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2023.08.04  2023.07.22オフィス内装工事

オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートするメリット・デメリット!ポイント・事例・工事費用

本記事で、オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートするメリット・デメリットを解説します。打ちっぱなしコンクリートのポイントや事例、工事費用もご紹介します。オフィスの開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするメリット・デメリット

オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするメリット・デメリット

オフィスの内装をデザインする前に、打ちっぱなしコンクリートにするメリットとデメリットをご紹介します。機能性やデザイン性に関するメリット・デメリットを把握することで、内装デザインを検討しましょう。

メリット①おしゃれさを引き出せる

まずオフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするメリットとして、おしゃれさを引き出せます。コンクリートの表面に塗装や内装材などを施工しないことで、コンクリート独自の重厚感を出せるからです。

また床や照明などを工夫することで高級感も演出できるため、オフィスの品格を向上させます。重厚感と高級感のある内装デザインによって、来訪者にオフィスを印象づけることが可能です。オフィスのおしゃれな内装施工事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

メリット②遮音性や防音性が高い

次に遮音性や防音性が高い点も、オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするメリットです。コンクリートには空気の振動を伝えにくい特徴があり、オフィス内の遮音や防音に役立ちます。

特に会議室や執務室を打ちっぱなしコンクリートに仕上げると、室外からの騒音を遮断できるため、作業効率を上げやすいです。また室内の会話が漏れにくく、情報漏洩を対策できます。

メリット③耐火性に優れている

さらに耐火性に優れている点も、オフィスの内装を打ちっぱなしのコンクリートにするメリットです。仮にオフィス内で火災が発生しても、コンクリートが延焼を遅らせて、従業員や来訪者に非難する時間を確保できます。

そして火災が広がりにくいため、木造建築物よりも火災保険料が安く、資産を保護しやすいです。加工方法によっては、1,000℃以上にも耐えられるコンクリートもあります。

参照元:Kanaflex「土木資材 耐火カナクリート」

なおオフィスに対する内装制限の条件や緩和策をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

デメリット①断熱性が低い

ただしオフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするデメリットとして、断熱性が低いです。コンクリートの壁や天井に断熱材を施工しないと、外気の暑さや寒さがオフィス内に入りやすくなります

そのため打ちっぱなしコンクリートで仕上げられたオフィス内では、夏に冷房を効かせても、冷気が外に逃げやすいです。冬には、コンクリート付近が冷えてしまいます。対策として、外壁を断熱材で囲う外断熱加工が有効です。

デメリット②配管や配線がむき出しになる

また配管や配線がむき出しになる点も、オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするデメリットです。内装材が施工されないため、水道や電気などの設備の配管や配線がむき出しになります。

対策として、配管や配線を整理することで、内装デザインの一部として見せましょう。配管や配線をまとめて同じ方向に流したり、ボックスで隠したりする方法があります。後ほど施工事例をご紹介します。

デメリット③結露やカビが発生しやすい

なお結露やカビが発生しやすい点も、オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするデメリットです。コンクリートは水分を吸収しやすいため、湿度が高い時期には結露しやすく、放置されるとカビが発生します。

カビが発生すればオフィス内が不衛生な状態となり、健康に悪影響をもたらします。除湿器を稼働させたり、除湿シートを敷いたりして対策しましょう。定期的に換気することでも、結露の発生を防げます。

オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするポイント

オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするポイント

打ちっぱなしコンクリートのメリット・デメリットを踏まえたうえで、オフィスの内装をデザインするポイントを確認しましょう。コンセプトとレイアウト、床材、照明・什器、配線・配管、温湿度管理について取り上げます。

コンセプトを明確にする

まずオフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするポイントとして、コンセプトを明確にしましょう。明確なコンセプトに基づいて内装をデザインすることで、オフィスの魅力や強みを発信しやすいです。

オフィスデザインのコンセプトに合致するなら、打ちっぱなしコンクリートを取り入れられます。オフィスデザインのコンセプトを設計するコツをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

