2024.07.20 2024.07.25ニュース
オフィスに施工できるブラインドの種類と価格!メリット・デメリットや注意点・事例
本記事で、オフィスに施工できるブラインドの種類と価格をご紹介します。またオフィスにブラインドを施工するメリット・デメリットや注意点・事例も解説します。オフィスの開設や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
オフィスのブラインドに関する基本情報
オフィスにブラインドを施工する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、施工しやすくなるからです。それではオフィスにブラインドを施工する目的やロールスクリーンとの違い、メリット・デメリット、工事の流れをご紹介します。
目的
まずオフィスにブラインドを施工する目的は、採光量の調節やプライバシーの確保などです。窓から入る日差しが適切でなければ、従業員が仕事に集中しづらくなります。また従業員が休憩したり、個人情報を取り扱かったりする際には、外部からの視線が気になります。
そこでオフィスにブラインドを施工すれば、細長い羽根(スラット)の角度を調節して、採光量の調節やプライバシーの確保が可能です。各部屋の用途や方角に応じて、ブラインドを施工しましょう。
ロールスクリーンとの違い
次にオフィスに施工するブラインドとロールスクリーンの違いは、構造や耐久性などです。ブラインドは、細長い羽根(スラット)の角度を調節して、採光量の調節やプライバシーの確保ができます。木製や金属製のブラインドなら、布製のロールスクリーンよりも耐久性があります。
一方のロールスクリーンは、スクリーンの上げ下げによって、採光量の調節やプライバシーの確保ができます。一般的にポリエステル製や布製のため、木製や金属製のブラインドよりも耐久性が低いです。
メリット・デメリット
それからオフィスにブラインドを施工するメリットは、業務効率やモチベーションの向上などです。ブラインドで採光量の調節とプライバシーの確保ができれば、従業員が業務に集中したり、リラックスしたりしやすくなります。
しかしメンテナンスのコストや風による雑音などは、オフィスにブラインドを施工するデメリットです。ブラインドの細長い羽根(スラット)には、ホコリや雨による汚れが付きやすく、風が当たると雑音を発生しますので、後ほどメンテナンスについてご紹介します。
工事する流れ
そしてオフィスにブラインドを工事する流れも押さえましょう。
- 目的を明確にする
- 業者に相談する
- 種類や場所を決める
- 計画通りに施工する
- 定期的にメンテナンスする
ブラインドの種類や場所を決める際には、オフィスデザインのコンセプトに基づきましょう。オフィスデザインのコンセプトを設計するコツをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
オフィスに施工できるブラインドの種類と価格
基本情報を押さえたところで、オフィスに施工できるブラインドの種類と価格も確認しましょう。7種類(縦型と横型、手動型と電動型、金属製・布製・自然素材)をご紹介します。
縦型
まず縦型ブラインドは、細長い羽根(スラット)が地面と垂直に付いている種類で、バーチカルブラインドとも呼ばれます。横型ブラインドと比べて、外の景色を眺めやすく、ホコリが付きにくいですが、上下からの視認性が高いです。
縦型ブラインドの本体価格は、1㎡当たり0.5万〜6万円程度です。ただしブラインドの素材(金属・布・自然素材)やサイズ、操作性(手動・電動)、施工場所などによって、工事費用は変動します。
横型
次に横型ブラインドは、細長い羽根(スラット)が地面と平行に付いている種類で、ベネシャンブラインドとも呼ばれます。縦型ブラインドと比べて、自然光を調節しながら風を通しやすいですが、ホコリが付きやすく、左右からの視認性が高いです。
横型ブラインドの本体価格は、1㎡当たり1万〜6万円程度です。ただしブラインドの素材(金属・布・自然素材)やサイズ、操作性(手動・電動)、施工場所などによって、工事費用は変動します。
手動型
それから手動型ブラインドは、人の手で細長い羽根(スラット)を調節する種類です。操作方法によって、ポール式やドラム式に分類されます。電動型ブラインドと比べて、電気代がかかりませんが、操作に失敗するとスラットが傾いてしまいます。
