肩や腰への負担も減り、健康リスクも下げられることが期待できます。
メリット③:肩こり、腰痛を予防できる
スタンディングデスクを活用することで、肩こりや腰痛を予防できるでしょう。
座ったまま作業するよりも姿勢が良くなり、肩や腰への負担が減るからです。
立って作業することで、座ったままよりも適度に身体を動かせるようになります。
結果、血行が良くなり、肩こりや腰痛を予防できるように。
メリット④:運動不足解消になる
スタンディングデスクで作業することで、運動不足解消も期待できます。
”立つ”という姿勢を維持することで、足の筋力低下を防ぐことにつながるからです。
座ったまま作業すると、身体の重さを常にイスに預けていることになります。
すると、血流が滞り、筋力不足に。
一方、スタンディングデスクであれば立ったままの姿勢を保つことになります。
立つ姿勢を維持することで、足の筋力が使われます。
また、適度に軽い運動も行えるでしょう。
座ったままよりも、立ったままであれば適度にストレッチしやすくなります。
まったく身体を動かさない状態でなくなり、運動不足解消につながりやすくなるでしょう。
スタンディングデスクのデメリット
スタンディングデスクのデメリットについても理解しておきましょう。
デメリットは以下のとおりです↓
・足への負担がかかりやすい
・導入費用がかかる
以上2点について詳しくお伝えしていきますね。
デメリット①:足への負担
スタンディングデスクを長時間利用すると、ふくらはぎと太ももに負荷をかけ続けることになります。
負荷をかけ続けるのは、足腰に負担をかけるのと同じことです。
そのため、30分おき、あるいは1時間おきに座る、など、バランス身体を動かして作業していきましょう。
立った状態が長時間続くことは、身体にとって負担にもなります。
適度に足腰を休ませるためのデスクとイスも必要だと理解しておきましょう。
デメリット②:導入費用がかかる
スタンディングデスクを設置するための費用がかかる、という点は企業によってはデメリットになるかもしれません。
スタンディングデスクは、個人の背丈に適した高さでなければなりません。
適した高さでなければ、足腰に負荷がかかりやすくなってしまいます。
腰痛などの原因になりかねません。
従業員の背丈に合うよう調整できるデスクが望ましいので、調整可能な高機能なスタンディングデスクが求められます。
その分、スタンディングデスクを設置するスペースやコストがかかるのだと心得ましょう。
スタンディングデスクは、こう選ぼう!
スタンディングデスクは、以下のポイントを押さえて選びましょう↓
・デスクの高さを調節する機能があるか
・どうやってデスクの高さを調節するのか
・デスクは持ち運びしやすさか
それぞれについて分かりやすく解説していきます。
スタンディングデスクの選び方①:デスクの高さを調節する機能があるか
高さを調節できるタイプを選びましょう。
従業員一人ひとりの背丈に合わせるために必要な機能です。
高さが固定されているタイプですと、従業員によっては、使い勝手が悪いデスクとなってしまう可能性が高くなります。
あるいは、座って作業したくなった場合に、その場で低くできるデスクであれば、従業員も不便さを感じにくくなるでしょう。
そのため、高さの調整機能が備わったスタンディングデスクをオススメします。
スタンディングデスクの選び方②:どうやってデスクの高さを調節するのか
高さの調節方法も見ていくと良いでしょう。
スタンディングデスクの高さを調節するのに、3つの方法があります↓
・電動式タイプ
・ハンドル式タイプ
・ガス圧レバー式タイプ
それぞれの違いと特徴は以下のとおりになります↓
[電動式タイプ]
・費用高め
・電源が必要
・ボタン操作で高さを調節
[ハンドル式タイプ]
・費用低め
・大きく高さを変えたい場合には時間がかかる
・側面のハンドルを回して高さを調整するタイプ
[ガス圧式タイプ]
・費用は、電動式とハンドル式の間ほど
・レバー、あるいはペダルで高さを調節
・デスクの上にモノがあっても調整しやすい
業務内容、従業員の作業状況を見つつ予算に合わせて選んでいきましょう。
スタンディングデスクの選び方③:デスクは持ち運びのしやすいか
スタンディングデスクは「持ち運びしやすいか」も踏まえて選びましょう。
結論、キャスター付きのスタンディングデスクがオススメです。
調整できるスタンディングデスクは、一般的なデスクよりも重さがあります。
1人では到底運べません。
たとえば「レイアウトを変えたい」あるいは「大掃除をしたい」というとき、移動しづらいデスクですと、不便に感じてしまいます。
そのため、キャスター付きで、移動しやすいスタンディングデスクから選別していくと良いでしょう。
あるいは、机上タイプのスタンディングデスクも有効活用できます。
机上タイプとは、通常のデスクの上に設置するタイプのスタンディングデスクです。
比較的軽いので、持ち運びに不自由しません。
大型のスタンディングデスクを購入するよりも、コストを抑えられる点はメリットと言えますね。
通常のデスクの上に設置したままにするか、あるいは使わないときは取り外せばいいので、利便性も高いと言えるでしょう。
まとめ:オフィスにスタンディングデスクを取り入れてみよう
「オフィスにスタンディングデスクを設置するのって、アリでしょうか」というお客様へ、メリットとデメリット、押さえるべきポイントについてお伝えしてきました。
スタンディングデスクを設置することで、従業員のパフォーマンスUPに貢献できるでしょう。
スタンディングデスクを選ぶときは、機能性、利便性を重視する必要があります。
決して、見た目やデザインだけで選別することが無いよう注意していきましょう。
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