ロゴ

お気軽にご相談ください!

0120-390-865 受付時間:平日10:00〜18:00

NEWSお知らせ

2023.02.10オフィスデザイン

オフィスに天井をデザインするポイント!役割・種類・施工事例・工事費用

本記事で、オフィスに天井をデザインするポイントを解説します。オフィスにおける天井の役割や種類、施工事例、工事費用もご紹介します。オフィスの開業や移転、リニューアルなどを検討している方は、ぜひご覧ください。

オフィスにおける天井の役割

オフィスにおける天井の役割

オフィスの天井をデザインする前に、オフィスにおける天井の役割を確認しましょう。役割を正しく理解すると、オフィスの天井をデザインするときに役立ちます。

オフィスの機能性を高める

天井には、まずオフィスの機能性を高める役割があります。天井があることで空間の湿度や温度を調整でき、屋根裏からのホコリやチリなどの落下を防止できます。また天井の素材によっては、防音や防臭の効果を期待できる種類があります。

特に湿度や温度の調整は、オフィス内装空間の快適性を保つために欠かせません。温かい空気には高い場所に集まる性質があり、冷たい空気には低い場所に集まる性質があります。天井がなければ温かい空気が逃げてしまい、冬場にオフィス内装空間の暖かさを保てなくなります。

オフィスのコンセプトを表現する

次にオフィスのコンセプトを表現する役割も、天井には期待されます。天井はオフィス内装空間において広い面積を占めるため、天井の高さや配色で雰囲気が変化するからです。

コンセプトに基づいてオフィスの内装をデザインできると、従業員に企業理念を浸透させやすくなります。企業理念が浸透することで従業員の帰属意識が高まると、仕事へのモチベーションに好影響を与えます。

さらにオフィスの来訪者や求人応募者にも、内装デザインをとおして企業理念や事業内容などが伝わると、自社のイメージアップにつながりやすいです。空間の広い面積を占める天井のデザインによって、オフィス内外へ働きかけることができます。

オフィスの作業効率を上げる

またオフィスの天井には、作業効率を上げる役割もあります。天井の素材や配色、高さなどが、従業員の作業へ影響を与えるからです。例えば休憩室には温かみのある素材を選び、執務室には集中しやすい色味を採用することで、疲労回復や作業効率の改善を促します。

また低すぎる天井には圧迫感を感じやすく、高すぎると落ち着かなくなります。オフィスの用途や規模などに応じて、適度な高さの天井をデザインすることがポイントです。なるべくストレスを感じずに作業できるオフィスをデザインしましょう。

オフィスに施工できる天井の種類

オフィスに施工できる天井の種類

オフィスにおける天井の役割を確認したら、オフィスに施工できる天井の種類も確認しましょう。オフィスに施工できる天井の種類ごとに特徴を解説します。

スケルトン型

スケルトン型は、仕上げ材やクロスなどが施工されない配管やコンクリートがむき出しの天井です。デザイン性あるオフィスの内装空間にマッチします。

スケルトン型天井のメリットは、天井が高くなるため開放感がある点やデザイン性があり自由に設計できる点などです。おしゃれな天井をデザインできると、従業員のモチベーションアップにつながります。

一方でスケルトン型天井のデメリットは、天井が高いため保温性が悪い点や音が響きやすい点などです。天井の解体が必要になると工事の手間とコストがかかる点にもご注意ください。空調の効率や作業の集中力を保つ対策が必要になります。

在来型

在来型は、骨組みに仕上げ材(岩綿吸音板や石膏ボードなど)が張り付けられた吊り天井です。オフィスだけではなく、学校や病院などにも採用されている種類です。

在来型天井のメリットとして、価格がリーズナブルな点や空調や照明などの位置を自由に決められる点などが挙げられます。また音を吸収する機能があるため、集中して作業しやすい空間のデザインが可能です。

一方で従来型天井のデメリットとして、空調や照明などの位置を決めたら容易に変更できない点です。オフィスのレイアウトを変更するときは、空調や照明の位置を意識して什器やデスクを移動させければならない点に注意してください。

