2020.10.20 2020.10.19オフィスデザイン
エントランスをショールーム化した戦略的オフィスデザイン
企業は生き物のように、その成長に合わせた姿となる必要があります。 そして、その姿を顧客に見せる場所がオフィスです。オフィスは働くだけの場所ではありません。 戦略的にオフィスデザインを取り入れることで、会社のブランド力やイノベーション力を顧客に訴求する場所でもあります。 下記では企業コンセプトに沿って、戦略的にデザインしたオフィスの例を紹介します。
目次
- オフィスデザインが持つ効果とは
- オフィスデザインで人の印象は変わるかもしれない
- 企業ブランディングに効果的
- モチベーションがアップする
- 企業の目標やコンセプト、TRUSTのオフィスデザインはそれらを形にする
- 企業情報と企業ミッション
- 依頼はオフィス移転がきっかけ
- オフィスデザインでこだわったポイント
- ショールームとしてエントランスを活用
- エントランス入り口はレンガ調
- ショールーム化は顧客の信用が得られる
- リフレッシュスペースやミーティングスペースの拡充
- パーティションの無いオフィススペース
- 穏やかな色調のリフレッシュスペース
- 必要十分な広さのミーティングスペース
- フレキシブルな空間の作成
- 従業員の増加を見据えたオフィスデザイン
- 提案力だけでなくスピードとアフターサポートも大事
オフィスデザインが持つ効果とは
近年では、オフィスデザインの効果に着目する経営者が多くなっています。
それはオフィスデザインがさまざまな効果を持っていて、従来の問題を解決する方策となる場合が少なくないからです。どのような効果が、オフィスデザインには期待できるのでしょうか。
オフィスデザインで人の印象は変わるかもしれない
人によっては、働く場所にこだわりを持たないかもしれません。
しかし、オフィスデザインは、快適性や機能性はもとより、人のイメージに影響を与えます。
人の印象は初対面で決まってしまうと言われるように、オフィスにどのような印象を持ったかによって、会社のイメージが決定されるかもしれません。
企業ブランディングに効果的
例えば、昨今では企業のブランド力が新しい経営資源として注目を集めており、ブランド力を高める方策は企業ブランディングと呼ばれています。
ブランド力は、ただ企業イメージを発信するだけでは作れません。企業のコンセプトを分析し、戦略的に方針を検討してできあがるものです。
そして、作り上げたブランドを発信する方法として、オフィスデザインの利用は非常に有効です。
ブランドをイメージしたオフィスデザインによって、言葉で説明せずとも視覚イメージで、ブランドを感じさせられるようになるからです。
モチベーションがアップする
快適なオフィスは、仕事のモチベーションを向上させます。
デザインが考慮されなかった時代では、オフィスはあくまで「働く場所」であって、「働きたい環境」や「働きやすい環境」はあまり重視されていませんでした。
しかし、快適で使いやすいオフィスは「仕事への積極性」や「会社への安心感」を使う者に与えます。また、考え抜かれたオフィスデザインは、人の印象に残りやすくなるので、他社との差別化が図りやすくなります。
企業の目標やコンセプト、TRUSTのオフィスデザインはそれらを形にする
オフィスデザインを作成するには、企業の目標と、デザインへの要望をはっきりとさせることが大切です。
企業の目標からデザインのコンセプトが作られ、その上で要望に適したオフィスデザインが練り上げられるからです。
企業情報と企業ミッション
オフィスデザインを依頼したAWL株式会社は、AIカメラソリューションの開発や提供をしています。
既存の防犯カメラをAI化し、デジタルサイネージやスマホを通しての防犯や業務効率化を手助けしている会社です。主な設備の提供先はリテールや商業施設です。
「店舗の未来を、切り拓く。」を企業ミッションとしています。
依頼はオフィス移転がきっかけ
業務拡大にともない移転プロジェクトが立ち上がったことがオフィスデザインを依頼するきっかけです。
オフィスの移転をするとともに、設備の拡充が必要になったからです。希望するレイアウトは各部署からヒアリングの上で決まりました。
オフィスデザインでこだわったポイント
このAWL株式会社がデザインで重視したのは、2つのポイントです。1つは「サービス内容を理解してもらう」ことです。2つ目に「快適さ」です。
スタッフが快適に業務に取り組める環境づくりを意識しています。くわえて、事業拡大した際にもデザインコンセプトが崩れないように、「人数が増える」ことに対応できるオフィスデザインが採用されています。
ショールームとしてエントランスを活用