レイアウトを検討する

次にレイアウトを検討する点も、オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするポイントです。打ちっぱなしコンクリートに内装材が施工されない分だけ、天井が高くなり、開放的な空間をデザインできます。

ただし室内の動線設計や座席配置、設備や什器の数などが不適切だと、従業員の業務効率やモチベーションを下げてしまいます。オフィスをレイアウトするポイントについて詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。

コンクリートに合う床材を選ぶ 

またコンクリートに合う床材を選ぶ点も、オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするポイントです。天井や壁を打ちっぱなしコンクリートに仕上げると、オフィスデザインがシンプルになるため、床材の配色や柄を工夫しましょう。

例えばコンクリートのグレーカラーや質感を和らげるためには、木目調やブラウン、ベージュなどの床材が合います。オフィスの床が与える印象と効果をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

暖色系の照明や什器などを取り入れる 

それから暖色系の照明や什器などを取り入れる点も、オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするポイントです。例えば黄色やオレンジ色などの照明は、打ちっぱなしコンクリートの無機質さを和らげて、温もりを感じさせます。

また木目調の什器やフェイクグリーンなどを配置することでも、オフィス内に安らぎや癒しの雰囲気を演出できます。オフィス収納家具の種類と価格をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

配線と配管の見せ方や配色を工夫する

さらにオフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするポイントとして、配線と配管の見せ方や配色を工夫しましょう。打ちっぱなしコンクリートに仕上げることで、配線や配管がむき出しになるからです。

そこでレールやボックスなどで整理すると、デザイン性を高められます。内装材との統一感を保つために、レールやボックスの色味や素材などを検討しましょう。オフィスデザインにおける色の効果をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

温湿度を管理する

なおオフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするポイントとして、温湿度を管理しましょう。例えば空調設備(業務用エアコン)のタイマー機能を活用して、従業員の出社時刻に併せて稼働させると、快適に仕事をスタートできます。

また結露・カビ防止のためには、除湿器や換気設備が必要です。特に換気設備には、法定検査が求められます。オフィスに換気設備をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

オフィス内装の打ちっぱなしコンクリート施工事例

オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートにするポイントだけではなく、参考となる施工事例を調査しましょう。本記事では5点の施工事例を取り上げて、デザインのポイントや内装の特徴などをご紹介します。

暖色系の照明が取り入れられた天井

暖色系の照明が取り入れられた天井

「grands」様は、中古住宅再生事業を手掛ける企業です。新オフィスのロフトは打ちっぱなしコンクリートに仕上げられており、暖色系の照明が取り入れられています。また床に人工芝が施工されており、温かみや癒しを感じさせます。

また執務室の天井も、打ちっぱなしコンクリートです。照明だけではなく、ソファーやデスクにも暖色系が取り入れられ、壁はレンガ調にデザインされています。大きな窓や空調設備も施工されており、結露・カビ対策が講じられています。

参照元:grands「毎日ワクワク!ニューノーマル時代のオフィス(grands新社屋)」

配線や配管の見せ方や配色が工夫された天井

配線や配管の見せ方や配色が工夫された天井

「MetroResidences Japan株式会社」様は、不動産代理業や不動産仲介業を営む企業です。オフィスの天井が打ちっぱなしコンクリートに仕上げられ、配線や配管の見せ方や配色が工夫されています。

ブラックの配線やシルバーとホワイトの配管が、コンクリートのグレーカラーに調和しています。ただし木目の什器や観葉植物などが配置されており、無機質さだけではなく、温かみや癒しを感じさせています。

参照元:Wantedly「Metroのオフィスってどんなの?」

開放感を感じさせる天井

開放感を感じさせる天井

「株式会社ニューロンネットワーク」様は、ITエンジニアリングサービスを手掛ける企業です。業務拡大に伴い新オフィスが開設され、打ちっぱなしコンクリートに仕上げられた天井が、内装空間の開放感を感じさせています。

