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2024.10.24  2024.09.15オフィス経営

オフィスによるSDGsの取り組み!メリット・注意点・事例を紹介

本記事で、オフィスによるSDGsの取り組みを解説します。またオフィスでSDGsに取り組むメリットや注意点、事例もご紹介します。オフィスの開設や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

オフィスでSDGsに取り組むメリット・デメリット

オフィスでSDGsに取り組むメリット・デメリット

オフィスによるSDGsの取り組みを計画する前に、メリット・デメリットを確認しておきましょう。メリット2点(ビジネスチャンス・ブランディング)とデメリット2点(コスト・既存事業への阻害)をご紹介します。

ビジネスチャンスにつながる

まずオフィスでSDGsに取り組むメリットとして、ビジネスチャンスにつながります。SDGsに取り組むために新たなパートナーとの取引を始めたり、新しい商品・サービスを開発したりすることで、事業の規模や範囲が広がるからです。

SDGsの取り組みが社会的な評価を受けて、資金調達がしやすくなったり、投資先に選ばれたりすれば、さらに事業の規模や範囲を拡大できます。オフィスによるSDGsの取り組み事例については、後ほどご紹介します。

ブランディングを展開できる

またオフィスでSDGsに取り組むメリットとして、ブランディングを展開できます。SDGsの取り組みが社会的な評価を受けるほど、ステークホルダー(株主や経営者、従業員、取引先、顧客など)に好印象を与えられるからです。

ブランド力が高まれば、資金調達や商品・サービスの販売、従業員の採用などがしやすくなります。SDGsの取り組みによるブランディングの展開により、従業員のモチベーションアップも可能です。

コストがかかる

しかしオフィスでSDGsに取り組むデメリットとして、コストがかかります。従業員にSDGsの取り組みを説明する時間的なコストや新規事業を立ち上げる金銭的なコストなどが必要です。

したがって費用対効果を試算したうえで、SDGsの取り組みを始める時期や範囲などを検討しましょう。取り組みやすい内容から始めたり、徐々に頻度や範囲を広げたりすることも重要です。

既存事業が阻害されやすい

さらにオフィスでSDGsに取り組むデメリットとして、事業展開が阻害されやすいです。SDGsの取り組みのために新規事業を立ち上げたり、既存事業の内容や方法を変更したりすることで、事業展開が阻害される場合があります。

そこで収益性や効率性も考慮したうえで、SDGsの取り組みを計画しなければなりません。オフィスの取り扱う商品・サービスに適した取り組みから始めたり、従業員や取引先、消費者からの理解を得たりする活動も必要です。

オフィスによるSDGsの取り組み

オフィスによるSDGsの取り組み

メリット・デメリットを踏まえたうえで、オフィスによるSDGsの取り組み(健康経営と柔軟な働き方の推進、省エネ対策、職場環境の整備、ユニバーサルデザイン・防災対策、再エネの導入、エコ製品の使用、ペーパーレス化・緑化)も確認しましょう。

目標3の取り組み「健康経営」 

まず健康経営が、オフィスによるSDGsの取り組みとして挙げられます。オフィスの健康経営(従業員の健康管理に関する取り組み)は、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」に貢献する活動です。

参照元:日本ユニセフ協会「SDGs17の目標」

オフィスの健康経営を実現させるためのポイントは、快適性やコミュニケーション、休憩・気分転換、運動、食事、清潔、健康意識などです。健康経営オフィスを実現する流れをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

目標5の取り組み「柔軟な働き方の推進」

次に柔軟な働き方の推進も、オフィスによるSDGsの取り組みです。介護・育児休業や短時間勤務、リモートワーク、サテライトオフィスなどは、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」に貢献します。

参照元:日本ユニセフ協会「SDGs17の目標」

そこで柔軟な働き方を推進する際には従業員の要望を調査したうえで、適した方法を導入しましょう。オフィスを改革する流れやフレキシブルオフィスについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

目標7の取り組み「省エネ対策」

それから省エネ対策も、オフィスによるSDGsの取り組みです。LED照明や高機能空調・換気設備などにより、SDGsの目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」に貢献します。

参照元:日本ユニセフ協会「SDGs17の目標」

省エネ対策を検討する際には、オフィスにおける現状のエネルギー消費の実態を把握するために、省エネ最適化診断を実施しましょう。オフィス省エネ対策の方法とポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