ライン型

ライン型は、空調や照明の設備と天井材が一体化してライン上に施工されるシステム天井です。空調や照明の設備がライン上に施工される点が特徴です。

ライン型天井のメリットは、均一に照明を照らせる点やレイアウトに合わせて空調や照明の間隔を決められる点です。均一にオフィスフロアを照らせるように照明の位置を調節できるので、作業効率の向上につながります。

一方でライン型天井のデメリットは、照明の向きを変えられない点や間仕切りを施工すると音が漏れやすい点です。天井材の形に沿って照明設備が埋め込まれるため、向きを変えられません。また天井裏が吹き抜けなので、パーテーションなどを施工したときに音が漏れやすいです。

グリッド型

グリッド型は、天井材のパネルが格子状に組まれて、仕上げ材や照明設備などがパネルの間に埋め込まれたシステム天井です。天井材と照明設備が一体化していないので、部分的に交換可能です。

グリッド型天井のメリットは、レイアウトを変更しやすい点や地震により天井材が落下しにくい点などです。またパネルが整然と並べられているため、見栄えが良いです。頻繁にレイアウト変更するオフィスフロアに適しています。

一方でグリッド型天井のデメリットとして、従来型より費用がかかる点や吸音性が低い点などが挙げられます。広さや高さのあるオフィス空間に施工すると、音が響きやすいです。内装デザインの予算を踏まえて、吸音対策を検討しましょう。

オフィスに天井をデザインするポイント

オフィスに天井をデザインするポイント

オフィスにおける天井の役割と施工できる天井の種類を踏まえて、天井をデザインするポイントをご紹介します。オフィスの用途や作業内容に適した天井をデザインしましょう。

オフィスのコンセプトに基づく

オフィスに天井をデザインするポイントとして、まずオフィスのコンセプトに基づいてデザインしましょう。「おしゃれな天井にしたい」「開放感を出したい」と漠然としたイメージでデザインすると、オフィスの業務内容や雰囲気に合わない恐れがあります。

そこでオフィスの理念や商品・サービスの魅力などに基づいて、「先進的な技術を追求するオフィス」などのコンセプトを決定しましょう。オフィスデザインのコンセプト設計について紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。

適切な天井高を選択する

次に適切な天井高を選択する点も、オフィスに天井をデザインするポイントです。演出したいオフィス空間の雰囲気に合わせて、天井の高さを決めます。

例えばオフィスの開放感は、フロア面積だけではなく、高さからも感じられます。いくらフロアが広くても、天井が低ければ開放感を感じにくいです。ただしアットホームな雰囲気を演出したい場合に、天井が高すぎると逆効果です。

特にエントランス・受付の天井高は、来訪者に与えるイメージを左右します。エントランス・受付が吹き抜けになっていると、開放感を出すことができます。オフィスのエントランス・受付の施工事例を紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。

機能性を考慮する

またオフィスの天井デザインにおいては、機能性も考慮してください。天井には、吸音性や防湿性、防火性などを備えた素材があります。

吸音性のある天井材を施工すれば、別階からの音が響かず、従業員が作業に集中しやすくなります。防湿性のある天井材なら、カビを防げて衛生的です。防火性に優れた素材には、火災の広がりを抑える効果が期待されます。

なお天井材に必要とする機能性を検討したうえで、予算に応じて選定してください。物件を賃貸する場合には、物件選びの段階で施工されている内装材を確認する必要があります。オフィス物件の探し方を紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。

内装全体と調和させる

そして内装全体と調和させる点も、オフィスに天井をデザインするポイントです。天井はオフィス空間の広い面積を占めるため、壁や床と調和していないと統一感を出しづらくなるからです。壁や床、天井の素材や配色などを調和させて、バランスの良い内装に仕上げてください。

例えばシックで落ち着いた印象のオフィスには、グレーやベージュなどのカラーを天井に取り入れます。温かみのある雰囲気のオフィスには、天然素材(木材や漆喰などを)や暖色の天井が適します。

