2020.12.06 2022.06.24オフィスデザイン
おしゃれなオフィスをデザインするコツ!機能性と安全性も必要
オフィスの開設や移転、リニューアルのために、「おしゃれなオフィスをデザインしたい」「おしゃれさ以外に気をつけるポイントはあるか?」と検討されていませんか?デザインするコツを押さえないと、おしゃれなオフィスを実現できません。
そこで本記事で、おしゃれなオフィスをデザインする効果とコツを解説します。IDEALが手がけた施工事例やおしゃれさ以外に必要な要素についてもご紹介しますので、ぜひご覧ください。
目次
おしゃれなオフィスをデザインする効果
さっそく、おしゃれなオフィスをデザインする効果を解説します。今回は、おしゃれなオフィスとは「企業らしさが表現されたオフィス」や「時代の流れに合っているオフィス」などと捉えています。
従業員のモチベーションを高める
おしゃれなオフィスをデザインすると、まず従業員のモチベーションを高めます。従業員のモチベーションが高まれば、オフィス全体の生産性アップにつながります。
例えばカフェのようにおしゃれな休憩室を提供すれば、従業員が休憩時間にくつろぎやすくなります。また従業員のレクリエーション活動の場としてシアタールームや運動スペースなどを提供すれば、オフィスへの帰属意識を高めるきっかけが生まれます。
顧客に好印象を与える
次におしゃれなオフィスデザインは訪れた顧客に好印象を与えることで、売上を伸ばすきっかけを生みます。営業活動と同じように、オフィスデザインにおいても「第一印象」が大事です。
例えば収納棚や造作壁によって在庫が見えないように整理されて、内装デザインが統一されているおしゃれなオフィスなら、顧客に好印象を与えます。またエントランスに営業活動を紹介するパネルやLEDモニターをデザインすれば、来訪者にオフィスの魅力を紹介できます。
反対にエントランスや通路に無造作に荷物が積んであったり、ワークスペースが無機質なオフィスでは、雰囲気が暗くてだらしないと顧客に感じさせてしまう危険性があります。商談前から顧客の信頼を失わないように、営業の場であるオフィスのおしゃれさに気を配りたいです。
求職者へアピールできる
さらに求職者へアピールできることも、おしゃれなオフィスをデザインする効果です。オフィス環境は、求職者にとって応募条件の一つです。「おしゃれなオフィスで働きたい」と希望する求職者を意識しましょう。
求人への応募者が増えると、優秀な人材を採用できる可能性が高まります。さらにオフィスをおしゃれにリニューアルすれば、雇用している従業員の流出を防ぐ効果も期待できます。優秀な人材を雇用し続けることは、オフィスにとって長期的なメリットです。
おしゃれなオフィスをデザインするコツ
おしゃれなオフィスをデザインする効果を得るには、デザインするコツを押さえる必要があります。コツを押さえられないと、従業員にも顧客にも求職者にもオフィスの魅力を伝えにくくなりますので、ご注意ください。
オフィスのコンセプトを反映させる
オフィスをおしゃれにデザインするコツとして、まずはオフィスのコンセプトをデザインへ反映させてください。単なる外面的なおしゃれさだけではなく、オフィスのコンセプトが従業員や顧客、求職者に伝わると、ブランディングにつながります。
なるべく具体的にコンセプトを設計できると、オフィスデザインへ反映しやすくなります。漠然と「おしゃれなオフィス」ではなく、「森林の緑をイメージさせるおしゃれなオフィス」とコンセプトを表現できると、オフィス空間に必要な内装設備や配色を決めやすくなるからです。
また自社の主力事業をベースにして、コンセプトを設計しましょう。例えば環境事業を営むオフィスであれば、「森林の緑をイメージしたおしゃれなオフィス」がマッチします。しかしハイブランド商品を販売するオフィスなら、おしゃれさに高級感を加えてコンセプトを設計するとよいです。
オフィスの顔であるエントランスを工夫する
次に、オフィスの顔であるエントランスが第一印象を左右します。エントランスの壁紙や色合い、造作壁、看板などに工夫を凝らすことで、印象がよくなるばかりかブランドのアピールにもつながります。
特に顧客が最初に訪れるウェイティングスペースに気を配ってください。顧客がリラックスできるように暖かみのある照明を選んだり、ソファーを設置したりすることで、顧客が快適に過ごせます。
またエントランスから自社をアピールできるように、自社商品の実物展示や事業内容を説明する動画モニターをデザインしてもよいです。照明の当て方でエントランスの見せ方を変化させられます。
内装のレイアウトや色、素材にこだわる
またオフィスの内装は、レイアウトや色、素材によって大きく変わります。理想の内装をデザインするために、コンセプトに合わせて選びましょう。内装空間に統一感が生まれると、ブランディングにつながります。
まず什器や機器の配置を含めたレイアウトによって、オフィスのおしゃれさが変わります。エントランスからの動線を踏まえて、執務室や会議室の配置を検討してください。
またおしゃれなオフィスのベースカラーとしてグレーや白がマッチしやすいですが、コーポレートカラーや事業内容に合う色合いも取り入れてください。
さらに床や壁の素材も多岐にわたり、高級感のある大理石や温もりのある木目調などがおしゃれさを引き立てます。
アートや自然を取り入れる
さらにオフィスにアートや自然を取り入れると、おしゃれなオフィスを演出できます。理由は、オフィスのコンセプトや理念などを感覚的に表現できるからです。
例えばエントランスや商談室に壁面アートをデザインすると、空間に躍動感が生まれます。手書き風や3Dグラフィックなどのデザインによって、与える印象が変わります。
またオフィス空間に観葉植物やフェイクグリーンなどを飾ると、自然を感じさせます。植物が安心感やリラックス効果を与えてくれると、従業員の生産性や創造性の向上を期待できます。