手動型ブラインドの本体価格は、1㎡当たり1万~3万円程度です。ただしブラインドの素材(金属・布・自然素材)やサイズ、施工場所などによって、工事費用は変動します。
電動型
続いて電動型ブラインドは、電力で細長い羽根(スラット)を調節する種類です。リモコンや音声などにより、操作できます。手動型ブラインドと比べて、手の届かない高い場所に設置できますが、本体価格と電気代がかかります。
手動型ブラインドの本体価格は、1㎡当たり3万~6万円程度です。ただしブラインドの素材(金属・布・自然素材)やサイズ、施工場所などによって、工事費用は変動します。
布製
また布製ブラインドは、ポリエステルやグラスファイバーなどでできた主に縦型の種類です。金属製や自然素材のブラインドと比べて、柔らかな質感がありますが、風の影響を受けやすいです。欠点を補うために、遮光・撥水・防炎などの加工がされた製品もあります。
布製ブラインドの本体価格は、1㎡当たり0.5万~2万円程度です。ただしブラインドのサイズや施工場所などによって、工事費用は変動します。
自然素材
さらに自然素材ブラインドは、木や竹などでできた種類です。金属製や布製のブラインドと比べて、風合いがあります。ただし重量があるため、施工前に下地を確認しなくてはならず、操作に力が求められます。
自然素材ブラインドの本体価格は、1㎡当たり1万~3万円程度です。ただしブラインドの操作性(手動・電動)や施工場所などによって、工事費用は変動します。
金属製
なお金属製ブラインドは、アルミやステンレスでできた種類です。布製や自然素材のブラインドと比べて、撥水性や耐久性が高いですが、風にあたると雑音が発生し、遮熱性や遮光性が高いです。
金属製ブラインドの本体価格は、1㎡当たり2万~6万円程度です。ただしブラインドの操作性(手動・電動)やサイズ、施工場所などによって、工事費用は変動します。
オフィスにブラインドを施工する際の注意点
種類と価格だけではなく、オフィスにブラインドを施工する際の注意点も押さえましょう。6点(窓枠と配色、デザイン性、機能性、メンテナンス性、工事業者)をご紹介します。
窓枠の形状・サイズ
まず窓枠の形状・サイズが、オフィスにブラインドを施工する際の注意点として挙げられます。ブラインドの施工を依頼する前に、窓枠の形状・サイズを計測しましょう。窓枠の外側に施工する場合には、窓枠のサイズと同じまたは窓枠より大きいサイズを選びます。
窓枠の内側に施工する場合には、窓枠より小さいサイズが適しています。オフィスにデザインできる窓の種類と工事費用などをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
配色
次に配色も、オフィスにブラインドを施工する際の注意点です。オフィスデザインにおける配色には、業務効率やモチベーションなどを高める効果があります。ただし施工場所(執務室や会議室など)によって、ブラインドに適した配色は異なります。
一般的には、集中力を高めたい執務室には寒色(青や紫など)が、コミュニケーションを活性化させたい会議室には暖色(赤や橙など)が適しています。オフィスデザインに適した色の種類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
デザイン性(テイスト)
続いてデザイン性(テイスト)も、オフィスにブラインドを施工する際の注意点です。テイストは、オフィスデザインの味わいや方向性を示します。内装や設備・機器・什器などのデザインに合うブラインドを選びましょう。
例えばナチュラルやリゾートなどのテイストのオフィスには、暖色系や自然素材・布製のブラインドが合います。暖色系や自然素材・布製のブラインドが合います。オフィスのデザインのテイストについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
機能性
そして機能性も、オフィスにブラインドを施工する際の注意点です。機能性の高いブラインドを施工することで、業務効率やモチベーションの向上などにつながります。施工場所に応じて、ブラインドの機能性(操作性や遮光性、撥水性、耐久性)などを検討しましょう。
機能的で働きやすいオフィスを設計するためには、オフィス空間デザインの方法を活用できます。オフィス空間デザインの方法やポイントなどをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