目標8の取り組み「職場環境の整備」

また職場環境の整備も、オフィスによるSDGsの取り組みです。カフェスペースやグリーン、レイアウト変更などにより、SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」に貢献します。

参照元:日本ユニセフ協会「SDGs17の目標」

オフィスの職場環境を整備する際のポイントは、動線の設計や変更するタイミング、プライ橋の配慮などです。オフィスのカフェスペースやグリーン、レイアウト変更についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

目標11の取り組み「ユニバーサルデザイン・防災対策」

続いてユニバーサルデザイン・防災対策も、オフィスによるSDGsの取り組みです。スロープやピクトグラム、バリアフリートイレ、防災マニュアルなどにより、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」に貢献します。

参照元:日本ユニセフ協会「SDGs17の目標」

そこで周辺環境や従業員、取引先等に応じて、オフィスのユニバーサルデザインと防災対策を検討しましょう。オフィスのユニバーサルデザインや防災対策についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

目標13の取り組み「再エネの導入」

さらに再エネの導入も、オフィスによるSDGsの取り組みです。ソーラーパネルの設置や電気料金プランの変更などにより、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」に貢献します。

参照元:日本ユニセフ協会「SDGs17の目標」

例えばソーラーパネルを設置する方法には、敷地内と敷地外があります。オフィスの立地や規模などに応じて、適した方法を選択しましょう。

参照元:環境省「はじめての再エネ活用ガイド(企業向け)」(10ページ)

目標14の取り組み「エコ製品の使用」

そしてエコ製品の使用も、オフィスによるSDGsの取り組みです。エコバッグ・マイ箸の推奨やプラスチック製品の排除などにより、SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」に貢献します。

参照元:日本ユニセフ協会「SDGs17の目標」

オフィスで利用できるエコ製品には、事務用品やOA機器だけではなく、サービス(配送・印刷・害虫駆除など)や災害用品、自動車などもあります。オフィスの業務内容や取り扱う商品・サービスなどに応じて、エコ製品を選択しましょう。

参照元:エコ商品ねっと 環境情報データベース「『買う』から始めるエコ 」

目標15の取り組み「ペーパーレス化・緑化」

なおペーパーレス化・緑化も、オフィスによるSDGsの取り組みです。電子帳簿の保存やデジタルサイネージ、植栽、壁面緑化などにより、SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」に貢献します。

参照元:日本ユニセフ協会「SDGs17の目標」

なおペーパーレス化はオフィスのDX(デジタル技術によるオフィスの働き方や商品・サービスなどの変革)を推進し、緑化によりバイオフィリア(人間が生命および生命に似た過程に対して関心を抱く生得的傾向)を取り入れられます。

オフィスでSDGs達成に取り組む際の注意点

オフィスでSDGs達成に取り組む際の注意点

オフィスでSDGsの取り組みを展開できるように、注意点も押さえましょう。そこで4点の注意点(予算の確保と目標の設定、従業員へのヒアリング、人材の採用・研修)をご紹介します。

予算の確保

まず予算の確保が、オフィスでSDGs達成に取り組む際の注意点として挙げられます。オフィスの環境整備や再エネ設備導入、ペーパーレス化などの取り組みには、予算の確保が必要です。

予算の確保が難しい場合には、補助金・助成金(IT導入補助金や働き方改革推進支援助成金

など)を検討しましょう。SDGsの取り組みにも活用できる補助金・助成金をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

目標の設定

次に目標の設定も、オフィスでSDGs達成に取り組む際の注意点です。SDGsには、17の目標が定められています。オフィスの事業内容や従業員の要望、周辺環境などに応じて、取り組むSDGsの目標を設定しましょう。

参照元:日本ユニセフ協会「SDGs17の目標」

設定した目標を達成できるように、取り組みの内容や方法、評価の指標なども検討しなくてはなりません。既存事業への弊害を抑えつつ、ビジネスチャンスの拡大やブランディングの展開につなげましょう。

従業員へのヒアリング

それから従業員へのヒアリングも、オフィスでSDGs達成に取り組む際の注意点です。SDGsの取り組みから成果を得られるように、担当する従業員から要望や具体策などをヒアリングしましょう。

ヒアリングを実施することで、従業員に当事者意識を抱かせたり、主体的な取り組みを促したりできます。取り組みを評価・改善するためには、取り組み前だけではなく、取り組みの最中や事後のヒアリングも必要です。

