2024.08.06 2024.07.06オフィスデザイン
採用活動に適したオフィスデザインとは?メリット・流れ・ポイント・事例を紹介
本記事で「採用活動に適したオフィスデザインとは?」という疑問にお答えするために、メリット・流れ・ポイント・事例などをご紹介します。オフィスの開設や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
採用活動に適したオフィスとは?基本情報を紹介
そもそも採用活動に適したオフィスとは、どのようにデザインされているのでしょうか?そこで採用活動に適したオフィスの基本情報(求職者や従業員のニーズ、必要なスペース、メリット、デメリット)をご紹介します。
求職者や従業員のニーズ
まず採用活動に適したオフィスをデザインするために、求職者や従業員のニーズを把握しましょう。以下の調査によると、企業選びで重視するオフィスの条件として「レイアウトや機能が充実した快適なオフィス」が挙げられています。
特にデザイン性の高さや個人用スペースの充実が、求職者や従業員にとって魅力的なオフィス環境です。求職者や従業員のニーズに応えられるように、採用活動に適したオフィスのデザイン・工事を計画しましょう。
参照元:
ザイマックス総研「首都圏就活生の企業選びに関する意識調査2024」
HRpro「企業選びで「オフィス環境」を重視する就活生は8割以上。新卒採用に向け各社が行う「環境整備」は?」
PRTIMES「イトーキ中央研究所、働く人の意識と職場環境満足度向上要因をまとめた「働き方とオフィス2024」を公開」
必要なスペース
次に採用活動に適したオフィスには、集中スペースやリフレッシュスペース、カフェスペースなどが必要です。求職者や従業員のニーズとして、個人用スペースの充実が挙げられています。
参照元:
ザイマックス総研「首都圏就活生の企業選びに関する意識調査2024」
HRpro「企業選びで「オフィス環境」を重視する就活生は8割以上。新卒採用に向け各社が行う「環境整備」は?」
PRTIMES「イトーキ中央研究所、働く人の意識と職場環境満足度向上要因をまとめた「働き方とオフィス2024」を公開」
メリット
それから採用活動に適したオフィスをデザインするメリットは、求職者の増加や従業員のモチベーション向上やブランディングなどです。ニーズに応えて個人用スペースを充実させることで、従業員のモチベーション向上や求職者の増加を期待できます。
また機能性とデザイン性の高いオフィスでブランディングを展開すれば、企業イメージの向上につながります。オフィスのブランディングを成功させるポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
デメリット
しかしコストの負担や事業への悪影響などは、採用活動に適したオフィスをデザインするデメリットです。オフィスに個人用スペースを充実させるためには、改装工事や移転のコストがかかります。
オフィスの改装工事や移転に伴い、事業に悪影響をもたらすリスク(一時的な休業や業務内容の変更など)があります。事業展開に悪影響を与えないように、改装工事や移転を計画しましょう。
採用活動に適したオフィスをデザインする流れ
基本情報だけでなく、採用活動に適したオフィスをデザインする流れも確認しましょう。5点(コンセプトの設計とテイストの選択、動線設計・ゾーニング、レイアウト、設備・機器・什器の選定)に整理してご紹介します。
コンセプトの設計
まず採用活動に適したオフィスをデザインするために、コンセプトを設計しましょう。コンセプトとは、オフィスデザインのテイストや方向性などを表現した言葉です。明確なコンセプトを設計することで、オフィスデザインがしやすくなります。
求職者や従業員のニーズを踏まえて、オフィスデザインのコンセプトを設計しましょう。オフィスデザインのコンセプトを設計するコツについて詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
テイストの選択
次に設計したコンセプトに基づいて、採用活動に適したオフィスデザインのテイストを選択しましょう。コンセプトに合うテイストを選択することで、統一感のあるオフィスをデザインしやすくなります。
オフィスデザインのテイストには、モダンやナチュラル、スタイリッシュなどがあります。テーマやコンセプトとの違いやオフィスデザインにおけるテイストの種類などをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
動線設計・ゾーニング
それから採用活動に適したオフィスデザインのテイストだけではなく、動線設計とゾーニングも検討しましょう。オフィスの動線設計は、業務効率やコミュニケーション活性化に影響します。
設計した動線に基づいて、オフィスに必要なゾーン(執務や会議、休憩など)を配置します。オフィスをゾーニングする手順をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
各スペースのレイアウト
続いて採用活動に適したオフィスデザインの動線設計とゾーニングに合わせて、各スペースをレイアウトします。特に求職者や従業員のニーズに応えるためには、個人用スペース(個室やリフレッシュスペース、カフェスペースなど)を充実させましょう。
オフィスをレイアウトする際には、廊下の幅や座席の間隔などにご注意ください。オフィスレイアウトの基準となる寸法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
設備・機器・什器の選定
そして各スペースをレイアウトする際には、採用活動に適したオフィスに必要な設備・機器・什器を選定します。各スペースに適した空調設備や通信機器、照明器具などを選びましょう。
設備・機器だけではなく、デスクやソファ、収納棚などの什器も必要です。オフィスで利用される什器を選ぶポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
採用活動に適したオフィスを工事する際のポイント
デザインする流れと併せて、採用活動に適したオフィスを工事する際のポイントも確認しましょう。8点(予算の確保と物件の選定、清潔感・快適性、エントランス、休憩室、執務室、機能性、個室)を取り上げます。
予算の確保
まず予算の確保が、採用活動に適したオフィスを工事する際のポイントです。オフィスの改装工事や移転に必要な予算を確保できなければ、採用活動に適したオフィスをデザイン・工事できません。
ただし必要な予算は、オフィスの規模や従業員数などによって異なります。予算を確保したうえで、計画的に改装工事や移転を進めましょう。なおオフィスの内装工事費用についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
