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2023.02.23  2023.03.09オフィスデザイン

オフィスをレイアウトするポイント!変更する流れ・寸法・おしゃれな事例

本記事で、オフィスをレイアウトするポイントを解説します。レイアウトを変更する流れや基準となる寸法・おしゃれなレイアウト事例もご紹介します。オフィスの開業や移転、リニューアルなどを検討している方は、ぜひご覧ください。

オフィスのレイアウトを変更する流れ

オフィスのレイアウトを変更する流れ

デザインしたオフィスを工事しても、事業内容の変更や社会情勢の変化などに応じてレイアウトを変更する必要がなります。そこでオフィスのレイアウトを変更する流れをご紹介します。

なお新たに開設するオフィスの設計については以下の記事にまとめてありますので、併せてご覧ください。

レイアウト変更の目的を明確にする

まずレイアウト変更の目的を明確にしてください。目的が明確でないと、オフィスの課題解決につながらないからです。働きにくさを感じる箇所などを洗い出し、現状の課題を改善できるレイアウトに変更しましょう。

例えば作業の動線を見直したい場合は、収納家具やデスクの配置を変更すれば改善が見込まれます。従業員同士のコミュニケーションを活性化したい場合は、フリーアドレス(各従業員の座席を固定化しないで、作業や内容に応じて選べる座席配置)を導入する方法があります。次の記事も併せてご覧ください。

オフィスフロアをゾーニングする

次にオフィスフロアをゾーニングします。ゾーニングとは、オフィスフロアに執務室や会議室、休憩室などのゾーンを振り分ける作業です。セキュリティレベルに応じて、来客が入れる共用ゾーンや従業員が利用する業務ゾーン、限られた従業員のみが入室できるゾーンなどを区別しましょう。

例えば応接室の配置は、来客に手間をとらせないようにエントランス付近が理想的です。一方で重要書類の保管場所やサーバー室などの配置は、来客や一般の従業員が簡単に入れない場所が適しています。

動線を設計する

ゾーニングをした各部屋に対して、動線を設計しましょう。各部屋の用途と明確化したオフィスレイアウトの目的(業務の効率化や従業員のストレス緩和など)に合わせて、動線を検討してください。

例えば執務室内の業務効率化を図る場合は、従業員がスムーズに移動できる動線を設計します。各デスクからアクセスしやすい場所に、利用頻度の高いコピー機や収納棚などを配置します。

従業員のストレスを緩和させたいなら、執務室から気軽に休憩室や食堂などへ移動できる動線を設計したり、執務室内にもちょっとしたブレイクタイムを取れるスペースを配置したりしましょう。

スケジュールを調整する

オフィスフロアのゾーニングと動線設計に基づいて、レイアウト変更のスケジュールを調整してください。専門業者に依頼する場合は、希望するレイアウト変更日を調整する必要があります。荷物の移動などの企業側が行う事前準備を確認して、ゆとりのあるスケジュールを組みましょう。

またレイアウト変更中は、オフィスを通常通りに使用できません。事前に従業員に知らせて、業務の進捗を調整させる必要があります。一時的にオフィスの移転が必要な場合は、取引先や顧客などにも告知が必要です。

レイアウト変更を実施する

予定日までに事前準備を整えたら、レイアウト変更を実施します。業者にレイアウト変更を依頼している場合は、立ち会いが必要です。チェックリストを作成しておき、希望通りに変更されているかを確認しましょう。

レイアウト変更後には、オフィスの課題解決につながっているかの確認が必要です。最初に定めたレイアウト変更の目的(従業員が働きやすいオフィス、コミュニケーションの活性化されるオフィスなど)の達成具合を評価しましょう。

オフィスをレイアウトするポイント

オフィスをレイアウトするポイント

オフィスのレイアウトを変更する流れを押さえたうえで、オフィスをレイアウトするポイントをご紹介します。オフィスの規模や業務内容によってレイアウトは異なりますが、多くのオフィスに共通するポイントがあります。

オフィスのコンセプトに基づく

オフィスをレイアウトするポイントとして、まずオフィスのコンセプトに基づく点が挙げられます。企業のブランディングや従業員のモチベーション向上などにつながるからです。事業の分野や従業員の働き方などを考慮して、オフィスのレイアウトを決めましょう。

