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2025.01.17  2024.11.29オフィスデザイン

プロジェクトルームとは?賃貸・レンタルや設備・機器・什器、注意点、事例を紹介

本記事で「プロジェクトルームとは?」という疑問にお答えして、プロジェクトルームの賃貸・レンタルや必要な設備・機器・什器、導入の注意点・事例などをご紹介します。オフィスの開設や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

プロジェクトルームとは?基本情報を紹介

プロジェクトルームとは?基本情報を紹介

そもそもプロジェクトルームとは、どのような部屋なのでしょうか?プロジェクトルームの導入を検討する材料として、基本情報(定義と導入する方法、メリット、デメリット)をご紹介します。

定義

まずプロジェクトルームとは、特定プロジェクトのために設けられた専用部屋です。同じ組織内のさまざまな部署や別々の組織からメンバーが集まって、プロジェクトの企画・運営を進めるために使用されます。

プロジェクトルーム内には企画会議や運営作業などのために設備・機器・什器などが必要で、防音性やセキュリティ性なども必要です。プロジェクトルームに必要な必要な設備・機器・什器や導入する際の注意点については、後ほどご紹介します。

導入する方法(オフィス内・コワーキングスペース内や賃貸・レンタル)

次にプロジェクトルームを導入する方法は、オフィス内・コワーキングスペース内や賃貸・レンタルなどです。オフィス内に専用部屋をレイアウトしたり、会議室を転用したり、執務室の一部分をパーテーションで区切ったりして、プロジェクトルームを導入できます。

コワーキングスペース内の専用部屋や賃貸・レンタルオフィスをプロジェクトルームとして利用する場合には、契約前にフロアの広さや利用する期間を計算しなければなりません。必要な設備・機器・什器が配置されている場所を探しましょう。

導入するメリット

それからプロジェクトルームを導入するメリットは、コミュニケーション活性化や進捗状況管理のしやすさなどです。常に同じ場所に集まってプロジェクトを企画・運営できるため、メンバー間のコミュニケーションが活性化されます。

またデジタル・アナログのホワイトボードに企画・運営の進捗状況を記録しておくことで、管理がしやすくなります。メンバーの増減や変更がある際にもホワイトボードを確認すれば、プロジェクトの進捗状況を把握しやすいです。

導入するデメリット

しかし導入や運用のコストは、プロジェクトルームを導入するデメリットです。オフィス内にプロジェクトルームをデザイン・工事したり、必要な設備・機器・什器を手配したりする場合には、導入コストがかかります。

コワーキングスペース内の専用部屋や賃貸・レンタルオフィスを利用する場合には、登録料や利用料などの運用コストが必要です。プロジェクトの予算を確保したうえで、プロジェクトルームの導入方法を検討しましょう。

プロジェクトルームに必要な設備・機器・什器

プロジェクトルームに必要な設備・機器・什器

基本情報と併せて、プロジェクトルームに必要な設備・機器・什器も確認しましょう。6点(通信設備・機器とディスプレイ・プロジェクタ、カメラ・マイク・スピーカー、ホワイトボード、デスク・テーブル・チェア・ソファ、パーテーション)に整理してご紹介します。

通信設備・機器

まず通信設備・機器は、プロジェクトルームに必要な設備・機器として挙げられます。プロジェクトの作業やコミュニケーションを快適に進めるために、必要な通信設備・機器を準備しましょう。

一般的なプロジェクトルームに必要な通信設備・機器は、電話回線・電話機やインターネット回線・LAN回線・ルーター・パソコンなどです。通信環境を構築する手順をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ディスプレイ・プロジェクタ

次にディスプレイ・プロジェクタも、プロジェクトルームに必要な設備・機器です。ディスプレイ・プロジェクタがあれば複数人で同時に情報を確認できるので、情報共有の効率化やコミュニケーション活性化につながります。

ディスプレイ・プロジェクタのサイズや画質などを選ぶ際には、プロジェクトルームの広さや天井高、利用人数などを考慮しましょう。特に画質が良いほど鮮明に情報を表示できるため、プレゼンやオンラインミーティングなどに役立ちます。