オフィスの内装をおしゃれにデザインするポイントを紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。

オフィスの天井施行事例

オフィスに理想的な天井をデザインできるように、施工事例を調査しましょう。IDEALの施工した事例などを取り上げながら、天井のデザインポイントをご紹介します。

シックなスケルトン天井

シックなスケルトン天井

「QLデンタルメーカー株式会社」様は、セラミックスや歯冠修復補綴物にこだわりのある歯科抜工所です。エントランスからコミュニケーションスペースまでがシックな雰囲気になるように、黒色のスケルトン天井がデザインされました。空調機器や配管なども黒色にまとめられています。

また天井の黒色とは対照的に、床や壁にはブラウン系の古材やタイルが施工されています。内装全体が調和するように配慮されたデザインです。

ゾーニングされた従来型の天井

ゾーニングされた従来型の天井

「いいオフィス豊見城by iiO」様は、沖縄のシェアオフィスです。沖縄の自然を感じさせるように植物の装飾や植栽が設置されており、従来型の天井が施工されました。

約140坪の広さがあるオフィスフロアは視覚的にゾーニングされており、ゾーンごとに異なる天井材や床材がデザインされています。例えばデスクが配置されたエリアには、温もりを感じさせるように木目調の天井材や床材が施工されました。

おしゃれな内装に馴染むライン天井

おしゃれな内装に馴染むライン天井

「株式会社イオシス」様は、スマートフォンやPCのリユースや買取、販売をされています。おしゃれな内装に馴染むように、全フロアに同じテイストのライン天井がデザインされました。エントランスやワークスペースなどの用途や利用人数を考慮して、必要な長さと間隔の照明が施工されています。

オフィスフロア全体が白を基調にデザインされており、天井も白色です。特に壁に白レンガが施工されているため、模様のないシンプルな天井材が選択されました。

清潔で開放的なグリッド型の天井

清潔で開放的なグリッド型の天井

「株式会社JTOWER」様は、社会的意義のある事業を創り出すことを目標に通信インフラシェアリング事業を行う企業です。清潔で開放的なオフィスとなるように、白いグリッド型の天井がデザインされました。

グリッド型を採用したことで、デスク配置に合わせて照明が埋め込まれています。またオフィス空間の統一感を出せるように、内装と什器の色が揃えられています。

オフィスの天井工事費用

オフィスの天井工事費用

予算内に理想的な天井を実現できるように、天井工事費用の相場と費用をご確認ください。工事費用の節約方法もご紹介します。

費用相場

オフィス内装の天井工事費用の相場として、数万〜数十万円かかります。ただし工事する天井の種類や素材、物件の規模などによって、工事費用は変動します。

費用の内訳

下表に、オフィス天井工事費用の内訳をまとめました。

内訳費用の相場
天井の解体費1千~2千円/㎡
ボードやクロスの施工費1千~2千円/㎡
塗装費1千~2千円/㎡
内窓の施工費5万~10万円/箇所

施工済の天井をリフォームするなら、まず解体工事が必要です。解体する天井の種類や広さにより解体工事費用は異なり、廃材処分費もかかります。

またスケルトン天井の施工には、天井材を解体したうえで照明・空調設備などの施工が必要です。施工前の状態によって費用が異なりますので、業者に見積もりを出してもらいましょう。

費用の節約方法

オフィス天井工事費用の節約方法として、まず居抜き物件を選ぶと、前借主が残した内装や設備を利用できます。オフィス内装デザインのコンセプトに近い天井のデザインなら、追加の工事費用がかかりません。ただし天井材が劣化している場合には、修繕費がかかります。

また天井材のメーカーやグレードを検討すると、天井工事費用を節約できます。デザインや機能性などを比較して、なるべく安く天井材を調達しましょう。オフィス専門の内装業者にデザインから工事まで依頼することで、手数料や相談の手間を省くこともできます。

さらに補助金・助成金を活用できれば、天井工事費用を抑えられます。補助金・助成金ごとに、申請条件が定められています。オフィスのリフォームに活用できる補助金・助成金を紹介していますので、併せてご覧ください。

オフィスに理想的な天井をデザインしよう!

IDEALはオフィスのコンセプト設計から物件探し、内外装のデザイン・工事、資金調達までのワンストップソリューションをご提供しています。

オフィスの開設や移転、リニューアルをご検討の際には、ぜひご相談ください。また下のタグをクリックして、オフィスデザインなどの関連記事もぜひご覧ください。