例えば従業員同士で支え合う企業風土を目指すなら、気軽に会話できるコミュニケーションスペースをレイアウトします。また社外の人も利用するエントランスに、自社で取り扱う商品やサービスを紹介するディスプレイやデジタルサイネージなどを設置すれば、ブランドイメージをアピールできます。

オフィスデザインのコンセプト設計についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

レイアウトの基準となる寸法を把握する

次にレイアウトの基準となる寸法を把握する点も、オフィスをレイアウトするポイントです。オフィスの座席には働きやすさの基準となる寸法があり、通路には安全のために法的な基準が定められています。

したがって基準となる寸法を把握したうえで、オフィスフロアをレイアウトしてください。オフィスレイアウトの基準となる寸法について、後ほど詳しくご紹介します。

収納家具を活用する

また収納家具を活用する点も、オフィスをレイアウトするポイントです。書類の種類や使用頻度などに応じて収納家具にまとめておくと、従業員の作業動線が複雑になりません。さらに収納家具の中身が分かりやすいようにラベリングしておくことで、業務効率が上がります。

ただし秘密文書や個人情報の管理には、ご注意ください。次の記事でオフィスに収納家具をレイアウトするポイントを詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

座席配置のパターンを把握する

座席配置のパターンを把握する

そしてオフィスをレイアウトするポイントとして、座席配置のパターンを把握しましょう。エリアや業務内容などによって適切な座席配置のパターンが異なるからです。

例えば執務室の代表的な座席配置のパターンは、対向型(従業員が向かい合うパターン)や同向型(デスクを同じ向きに配置するパターン)です。オフィスの執務室をデザインするポイントについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

また会議室の代表的な座席配置のパターンとして、対面型(テーブルを横一列にしてイスを並べるパターン)などが挙げられます。オフィスの会議室の座席配置について詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。

リフレッシュスペースをレイアウトする

さらにリフレッシュスペースをレイアウトする点も、オフィスをレイアウトするポイントです。リフレッシュスペースをレイアウトすると、従業員の満足度やコミュニケーション、創造力など高める効果を見込めます。

オフィスの休憩室をデザインするポイントについて詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。

プライバシーに配慮する

オフィスをレイアウトするポイントとして、プライバシーに配慮にしましょう。プライバシーが配慮されていないと、従業員が業務に集中できない恐れがあるからです。パーテーションや棚などを活用して、視線や騒音などを遮る方法があります。

なおオフィスのおしゃれなパーテーションデザインについて詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

適した業者を選ぶ

なお適した業者を選ぶ点も、オフィスをレイアウトするポイントになります。各業者から見積もりを取ったうえで、次の観点から比較しましょう。

特に内装工事が必要な場合は、実績と併せて工事完了後のアフターフォローを確認しておきましょう。オフィス内装業者の選び方を紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。

オフィスレイアウトの基準となる寸法

オフィスレイアウトの基準となる寸法

オフィスをレイアウトするポイントとして、レイアウトの基準となる寸法を把握する点をご紹介しました。そこで廊下や通路、ワークスペースの基準となる寸法を詳しくご紹介します。

廊下の幅

まずオフィスの廊下の基準となる寸法として、建築基準法と労働安全衛生法に廊下の幅が定められています。また消防法には避難経路の確保が定められています。

各法令を遵守したうえで、定められた幅以上になるようにオフィスの廊下をレイアウトしなければいけません。次の記事でオフィスの廊下のデザインについて詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

執務室の通路・座席の幅

次に執務室の通路・座席の幅に関しては、法的な基準となる寸法は定められていません。したがってオフィスの業務内容やフロア面積などによって、通路・座席に必要な幅は異なります。

そこで参考として、執務室の通路・座席の幅に対する目安を下表にまとめました。

通路・座席の特性目安
一人が歩行できる通路80cm前後
二人がすれ違える通路150cm前後
車イスが通れる通路100cm前後
一人が座るイス50cm前後
前後に開閉する収納家具50cm前後

