2020.10.29 2020.10.30オフィスデザイン
デザインがオフィスに与える効果とは?メリット・デメリット3例、事例を踏まえて解説
「オフィスデザインが従業員に与える効果を知りたい」このようなことを考えている企業も多いと思います。現代では、オフィスデザインを検討する企業が増えていますが、具体的にどのようなメリットがあるのか気になりますよね。 オフィスデザインをすることで、従業員へ様々な効果がかなり期待できますが、その反面デメリットとなることもあります。そこで今回は、オフィスデザインが従業員に与える効果について、メリット・デメリットを踏まえてわかりやすく解説します。 現在オフィスデザインを検討している企業や、今後検討したい企業にも参考になる記事となりますので、ぜひ一読ください。
目次
オフィスデザインとは
オフィスデザインとは、オフィスを新設や移転をする際に、デザイン性や機能性を配慮した内装をを設計することを言います。
現代の日本では、オフィスデザインを検討する企業が増えています。
求職者が職場に求める条件として”風通しの良い企業” ”おしゃれな内装のオフィス”などが挙げられます。企業がオフィスをデザインする理由は様々ですが、デザイン性や機能性を配慮することで、従業員が働きやすい環境を構築することができます。
例えば、社員のモチベーション向上に繋がり、従業員同士のコミュニケーション機会が増えることで、仕事の効率化に繋がります。また従業員だけでなく、外部から来る人にも、オフィスデザインの効果が影響します。
オフィスをデザインすることで、企業は多大な効果を得ることができるのです。
オフィスデザインが従業員に与える影響
オフィスデザインは従業員だけでなく、外部から来る人にも影響するので、慎重にコンセプトを決めることが重要です。
企業のコンセプトが固まることで、方向性を見失ったとしても、いつでもスタート地点に戻ってくることができます。
また企業に関わる人々が、同じ目標に向かって仕事を進めることもできます。
例えば、企業の売上が見込めず他の施策を打とうとするとき、途中で自社のコンセプトとズレが生じていることに気づく場合があります。
その際に、しっかりとしたコンセプトが決まっていれば、迷うことなくスタート地点に戻ることができます。そのため、オフィスデザインを検討する場合は、しっかりとコンセプトを掲げましょう。
オフィスデザインがもたらすメリット
オフィスデザインは企業に様々な影響をもたらします。主に会社にもたらす影響として上げられるのは、以下の3点が挙げられます。
1.オフィス内のコミュニケーション活性化 2.従業員のモチベーション向上 3.ブランドイメージ向上が挙げられます。
下記で一つずつ、解説していきます。
オフィス内にいる人たちのコミュニケーションが活性化する
オフィスデザインをすることで、オフィス内にいる人たちのコミュニケーションが活性化されます。人は新しい環境に身を置くと、心や体がリフレッシュされ、行動力が高まる生き物です。
例えば人は、綺麗な景色を観たときに心が癒されますよね。オフィスが新設されることも同様に、心が落ち着き、普段は交流することのない人々が会話をする機会も増えるでしょう。
従業員のモチベーションが向上する
オフィスデザインは、従業員のモチベーション向上にも繋がります。
新設や移転に伴い綺麗になったオフィスで働けるというのは、従業員にとってとても嬉しいこと。机の上が綺麗になっただけで、今日も頑張ろうと思えるのと同じで、オフィスが綺麗になることで、従業員のモチベーションが向上します。
オフィスデザインでブランドイメージが変わる
オフィスの内装は企業の顔とも言えます。オフィスの内装を変えるだけで、企業のブランドイメージを変えることができます。
例えば、赤色を基調としたデザインは前向きなイメージを与え、青色を基調としたデザインは落ち着きのあるイメージを与えます。
ブランドイメージは企業に関わる人だけでなく、外部から訪れる人々に影響するので重要になります。
オフィスデザインがもたらすデメリット
オフィスデザインをすることで企業全体に良い効果を得られるのは確かですが、悪い効果もあります。オフィスデザインを検討している企業は、しっかりとデメリットを理解した上でコンセプトを考えましょう。
内装工事に費用がかかる
当然ですが、オフィスデザインには費用がかかります。企業でDIYをすることができれば、費用を抑えることは可能ですが、現実的ではありません。オフィスデザインをプロに依頼するために、余裕のある計画を立てましょう。
オフィスデザインをプロに依頼した場合、費用相場はい可能ようになります。
・レイアウト設計に20万円から50万円
・設計管理に20万から40万円
・内装工事に100万円から500万円
・通信工事に200万円から400万円と言われています。
つまり、最低でも350万円の費用はかかると考えておきましょう。オフィスの新設や移転を検討されている企業は、計画に余裕を持つことをおすすめします。
内装デザインに慣れるまで時間がかかる
従業員には、新設されたオフィスに慣れるまでに時間がかかるという方もいるでしょう。新しい環境では、以前と同じ動きができなくなります。
「ミーティングの部屋はどこにあるのだろう」「上司の〇〇さんはどこにいるのだろう」というように従業員に不満を与えてしまいます。そのため、従業員ファーストで内装を設計することが大切になります。
移転時に工事が必要な場合がある
新設したオフィスから再びオフィスを移転する際に、そのオフィスを貸し出しているオーナーから修復をお願いされる場合があります。
オーナーとしっかりと話し合いを進めておけば、修復をする必要がない場合もありますが、契約をする前にしっかりと確認しておく必要があります。
オフィスの色味や空間の使い方
従業員に与える影響は、オフィスのデザインだけではありません。色味や空間が従業員に影響を与えることもあります。そのため、コンセプトに沿った色や空間の使い方を理解しましょう。
色味がもたらす効果
色は人に心理的な効果を与えます。色が持つ効果によって、人は様々な感情が湧き出ます。
赤色には、やる気を出させる効果があり、青色には落ち着きを与える効果があります。
また壁をデザインする際に、壁一面の色だけを変える”アクセントクロス”という方法があります。このように、色が人に与える心理的効果を理解して、企業のブランドイメージを崩さない選択をしましょう。
空間がもたらす効果
空間も色と同様に、人の感情や行動を促す効果があります。例えば、天井が高い環境ではアイデアが思いつきやすくなり、狭い部屋では集中力が持続するというような効果があります。
例えば、会議室の天井は高くする、個人スペースは仕切りで区切るなどの工夫をすることで、部屋に役割を持たせることできます。そうすることで、仕事効率が向上するオフィスを作ることが可能です。
観葉植物を設置しよう
観葉植物を使えば、簡単にオフィスをデザインすることができます。
一般住宅で観葉植物を置くのは主流ですが、オフィスに置くことも効果的です。
観葉植物には、オフィスの空気を綺麗にする効果があります。
また色の効果として、緑色の観葉植物は人にリラックス効果を与えます。観葉植物を置くことで、内装を綺麗に見せることができ、従業員にも良い効果をもたらすのです。
オフィスデザインの参考事例
エントランスに観葉植物を設置している事例です。外部から人が訪れる際に、まず目に入るのがエントランス。そこに観葉植物を置くことで、落ち着きのある企業のイメージを与えることができます。
こちらは派手な色を使わず、落ち着きのあるトーンでオフィスをデザインした事例です。海外のカフェを連想させる空間を創り出しています。
オフィスをデザインして新しい働き方を手にしよう
本記事では、デザインがオフィスにもたらす効果について解説しました。おしゃれだけでなく、機能性を配慮したオフィス作りが、企業に多大なメリットをもたらします。
オフィスデザインを検討している企業は、機能性を配慮したオフィスデザインを考えましょう。
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