物件の選定
次に物件の選定も、採用活動に適したオフィスを工事する際のポイントとして挙げられます。オフィス物件の立地や広さ、間取りなどは、求職者の応募数やモチベーションなどに影響します。複数路線が通っている駅が最寄りだと、従業員が通勤しやすいです。
従業員数や業務内容などに応じて、オフィス物件の広さや間取りなども検討しましょう。オフィス物件を選ぶときのポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
清潔感・快適性
また清潔感・快適性も、採用活動に適したオフィスを工事する際のポイントです。求職者にとって魅力的なオフィス環境を提供できるように、清掃しやすい内装材を選んだり、適した台数の空調・換気設備を施工したりしましょう。
特にトイレの清潔感と快適性は、ブランディングや従業員のモチベーションなどに影響します。オフィスのトイレをデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
エントランス
それからエントランスも、採用活動に適したオフィスを工事する際のポイントです。エントランスは、求職者の抱くオフィスの第一印象を左右します。求職者の興味・関心を集められるように、おしゃれなエントランスをデザイン・工事しましょう。
例えばブランドロゴやコーポレートカラーを取り入れたり、展示スペースをレイアウトしたりすれば、オフィスの魅力をアピールできます。オフィスのエントランス・受付をデザインするときのポイントについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
休憩室
続いて休憩室も、採用活動に適したオフィスを工事する際のポイントです。求職者や従業員が求めるニーズ(個人用スペースの充実)に応えるために、おしゃれで快適性の高い休憩室が求められています。
そこで休憩室に対する従業員の要望を調査したうえで、フロア面積や設備・機器・什器の種類などを決めましょう。オフィスに休憩室をデザインする際のポイントについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
執務室
そして執務室も、採用活動に適したオフィスを工事する際のポイントです。一般的なオフィスにおいて、従業員は勤務時間の大半を執務室での仕事に費やします。デザイン性と機能性の高い執務室をデザイン・工事しましょう。
執務室の座席レイアウトには、対向型や同向型、背面型、ブース型、クロス型などがありますので、オフィスに適したレイアウトを選びます。各レイアウトの特徴をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
個室
さらに個室も、採用活動に適したオフィスを工事する際のポイントです。個室では、個人作業に集中できたり、Web会議を実施できたりします。求職者や従業員のニーズ(個人用スペースの充実)が高いです。
オフィスに設置できる個室の種類には、造作壁の完全個室やパーテーションの半個室、可動式ブースの半個室などがあります。オフィスに個室をレイアウトする際のポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
機能性
なお機能性も、採用活動に適したオフィスを工事する際のポイントです。働きやすい環境を整備して優秀な人材を獲得できるように、機能性の高い設備・機器・什器やツール・システムなどを導入しましょう。
例えばIT技術(IoTやAIなど)が導入されたスマートオフィス化を推進すると、業務効率化と働きやすい労働環境の実現につながります。スマートオフィス化を推進する際の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
採用活動に適したオフィスの施工事例
ポイントを押さえて採用活動に適したオフィスを工事できるように、施工事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(職場の雰囲気をアピールと働きやすい労働環境、社風を伝えられる、クリーンで温かなテイスト、開放的でおしゃれ)を取り上げます。
職場の雰囲気をアピールするオフィス
まず「株式会社クオレガ」様は、飲食店専門の人材紹介事業を展開している企業です。職場の雰囲気をアピールできるように、「働く雰囲気を感じとれるような見通しのよいオフィス」をコンセプトに、本社を移転されました。
来訪者との面談が多いため、エントランスにはボックス席がレイアウトされています。職場の雰囲気をアピールできるように、執務室や会議室を見渡せる窓が施されたエントランスのデザインです。
働きやすい労働環境を整備したオフィス
次に「QLデンタルメーカー株式会社」様は、セラミックスの歯冠修復補綴物を製造する歯科技工所です。採用力の強化を目指して、働きやすい労働環境を整備できるように、オフィスを移転されました。
白を基調とした明るい技工室には、作業しやすいように一台一台加工されたデスクが設置されています。おしゃれなエントランスとコミュニケーションスペースをデザインできるように、古材やタイルなどが施工されています。
社風を伝えられるオフィス
また「ナレッジスイート株式会社」様は、営業支援システムを展開している企業です。採用力の強化を目指して、社風を伝えられるオフィスが施工されました。企業の誠実さや信頼感を表現できるように、エントランスの内装デザインはホテル調のテイストです。
従業員がリラックスしながらも作業に集中できるように、執務室の内装デザインはカフェテイストです。12人用の造作テーブルや座り心地の良いイスなどが配置さされています。
クリーンで温かなテイストのオフィス
それから「株式会社For A-career」様は、人材紹介などの事業を展開している企業です。採用力の強化につながるように、クリーンで温かなテイストのオフィスを目指して、淡い色合いのペールトーンや木目・レンガ調の壁紙が施工されました。
コミュニケーションを活性化させ、風通しの良い社風を表現できるように、間仕切りの少ないオフィスの開放的なレイアウトです。
開放的でおしゃれなオフィス
なお「株式会社 H2」様は、 ITソリューションやWEBマーケティングなどの通信関連事業を展開している企業です。事業拡大と新卒採用に力を入れていくために、開放的でおしゃれなオフィスを目指して移転されました。
開放的でおしゃれなオフィスとなるように、黒色のスケルトン天井や古材加工の壁、デザイナーズインテリア(シャンデリア)やオブジェなどが施工されています。シャンデリアとオブジェは社名を示しているアイキャッチです。
採用活動に適したオフィスをデザインしよう!
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