AWL株式会社は、AIカメラを利用したサービスを提供しています。
その「サービス内容を理解してもらう」デザインにするためにはどのようにすればよいのでしょうか。最新の技術を伝えるには、実際に商品を見て、触って体感してもらうことが効果的です。
そこでサービス内容を体感できる空間として、エントランスをショールームのように構築しています。
エントランス入り口はレンガ調
イメージ戦略を構築する上で、オフィスデザインの素材選びは大切です。
レンガ調の壁で隠れ家的ながらぬくもりがある空間を演出しています。さらに、ランプ仕立ての柔らかい明かりを用意することで、優しさを感じられるエントランスになりました。
エントランスの内部は、床がヘリンボーン柄の板目模様で統一されています。天井をグレーに塗ることで落ち着いた上品な空間に仕上げています。
広くスペースを確保しているため、実際にAIカメラのシステムに触れながら商談することが可能です。
ショールーム化は顧客の信用が得られる
インターネットの発達した現在でも、実際に見て触れた商品がよく売れる傾向にあります。ショールーム化は、そのような人の心理に作用し、商談をスムーズに推し進めます。
特にIT業界では、目に見えないシステムやデータなどを取り扱います。そのため、安心して顧客が商品を利用するためには、サービスに対する信用が重要です。
スタッフが実際に働く現場をショールーム化すると、サービスを提供する人たちの言葉を直接聞けるので、商品に対する信用が増します。
リフレッシュスペースやミーティングスペースの拡充
オフィスデザインへの要望では「快適さ」が重視されています。
オフィスにおける快適さとはどのようなものでしょうか。快適なオフィスには「開放感」と「休憩できるスペース」が欠かせません。
パーティションの無いオフィススペース
そこで社員のワークスペースからパーティションを取り払い、どこからも窓が見えるようにしています。
このようなオフィスデザインを採用すると、ビル外部の空間が室内と一体に感じられるようになるため、窮屈さをあまり感じなくなります。
さらに、天井にあるパイプ類をあえてむき出しにするデザインが採用されました。このように配置することで、天井空間に余裕を生み出し、オフィスに開放感を作り上げています。
穏やかな色調のリフレッシュスペース
リフレッシュスペースはゆったりと落ち着けるように、生成り色と暖色系の配色をふんだんに使っています。
社内に良好な人間関係を築きあげるためには、コミュニケーションが欠かせません。そのため、社員同士が落ち着いて言葉を交わせるくつろぎの空間を、オフィスデザインによって演出しています。
オフィス空間は社員が多くの時間を過ごす場所です。働く意欲を維持するためにも、快適で安らぎを感じられる場所の確保は大切です。
必要十分な広さのミーティングスペース
コミュニケーションを取りやすくするには、リフレッシュスペースを確保するだけでは足りません。
機能的なミーティングスペースを確保することで、仕事にメリハリがつきやすくなり、コミュニケーションに活気が生まれます。コミュニケーションが良好な会社は、仕事へのモチベーションも向上します。
ミーティングスペースは、人との距離感を考えた上で、必要十分な広さの空間が用意されました。室内の印象が冷たくなりすぎないように、シーリングライトで穏やかな陰影をつけています。
フレキシブルな空間の作成
今後の企業展開によって従業員が増えた場合、適切なオフィスレイアウトに変更できなければ、「快適さ」が失われるかもしれません。
また、新規事業展開する際に、オフィススペースを分割できないと、仕事に支障をきたす場合があります。
そこで、「従業員の増加」に対応できるオフィスデザインが取り入れられました。
従業員の増加を見据えたオフィスデザイン
このオフィスデザインでは、執務室などがフレキシブルにレイアウト変更ができるようになっています。
例えば社員が働いているワークスペースは、パーティションで分割することで、新たなスペースが作れます。
提案力だけでなくスピードとアフターサポートも大事
企業イメージが重視される現在では、オフィスデザインは経営に欠かせない要素だといえます。
素晴らしいオフィスデザインにするには、企業コンセプトをしっかりと引き出せる提案力のある会社を選ぶことが大切です。
また、開業までのスピードや、アフターサポートがどれだけ充実しているかも会社選びの重要なポイントです。
オフィスデザインすることで今までのオフィスの内装はどんな形に生まれ変わるのかご興味はございませんか?
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