また余分な什器や設備が配置されていないため、内装空間の高さだけではなく、幅の広がりが出ています。そして空調や照明などの配線や配管がむき出しですが、壁材と同じく白色に統一されています。

参照元:NEURON NETWORK「アナログゲーム大会」

断熱性が考慮された内装

断熱性が考慮された内装

「KANTINE」様は、カフェ(食堂)とキッチン付きのレンタルオフィスです。カフェスペースの天井は打ちっぱなしコンクリートに仕上げられていますが、外断熱工法で建てられたオフィスビルのため、内装の断熱性が考慮されています。

またコンクリートが施工された天井とは対照的に、床には木目が施工。什器にも木材が採用されており、温もりや癒しを感じさせます。そして大きな窓が施工されたことで、自然光の明るさを取り入れた内装デザインです。

参照元:KANTINE「CONCEPT 誰もがまた来たくなる「集い場」」 

マッドブラックのおしゃれな天井

マッドブラックのおしゃれな天井

「auコマース&ライフ」様は、総合ショッピングサイトの企画運営を行う企業です。リフレッシュスペースの天井は、打ちっぱなしコンクリートに仕上げられています。マッドブラックのおしゃれな天井デザインです。

壁と床は白を基調にデザインされており、木目のカウンターや什器、フェイクグリーンなどが配置。マッドブラックの天井との対比が活かされた内装デザインです。

参照元: auコマース&ライフ「OUR OFFICE オフィスフォトギャラリー」

オフィス内装の打ちっぱなしコンクリート工事費用 

オフィス内装の打ちっぱなしコンクリート工事費用 

オフィスの内装を打ちっぱなしコンクリートに仕上げるためには、予算の確保が必要です。そこで工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄を削減した工事を業者に依頼できるように、節約法も押さえましょう。

相場

まずオフィス内装の打ちっぱなしコンクリート工事費用の相場は、1㎥5000~2万円程度(塗装費用のみ)です。打ちっぱなしコンクリートの仕上げだけではなく、オフィス物件に内装や設備を工事するためには、別途費用がかかります。

オフィス内装工事費用として、居抜き物件には坪単価10万~30万円程度、スケルトン物件には坪単価20万~30万円程度がかかります。オフィス内装工事費用についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

内訳

次にオフィス内装の打ちっぱなしコンクリート工事費用について、下表にまとめました。参考情報として、打ちっぱなしコンクリートだけではなく、内装や設備の施工も含めた工事費用を試算してあります。

費用の内訳費用の相場20坪のスケルトン物件
デザイン費合計の10%程度40万~60万円程度
諸経費
(仮設工事や施工監理など)
合計の20%程度80万~120万円程度
設備工事
(電気・ガス・水道・空調・換気など)
合計の30%程度120万~180万円
内装工事
(天井や床、壁、建具など)
合計の30%程度120万~180万円
塗装費用
(打ちっぱなしコンクリートの
弾性塗装や
カラークリヤー工法、
ファンデーション工法など)
合計の10%程度
(1㎥5,000~2万円程度)
25万~100万円程度
(50㎡分)
合計100%
(坪単価20万~30万程度)
400万~600万円程度

上表のとおり、天井や壁を打ちっぱなしコンクリートに仕上げる面積に応じて、塗装費用は変動します。また施工する内装のデザインや設備の台数などによっても、合計費用が変わるため、ご注意ください。

節約法

またオフィス内装の打ちっぱなしコンクリート工事費用の節約法として、居抜き物件を活用できます。例えば壁だけが施工されたオフィス物件なら、天井だけを打ちっぱなしコンクリートにすることで、内装材の解体や施工の費用が不要です。

また天井や壁を部分的に打ちっぱなしコンクリートに仕上げることで、塗装費用を削減できます。打ちっぱなしコンクリートには定期的な塗装が必要になるため、デザインする面積を計算しましょう。

なおオフィス内装工事の業者選びについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

オフィスに打ちっぱなしコンクリートをデザインしよう!

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