2021.02.05 2023.06.01オフィスリニューアル
オフィスをリノベーションするポイント!業者の依頼や補助金・助成金と事例
本記事で、オフィスをリノベーションするポイントを解説します。リノベーションを業者に依頼する流れや補助金・助成金、施工事例もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
オフィスをリノベーションするポイント
オフィスのリノベーションを依頼する前に、ポイントを押さえましょう。賃貸借契約や法令遵守、工事の予算と期間、コンセプト設計、リフォームやリニューアルとの区別、仮オフィスの手配について、ポイントをご紹介します。
リニューアルやリフォームと区別する
オフィスをリノベーションするポイントとして、まずリニューアルリフォームと区別しましょう。
- リニューアルは、オフィスの全面的な改修や修繕など
- リフォームは、オフィスの部分的な改修や修繕など
- リノベーションは、オフィスフロアの用途やレイアウトなどの変更
以上の違いを踏まえて、オフィスに適した方法を選択しましょう。オフィスのリノベーションとリニューアル、リフォームの違いを詳しく紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。
コンセプトを設計する
次にコンセプトを設計する点も、オフィスをリノベーションするポイントです。コンセプトを設計することで、オフィスデザインの機能性やデザイン性を具体的に検討できます。
そこでコンセプトを設計する際には、コーポレートアイデンティティや従業員の意見などを取り入れましょう。他にもオフィスデザインのコンセプトを設計するコツをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
賃貸借契約の条件を確認する
また賃貸借契約の条件を確認する点も、オフィスをリノベーションするポイントです。賃貸オフィスにおいては、退去時に原状回復義務を負うため、リノベーションを許可される範囲が限定されるからです。
原状回復義務の範囲を把握しないで、内装や設備をリノベーションしてしまうと、退去時に思わぬトラブルを招きます。リノベーションを業者に依頼する前に、オフィス物件の貸主や管理業者に相談しなければなりません。
なおオフィス物件の探し方についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
法令を遵守する
そして法令を遵守する点も、オフィスをリノベーションするポイントです。建築基準法は建築物の最低基準を定めており、排煙設備や通路幅などについて規定されています。
また消防法は火災の予防や被害の低減のために、内装材や防火設備、避難経路などについて規定しています。オフィス内装デザインによる防災対策をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
工事の予算と期間を計算する
それから工事の予算と期間を計算する点も、オフィスをリノベーションするポイントです。リノベーションの目的や範囲によって、工事の予算と期間は変動します。希望する予算や工期に完了できるように、工事内容に優先順位を付けましょう。
後ほどオフィスリノベーション費用の相場と内訳、節約方法をご紹介します。
工事前に仮オフィスを手配する
なおオフィスをリノベーションするポイントとして、工事前に仮オフィスを手配する点も挙げられます。工事内容によっては長期的にオフィスが使えなくなる恐れがありますが、長期的に休業するわけにはいきません。
そこで通信環境や利用期間の条件が良いレンタルオフィスやシェアオフィスなどを探しましょう。またテレワークを導入する方法もありますので、次の記事も併せてご覧ください。
オフィスリノベーション工事の流れ
オフィスをリノベーションするポイントを押さえたら、工事を計画しましょう。オフィスリノベーション工事の流れ(工事の目的から内容、業者、工事、引き渡しまで)をご紹介します。
目的を明確にする
オフィスリノベーション工事の流れは、目的を明確にする作業から始まります。リノベーションの目的を明確にするためには、オフィスの課題を分析しましょう。
例えば経費削減や業務効率化、従業員のモチベーションアップ、ブランディングなどが、オフィスの課題として挙げられます。オフィスをリノベーションする効果やメリットを詳しく紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。
工事内容を決定する
オフィスリノベーションの目的を明確にしたら、工事内容を決定します。オフィスの課題やリノベーションの目的はもちろん、予算や工期の希望条件なども事前に整理しておきましょう。
そして整理した希望条件に沿って、内装(天井や壁、床、建具など)や設備(電気・ガス・水道・空調・消防)を工事する内容を決定します。オフィス内装工事の範囲や種類をまとめてありますので、次の記事を併せてご覧ください。
工事業者に依頼する
オフィスリノベーションの工事内容を決定したら、工事業者に依頼しましょう。オフィスのリノベーションを依頼できる業者は、下記のとおりです。各業者ごとに、特徴やサービス内容が異なります。
- 設計事務所
- コンサルティング会社
- 内装業者
- 工務店
- 家具販売店
以上のオフィスデザイン会社の形態やサービス内容などをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
工事が開始される
工事業者に依頼すると、工事が開始されます。工事中には、定期的に進捗状況を確認しましょう。必要に応じて、工事の内容や予定を変更しなくてはならないからです。
工期が伸びる場合には、工事費用の相談や仮オフィスの延長手続きなどが必要です。オフィスのリノベーション工事を完了させることはもちろん、工事中にオフィスの営業を問題なく続けられるように配慮しましょう。
なおオフィスを開設するまでのスケジュールをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
オフィスが引き渡される