おしゃれなオフィスデザインの施工事例
おしゃれなオフィスをデザインするために、施工事例を参考にしましょう。先ほどご紹介したデザインするコツを、どのように活かしてデザインすればよいのかをイメージできるからです。
ブランディングにつながる壁面デザイン
合同会社ファニプロ様は、遊び心がありブランディングにつながるオフィスとしてデザインされました。企業ロゴを壁面にデザインすることで、メッセージ性のある個性的なオフィスに仕上がっています。
白やベージュのベースカラーにコーポレートカラーのオレンジを取り入れて、オフィス家具をブラウン系に統一することで、全体的に温もりを感じさせるオフィスが演出されています。
フォトスポットとして利用できるエントランス
株式会社ノハナ様は、子育て中のパパママに嬉しいフォトブックなどのサービスを展開しているため、柔らかくて温かなオフィスをコンセプトにしてデザインされました。木の温もりを感じてもらえるように、グレーの床材と白の壁材に「ブラウンの什器や内装材」が取り入れられました。
またエントランスの壁にフォトブックを飾る棚を取り付けて、フォトスポットとして利用できるように工夫されています。内装空間をブランディングや広報活動の一部として活用できるオフィスデザインです。
ワクワクする体感型ショールーム
リノベ不動産様は、住宅リノベーション事業を展開されています。「見て。触って。感じる。」をコンセプトにショールームがデザインされて、リノベーションのヒントが詰め込まれています。
壁や床、天井、キッチン、什器などのリノベーションに必要な要素が内装空間に詰め込まれていますが、統一感のあるおしゃれさと温かさを感じさせます。来訪者にワクワク感を与えられるように、小屋型の木製ウェルカムアーチやネオンサインがデザインされています。
リラックスできるコミュニケーションスペース
株式会社シトラス様は、飲食店のプロモーションやコンサルティングを提供されています。オフィス移転に伴い働きやすいオフィスを目指して、コミュニケーションスペースや集中デスクがデザインされました。
コミュニケーションスペースのデザインは西海岸風で、おしゃれさを演出できるようにあえて単色のヘリンボーン貼り床が選択されました。またリラックスを感じてもらえるように、観葉植物を設置しました。
コーポレートミッションを表現した壁面アート
株式会社C-mind様は、カフェのようにリラックスできるオフィスをデザインするために、来客スペースを刷新されました。壁面アートによって、十人十色の個性を発揮して「世の中をフラットに。」というコーポレートミッションを表現しています。
楽器を持った人々が描かれた壁面アートは、オフィスのコンセプトである「Creative Mind」に基づいてデザインされました。アートでメッセージを伝えながら、おしゃれさが演出されている事例です。
「おしゃれさ」以外にオフィスデザインに必要な要素
オフィスデザインはおしゃれさ以外にも必要な要素があります。従業員が長い時間を過ごす場所ですので、機能性や安全性に配慮したオフィス作りが大切です。以下でオフィスデザインに必要な要素と、要素を取り入れるための具体的な方法を解説します。
機能性
おしゃれさだけではなく、オフィスデザインには機能性も必要です。オフィスの機能性は、従業員の作業効率に影響を及ぼすからです。例えばおしゃれな雰囲気にこだわって間接照明でオフィスを薄暗くしてしまうと、パソコン作業の効率を低下させる危険性があります。またオフィスの動線設計が良くないと、従業員の作業に悪影響をもたらします。
そこで安さや収納力だけでなく、従業員の使いやすさも考えてオフィス家具を選定してください。例えばデスクワークが多い従業員向けには、人間工学に基づいてデザインされたイスを導入してください。費用を抑える目的から安価な座面の硬いイスを購入すると、従業員がストレスや疲労を感じてしまう危険性があります。
他にもパーテーションを設置する際に防音性や遮音性の高い種類を選ぶことで、従業員が作業に集中しやすくなります。従業員の作業効率が向上するなら、機能的なオフィスをデザインする費用は先々を見越した利益になります。
安全性
おしゃれさと機能性に加えて、オフィスデザインには安全性も求められます。特に日本は大地震が発生しますので、オフィスで仕事をしている最中に災害に遭う場面が想定されます。大切な従業員を守るために、安全性の高いオフィスをデザインしてください。
安全性の高いオフィスデザインのポイントは、避難経路を確保することです。出入り口までの通路を広めにして、大きな什器や設備を設置しないでください。理由は地震が発生した際に家具が倒れて通路をふさぐ危険性を排除するためです。
避難経路付近に什器や設備を配置するなら、固定器具を使用して避難経路を確保しましょう。固定方法は床や壁の材質・工法によって異なりますが、アンカーボルトで固定する方法があります。
また新型コロナウイルスなどの感染症対策も必要です。リモートワークを導入する企業もありますが、オフィスに出社する従業員が安心して働ける環境を整えましょう。パーテーションでデスク周りを仕切ることで、感染リスクを下げられます。
加えてデスクの配置変更も、感染症対策になります。従業員同士が向かい合う配置は飛沫感染リスクがありますので、デスクを同じ方向に向けたり、互い違いに並べたりするようにしてください。
おしゃれなオフィスデザインで集客と売上を伸ばそう!
おしゃれなオフィスは従業員のモチベーションを高めるだけでなく、ブランディングや営業活動、採用活動にもつながります。集客と売上を伸ばせるように、機能性と安全性も考慮したうえでおしゃれなオフィスをデザインしましょう。なおご興味のあるタグをクリックして、関連記事も併せてご覧ください。
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