人材の採用・研修

そして人材の採用・研修も、オフィスでSDGs達成に取り組む際の注意点です。SDGsの取り組みに対してモチベーションの高い人材を採用したり、知識・技能を保有する人材を育成する研修を計画したりしましょう。

なお人材の採用率や定着率を高めるためには、オフィス環境を整備しなくてはなりません。採用活動に適したオフィスを工事する際のポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

オフィスによるSDGsの取り組み事例

注意点に気をつけながらオフィスによるSDGsの取り組みを展開できるように、参考となる事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(健康経営と働きやすい環境環境、ユニバーサルデザイン、ペーパーレス化、森林保全)をご紹介します。

健康経営のオフィス

まず「アクシスコンサルティング株式会社」は、健康経営でSDGsの取り組みを展開する企業です。「人を育てるオフィス」をコンセプトに、従業員が健康的に効率的に働ける職場環境が整備されています。

具体的にはオフィスフロアにABWが導入され、集中作業スペースとコミュニケーション・リラックススペースに分かれています。採光や照明などにも配慮している健康経営の事例です。

参照元:

PR TIMES「東京本社のオフィスを健康経営やSDGsを取り入れた『人を育てるオフィス』へリニューアル|アクシスコンサルティング株式会社」

アクシスコンサルティング株式会社「東京本社のオフィスを健康経営やSDGsを取り入れた『人を育てるオフィス』へリニューアル」

働きやすい職場環境が整備されたオフィス

次に「新潟ボンド工業株式会社」も、SDGsの取り組みを推進している企業です。オフィスには、働きやすい職場環境が整備されています。健康経営や残業時間削減、休暇・休業取得、短時間勤務制度、離職率低下、キャリアサポート、女性管理職などの取り組みです。

以上の取り組みが認められ、新潟市から働きやすい職場づくり推進賞が授与されました。働きやすい職場環境の整備だけではなく、環境への配慮や地域への貢献などの取り組みも推進しているSDGsの取り組み事例です。

参照元:

新潟ボンド工業株式会社「SUSTAINABILITY」

新潟市「令和5年度新潟市働きやすい職場づくり推進企業表彰」

ユニバーサルデザインのオフィス

それから「いいオフィス和歌山 by Office Cloud 9」のオフィスには、ユニバーサルデザインが取り入れられています。車イス利用者も利用できるように、バリアフリートイレやスロープなどが施工されたオフィスデザインです。

ユニバーサルデザインだけではなく環境にも配慮されており、オフィスに地元産木材や再エネが活用されているSDGsの取り組み事例です。空港やビーチに近い立地で、ワーケーションに適しています。

参照元:

PR TIMES「南紀白浜空港から徒歩5分、白浜ビーチまで車で5分でワーケーション!環境に配慮したユニバーサルデザインコワーキングスペース『いいオフィス和歌山 by Office Cloud 9』オープン|株式会社いいオフィス」

株式会社いいオフィス「いいオフィス和歌山 by Office Cloud 9」

ペーパーレス化されたオフィス

続いて「富士フイルムBI山形株式会社」も、SDGsの取り組みを推進している企業です。庄内オフィスにはデジタルツール・システムが導入され、ペーパーレス化されています。通信回線とパソコンだけで、従業員が仕事を進められます。

ペーパーレス化に併せてフリーアドレスも導入され、従業員が業務内容や気分に応じて好きな座席を選べます。環境への配慮だけではなく、業務効率を高めるSDGsの取り組み事例です。

参照元:

富士フイルムBI山形株式会社「新たに庄内オフィスが完成しました。」

山形放送「業務のデジタル化をサポート 新オフィスが鶴岡市に完成 フリーアドレスやペーパーレス化など」

森林保全に貢献するオフィス

そして「WWFジャパン」は、環境保全団体です。FSC®プロジェクト認証を取得することで、オフィスデザインによっても森林保全に貢献しています。内装空間には、FSC®認証を取得した木材や壁紙などが施工されているからです。

オフィスの内装工事前から、FSC®認証を取得したコピー用紙などを利用してきました。環境保全の方法を示しながら、事業内容に適した形でSDGsの取り組みを展開した事例です。

参照元:

朝日新聞「賃貸オフィスで『持続可能な森林管理』認証取得 オフィスを訪ねて【2】WWFジャパン」

WWFジャパン「新事務所で森を守る国際認証『FSC®プロジェクト認証』を取得」

オフィスによるSDGsの取り組みを検討しよう!

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