カメラ・マイク・スピーカー

それからカメラ・マイク・スピーカーも、プロジェクトルームに必要な設備・機器です。プレゼンやオンラインミーティングなどにカメラ・マイク・スピーカーを利用すれば、コミュニケーションがスムーズになり、録音・録画もできます。

カメラ・マイク・スピーカーを選ぶ際には、プロジェクトルームの広さや音質・画質、利用人数などを考慮しましょう。例えば参加人数の多いプロジェクト会議には、全指向性のマイク・スピーカーが適しています。

ホワイトボード

そしてホワイトボードも、プロジェクトルームに必要な設備・機器です。ホワイトボードにアイデアを書き出したり、進捗状況を記録したり、資料を掲示したりすれば、メンバー間で情報を共有しやすくなります。

ホワイトボードには、アナログとデジタルの2種類があります。デジタルホワイトボードには、専用のペンを使って文字や図形を書き込めます。書き込んだ情報の保存やパソコン・スマートフォンなどへの転送も可能です。

デスク・テーブル・チェア・ソファ

続いてデスク・テーブル・チェア・ソファは、プロジェクトルームに必要な什器です。プロジェクトルームには、利用人数の増減や作業内容の変化などに柔軟に対応できるデスク・テーブル・チェア・ソファを選びましょう。

例えばキャスター付きのデスク・テーブル・チェア・ソファを選ぶと、配置変更に対応しやすいです。プロジェクトルームにも活用できる什器の種類や選ぶポイントなどをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

パーテーション

さらにパーテーションも、プロジェクトルームに必要な什器です。パーテーションを活用すれば、オフィス内に期間限定のプロジェクトルームをレイアウトしたり、プロジェクトルーム内のスペースを区分したりできます。

特に置き型のパーテーションを利用すれば、人数や作業内容などに合わせて設置・撤去できます。プロジェクトルームにも活用できるパーテーションの種類や役割についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

プロジェクトルームを導入する際の注意点

プロジェクトルームを導入する際の注意点

必要な設備・機器・什器だけではなく、プロジェクトルームを導入する際の注意点も確認しましょう。本記事では、6点(空調性能と換気性能、照明の明るさ・色味・範囲、防音対策、セキュリティ対策、DXの推進)に分けてご紹介します。

空調性能

まず空調性能が、プロジェクトルームを導入する際の注意点として挙げられます。プロジェクトルーム内の空調性能が低いとメンバーが不快に感じて、集中力や業務効率を低下させる恐れがあるからです。

そこでプロジェクトルームに空調設備を設置する際には、熱負荷を計算したうえで機能性・省エネ性・メンテナンス性などに注意しましょう。プロジェクトルームにも活用できる空調設備をデザインする際のポイントについては、次の記事も併せてご覧ください。

換気性能

次に換気性能も、プロジェクトルームを導入する際の注意点です。プロジェクトルーム内の換気性能を高めることで、ウィルスや汚染物質を除去したり、二酸化炭素濃度を低減したりできます。

換気性能を高めるためには、空気の入口と出口の場所を検討して、給排気の流れを確保しましょう。プロジェクトルームにも活用できる換気設備をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

照明(明るさ・色味・範囲)

また照明(明るさ・色味・範囲)も、プロジェクトルームを導入する際の注意点です。照明の明るさ・色味・範囲は、プロジェクトルーム内の雰囲気づくりや業務効率、省エネなどに影響します。

例えば和やかな雰囲気や活発なコミュニケーションを目指すプロジェクトルームには、暖色系の照明が合います。プロジェクトルームにも活用できるおしゃれで機能的な照明をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

防音対策

それから防音対策も、プロジェクトルームを導入する際の注意点です。防音対策によってプロジェクトルームの会話漏れや室外からの騒音を防止できれば、情報漏洩の防止や集中力の向上につながります。

プロジェクトルームに取り入れる防音対策として、壁に吸音素材を施工したり、床に防振性のあるマット・カーペットを敷いたりしましょう。プロジェクトルームにも活用できる防音対策する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

セキュリティ対策

続いてセキュリティ対策も、プロジェクトルームを導入する際の注意点です。セキュリティ性の低いプロジェクトルームには、従業員や資産(情報や設備、お金など)の安全が脅かされるリスクがあります。