上表の目安を参考にして、例えば「デスクを背中合わせに並べた通路」をレイアウトするなら、最低でも一人が通れる通路の幅(80㎝前後)と二人分のイスの幅(50㎝前後×2)を足して180㎝前後の幅が必要です。

なお業務効率だけではなく、災害時に安全に避難できるように、通路をオフィス家具などで塞がないようにレイアウトしましょう。

一人当たりのワークスペース

一人当たりのワークスペースの基準となる寸法として、従業員1人当たりの気積(空気の容積)が10㎥以上と労働安全衛生法に定められています。天井高を2.5m程度とすると、従業員1人当たりに床面積が4㎡以上必要です。

参照:e-Gov法令検索「労働安全衛生規則」第600-603条 

またデスクサイズ(120cm×70cm程度)と椅子の可動域(50cm×80cm程度)を考慮すると、デスク1台につき約2㎡程度が必要です。デスク作業をメインとするオフィスでは、広めにワークスペースを取って従業員が働きやすい広さを確保しましょう。

なおオフィスフロアにデスクの台数を増やしすぎると、一人当たりのワークスペースが狭くなり、作業しづらくなる点にご注意ください。

オフィスのおしゃれなレイアウト事例

理想的なオフィスをレイアウトできるように、オフィスのおしゃれなレイアウト事例を調査しましょう。IDEALの施工事例を取り上げながら、オフィスをレイアウトするポイントが活かされている点をご紹介します。

コミュニケーションの取りやすい執務室のレイアウト

コミュニケーションの取りやすい執務室のレイアウト

「株式会社真面目」様は、映像を使った新たな体験を提供する企業です。コミュニケーションの取りやすいオフィスをレイアウトできるように、執務室の座席配置に対向型が取り入れられています。また開放感な会議室を演出できるように、ガラスパーテーションでゾーニングされています。

なお内装空間はホワイトをベースにデザインされており、爽やかなブルーがアクセントカラーとして配置されています。集中力を高める効果と空間を広く見せる効果を期待して、ブルーが取り入れられました。

少人数用ワークスペースのレイアウト

少人数用ワークスペースのレイアウト

「アラームボックス株式会社」様は、企業のリスク管理にフォーカスしたサービスを展開する企業です。リモート会議や商談などに活用できるように、オフィスフロアに少人数用のワークスペースがレイアウトされています。プライバシーが保護され作業に集中できるように、各スペースにドアが設置されています。

また内装空間は白をベースにデザインされ、グレーの壁や木材の建具などが施工されています。コーポレートカラーのオレンジが、アクセントとしてイスやドアに配色されています。

顧客がリラックスできる待合室のレイアウト

顧客がリラックスできる待合室のレイアウト

「法律事務所あかつき」様は、悩みを抱えた顧客が相談に訪れやすい空間を目指す法律事務所です。顧客がリラックスできるように、待合スペースが広めにレイアウトされました。温かみのある木目調の建具屋壁紙が施工され、ソファが設置されており、おしゃれなカフェのような空間です。

一方で個人情報を扱う執務室は、オフィスの奥にレイアウトされています。従業員が集中しやすいように、ホワイトやベージュなどの落ち着いた配色が施されています。

限られた空間を活かしたレイアウト

限られた空間を活かしたレイアウト

「株式会社Widsley」様は、カスタマーサポートやコールセンターなどに特化したクラウドアプリケーションやAI開発を提供する企業です。限られた空間を活かしてオフィスフロアをレイアウトできるように、照明や床材によってゾーニングされています。

また会議室内のスペースを確保するために、ホワイトボードシートが貼られています。従業員がのびのびと働ける環境を目指して、開放感のあるスケルトン天井やガラスの仕切りが採用されています。

透明性と開放感のあるエントランスのレイアウト

透明性と開放感のあるエントランスのレイアウト

「株式会社H2」様は、ITソリューションやWebマーケティングなどの事業を営む企業です。オフィスの透明性や開放感を演出できるように、エントランス付近に会議室やリフレッシュスペースがレイアウトされました。エントランスのガラスドアを通して、来訪者がオフィス内の様子を確認できます。

また開放感を演出できるスケルトン天井が施工されています。従業員数の増減があっても対応しやすいように、可変性の什器が選ばれ、必要に応じてレイアウトを変更可能です。

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