工事が終わると、オフィスが引き渡されます。引き渡し前には立ち合い検査がありますので、工事の仕上がり具合を確かめましょう。疑問点や納得いかない点があれば、引き渡し前に業者と確認してください。
なお業者によっては、引き渡し後の再工事には、追加費用が必要になります。工事の契約前に、業者に立ち合い検査や再工事の条件を確認しておくべきです。余分な時間や費用がかからないようにご注意ください。
オフィスリノベーション費用の節約方法
オフィスリノベーション工事を依頼するためには、予算が必要です。オフィスリノベーション費用の相場は、坪単価10万〜30万円程度です。オフィスリノベーション費用の内訳をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
それでは本記事では、オフィスリノベーション費用の節約方法をご紹介します。
相見積もりを取る
オフィスリノベーション費用の節約方法として、まず相見積もりを取りましょう。複数の業者から見積もりを取り、工事の内容と費用を比較をすることで、適正な費用で工事してくれる業者を選びやすくなります。
なお相見積もりを取る際には、各業者に対して、同じ希望条件と相見積もりの実施を伝えてください。業者を選定したあとには、他の業者にもお礼の連絡を入れましょう。
ワンストップサービスを選ぶ
次にワンストップサービスを選ぶことも、オフィスリノベーション費用の節約方法です。オフィスリノベーションのデザインから施工までを同じ業者に依頼すれば、別々の業者に相談するよりも手間や手数料、工事期間などを削減できます。
また工事後のメンテナンスやアフターフォローを提供する業者を選ぶと、オフィスリノベーション後のトラブルに対応しやすいです。相見積もりを取る段階で、各業者のサービス内容も比較しましょう。
内装材や設備などのグレードを検討する
また内装や設備などのグレードを検討することも、オフィスリノベーション費用の節約方法です。デザイン性や機能性が同じなら、なるべく安い内装材や設備を選びましょう。
また来訪者の利用するゾーン(エントランスや会議室など)と従業員のゾーン(執務室や休憩室など)において、内装材や設備のグレードに差を付けることでも、リノベーション費用を節約できます。
内装や設備などの施工法を検討する
そして内装や設備などの施工法を検討することも、オフィスリノベーション費用の節約方法です。例えば壁をスケルトン型にすることで、工事費用を抑えられます。オフィスに天井をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご紹介します。
また部屋の間仕切りとして、造作壁の代わりに、施工型パーテーションを利用することでも、費用を節約可能です。パーテーションの種類や役割をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金や助成金を活用する
なおオフィスリノベーション費用の節約方法として、補助金や助成金を活用することもご検討ください。オフィスをリノベーションする内容に応じて、次の補助金を申請できます。
- ものづくり補助金
- 事業再構築補助金
- IT導入補助金
- 事業承継・引継ぎ補助金
- 受動喫煙防止対策補助金
オフィスリノベーションに補助金や助成金を申請するメリット・デメリットを紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。
オフィスリノベーションの事例
理想的なオフィスにリノベーションできるように、参考となる事例を調査しましょう。本記事ではIDEALの施工事例(エントランスや会議室、ワークエリアなど)を取り上げて、リノベーションポイントをご紹介します。
エントランスのリノベーション
株式会社インバウンドプラットフォーム様は、訪日外国人向けにWi-FiレンタルやWebメディア運営などを展開する企業です。本社オフィスの増床工事において、エントランスがリノベーションされました。
オフィスの顔となるエントランスには、企業のロゴから着想された多角形型のスペースがレイアウトされ、会社の個性が表現。オフィスの内装は、ブルックリンスタイルと北欧スタイルが融合されたデザインです。
壁の造作によるリノベーション
株式会社レバレッジ様は、通販事業やメディア事業を展開する企業です。エントランスフロアと執務室の間に壁が造作。事業に取り組む情熱が表現されるように、インパクトのある文字と配色でデザインされています。
ただしエントランスサイドと執務室サイドでは、造作壁のデザインが異なります。白を基調としたエントランスサイドには白と黒のモノトーンが、執務室サイドにはコーポレートの赤が配色されています。
採用強化を目指したリノベーション
ナレッジスイート株式会社様は、営業支援システムなどを開発している企業です。オフィスの増床に際して、採用強化を目指してリノベーションされました。誠実さや信頼感を感じてもらえるように、エントランスはホテルライクなデザインです。
また求職者との面接や会社の説明会が行われる会議室には、疲れにくい高さのカウンターがデザイン。そしてカフェでリラックスして作業できるように、執務室の配色や什器などが検討されました。
オフィスを増床するリノベーション
株式会社スマホスピタル様は、スマホ修理専門店を全国に展開する企業です。グループ本部の人員増加に伴い、オフィスを増床するリノベーションが実施。従業員のニーズに応えるために、大小の会議室がレイアウトされました。
エントランスには、優しい色合いのロゴに合わせて、白レンガ調の壁面がデザイン。顧客を明るく迎えられるように、爽やかさを感じさせる白を基調に配色されています。
フレキシブルなワークエリアへのリノベーション
A社様は、エネルギーサービス事業を展開する企業です。オフィスの増床に際して、フレキシブルなワークエリアへとリノベーション。カウンター席やソファ席だけではなく、セミナールームもレイアウトされました。
温かく落ち着いた雰囲気を感じさせるように、エントランスには間接照明がデザイン。外部からの視線を気にしないで済むように、会議室の窓にはスリガラスが施工されています。
理想的なオフィスにリノベーションしよう!
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