プロジェクトルームに役立つセキュリティ対策には、室内の対策(入退室管理システムや防犯カメラなど)、インターネット上の対策(統合認証管理システムやセキュリティソフトなど)があります。

DXの推進

そしてDXの推進も、プロジェクトルームを導入する際の注意点です。DX(デジタル技術による働き方やサービスなどの変革)を推進することで、業務効率を向上させたり、多様な働き方に対応したりできます。

例えば書類電子化システムを導入すると情報共有がスムーズになり、書類印刷代の削減も可能です。プロジェクトルームにも活用できるDXを進める流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

プロジェクトルームの導入事例

注意点に気をつけながらプロジェクトルームを導入できるように、参考となる事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(オフィス内とレンタルオフィス、設備・機器・什器のレンタル、オープンイノベーションの促進、DXの推進)をご紹介します。

オフィス内のプロジェクトルーム

オフィス内のプロジェクトルーム

まず「株式会社ディー・エヌ・エー」のオフィス内には、プロジェクトルームが導入されています。プロジェクトルーム内には、ホワイトボードやディスプレイが設置されています。

プロジェクトルームの広さは限られていますが、ガラスのパーテーションで区切られているため開放感があります。パーテーションのガラスには模様が入っているため、プロジェクトルーム内のプライバシーを保護するデザインです。

参照元: 株式会社ディー・エヌ・エー 「本社移転のお知らせ」 

レンタルオフィスのプロジェクトルーム

レンタルオフィスのプロジェクトルーム

次に大阪の某保険会社には、レンタルオフィスのプロジェクトルームが導入されました。災害対策プロジェクトを立ち上げる際に本社オフィス内にスペースを確保できないため、本社オフィスから徒歩圏内にあるレンタルオフィスが選択されました。

特別な設備・機器・什器の搬入が不要だったため、迅速に災害対策プロジェクトルームを発足。作業用デスク・チェアや無線LANなどが必要でしたので、レンタルオフィスに手配してもらえました。

参照元:TKPプロジェクトオフィス「ご利用例」 

設備・機器・什器がレンタルされたプロジェクトルーム

設備・機器・什器がレンタルされたプロジェクトルーム

また東京都中央区の某企業が導入したプロジェクトルームでは、設備・機器・什器がレンタルされました。50名規模のプロジェクトルームに、必要な設備・機器・什器(デスクやチェア、書庫、ホワイトボード、ウォーターサーバーなど)が配置されています。

長期間利用されるプロジェクトルームの安全性を保つために、書庫が配置される際には地震グッズ(リンクジョイントとキャビネットホルダー)で耐震補強がされています。賃貸物件のため、内装に直接固定できないためです。

参照元:国内最大級の品揃えエイトレント「プロジェクトルームの耐震補強対策【オフィス備品一式のレンタル事例】」 

オープンイノベーションを促進させるためのプロジェクトルーム

オープンイノベーションを促進させるためのプロジェクトルーム

それから「三菱UFJフィナンシャル・グループ」のイノベーション拠点(MUFG SPARK)には、オープンイノベーションを促進させるためのプロジェクトルームが導入されています。

プロジェクトルームにはプロジェクターやスクリーン、モニター、テーブル・チェア、ホワイトボード、キーボックスなどが完備されています。プロジェクトメンバー(社内の従業員や関連企業の従業員ら)が無料で利用できるプロジェクトルームの導入事例です。

参照元:

三菱UFJフィナンシャル・グループ「MUFG SPARK」

株式会社三菱 UFJ 銀行 デジタルサービス企画部 DX 室「MUFG SPARK 利用規約」

DXを推進するプロジェクトルーム

DXを推進するプロジェクトルーム

そして「日立製作所」には、DXを推進するプロジェクトルームが導入されています。導入の目的は、日立市とのスマートシティ共創プロジェクトの推進です。デジタル技術を活用したグリーン産業都市や医療・介護サービス、公共交通のスマート化などを目指しています。

プロジェクトルーム内は、執務エリア(プロジェクトメンバーが利用できるエリア)と共創エリア(地域住民やステークホルダーも参加するワークショップが開催されるエリア)に分けられています。

参照元:Digital Highlights:デジタル「日立市とのスマートシティ共創プロジェクトの活性化に向け、 『専用プロジェクトルーム』を日立駅前ビルに開設」 

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