メンテナンス性
それからメンテナンス性も、オフィスにブラインドを施工する際の注意点です。メンテナンス性の高いブラインドを選ぶことで、コストの削減や安全性の向上などにつながります。掃除や修繕のしやすいブラインドの種類を選びましょう。
もちろんブラインドだけではなく、オフィスの外観や内装、設備・機器・什器のメンテナンスも重要です。オフィスメンテナンスの重点箇所と方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
工事業者
なお工事業者も、オフィスにブラインドを施工する際の注意点です。工事業者によって、対応できる業務や費用などが異なります。相見積もりを取って、複数の業者の見積もり(工事の内容や費用、期間など)を比較しましょう。
ブラインドだけではなく、オフィスの内装工事も依頼する場合には、法規制や工事日程などにも注意しなければなりません。内装工事を依頼するときの注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
オフィスのブラインド施工事例
注意点に気をつけてオフィスにブラインドを施工できるように、参考となる施工事例を調査しましょう。事例5点(縦型と横型、電動型、布製、自然素材のブラインド)を取り上げて、各事例の特徴をご紹介します。
縦型ブラインドが施工されたオフィス
まず麻布十番の某オフィスには、縦型ブラインドが施工されています。光を遮らない間仕切りとして使用されていますが、天井から床ギリギリの長さです。壁面と同じ白色が選択されているため、明るい印象を与えています。
同じ縦型ブラインドは、トイレにも施工されています。オフィスデザインの統一感が保たれたブラインドの施工事例です。自然光の反射と透過のバランスが取れたブラインドの種類が選択されています。
参照元:Tokyo Blinds「麻布十番のオフィス 縦型ブラインド レクリース 施工 」
横型ブラインド施工されたオフィス
次に「株式会社For A-career」のオフィスには、横型ブラインドが施工されています。クリーンで温かなテイストのオフィスデザインを目指して、カーペットと同じライトグレーが選択されています。
オフィス全体の統一感が保たれるように、各部屋にライトグレーのブラインドとカーペットが施工されています。窓枠より大きなサイズが選択されているため、自然光の調節やプライバシーの確保が可能です。
電動型ブラインドが施工されたオフィス
それから「東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー」のオフィスでは、各階の窓に、電動型ブラインドが施工されています。ツートンカラーの横型ブラインドが選択されており、オフィスビル全体の統一感が保たれています。
またエントランスには、グレーで大型の電動型ロールスクリーンが施工されています。日差しの強さに応じて、スクリーンの上下が可能です。各階のブラインドとエントランスのロールスクリーンには、同じグレーが選択されています。
参照元:タチカワブラインド「東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー」
布製ブラインドが施工されたオフィス
続いて「日興キャスティ株式会社」のオフィスには、布製ブラインドが施工されています。遮光性のグラスファイバー素材で日差しが遮られているため、OA機器や什器が日光による劣化から保護されています。
ただしブラインドを閉じても、少し明るさを感じられるため、適度に透過性があります。グレーやベージュの配色されたオフィスデザインに合わせて、白のブラインドが採用されたオフィスです。
参照元:東京ブラインド工業株式会社「日興キャスティ株式会社」
自然素材のブラインドが施工されたオフィス
そして「株式会社イクリエ」のオフィスには、自然素材のブラインドが施工されています。木目の什器や内装材で温かなテイストのオフィスデザインに合わせて、木製のブラインドです。
木製ブラインドは、畳のリラックススペースの窓に施工されています。手動型・横型のブラインドですので、日差しに応じて自然光の調節が可能です。金属製ブラインドよりも熱伝導率が低いため、遮熱効果も期待されます。
オフィスに施工するブラインドを検討しよう!
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