2025.02.17 2025.01.09オフィスデザイン
オフィスデスクのレイアウトパターン!整理する方法・注意点・事例も紹介
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本記事で、オフィスデスクのレイアウトパターンをご紹介します。またオフィスデスクを整理する方法・注意点・事例もご紹介します。オフィスの新設や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
オフィスデスクのレイアウトパターン
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オフィスデスクのレイアウトには、どのようなパターンがあるのでしょうか?自社に適したオフィスデスクのレイアウトを選択できるように、8点(同向型と背面型、対向型、左右対向型、クロス型、ブース型、ブーメラン型、ユニバーサル型)をご紹介します。
同向型
まず同向型が、オフィスデスクのレイアウトパターンとして挙げられます。全てのデスクが同じ方向を向くように並べられるレイアウトです。前後に位置する従業員同士の顔が向き合わないので、視線を感じずに集中して作業を進められます。
しかし前後のデスクでコミュニケーションを取りにくいレイアウトになるため、従業員同士のやり取りが活発なオフィスフロアには向いていません。
背面型
次に背面型も、オフィスデスクのレイアウトパターンです。チームや部署ごとにデスクが背中合わせに並べられるレイアウトです。背面に位置する従業員同士でやり取りがしやすいため、チームや部署の状況を把握しやすくなります。
ただしチームや部署をパーテーションで区切る必要があるため、コストがかかります。パーテーションを使用しなくても、オフィスフロアの形や広さによってはデスクを壁付けするだけで背面型にレイアウトできます。
対向型・島型
それから対向型・島型も、オフィスデスクのレイアウトパターンです。チームや部署ごとにデスクを向かい合わせるレイアウトです。従業員同士で常に顔を合わせられるため、コミュニケーションが図りやすくなります。
しかし従業員同士の視線が気になりやすいため、集中力を妨げられてしまう恐れがあります。観葉植物やフェイクグリーンなどで緩やかにデスクを仕切る工夫などを取り入れましょう。
左右対向型
続いて左右対向型も、オフィスデスクのレイアウトパターンです。列ごとにデスクの向きを変えるレイアウトです。各列のデスクが横並びにならないように配置することで、個人スペースを確保できます。
ただし配線が複雑になるため、床が散らかりやすくなります。配線や電源の収納ができるOAフロアを取り入れて、整理整頓しましょう。OAフロアについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
クロス型
またクロス型も、オフィスデスクのレイアウトパターンです。デスクを十字型(クロス型)に配置するレイアウトです。通路がジグザクになって動線が増えるので、従業員同士でコミュニケーションする機会が自然と増えます。
しかしオフィスの広さや形によっては通路が狭くなってしまったり、人の通行が気になってしまったりするため、業務効率の低下を招く恐れがあります。オフィスの広さや形に応じて、個人スペースや通路の幅を確保しましょう。
ブース型
さらにブース型も、オフィスデスクのレイアウトパターンです。デスクの正面と左右がパーテーション・パネルなどで囲まれるレイアウトです。個人スペースが確保されて、周囲の視線や騒音が気になりにくいため、集中作業に適しています。
ただしパーテーション・パネルなどに、コストがかかってしまいます。また各従業員の在席確認が難しい場合には、出退勤の管理システム・ツールを取り入れましょう。
ブーメラン型
そしてブーメラン型も、オフィスデスクのレイアウトパターンです。120度程度の角度が付いたデスク数台が配置されるレイアウトです。視線を気にせずに作業ができますが、視線を動かせば従業員同士でやり取りができます。
しかし一般的なオフィスデスクよりもサイズが大きいため、小規模オフィスには不向きです。レイアウトをイメージしにくく、想定よりも移動が不便になってしまう恐れもあります。
ユニバーサル型
なおユニバーサル型も、オフィスデスクのレイアウトパターンです。オフィスフロアにデスクが均一に並べられるレイアウトです。従業員に固定席が割り当てられ、増員・異動などによる座席変更のコストを抑えられます。
ただし部署や役職などによってフロアが分かれていないため、従業員同士で判別しづらくなります。ユニバーサルレイアウトについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
オフィスデスクを整理する方法
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レイアウトパターンだけでなく、オフィスデスクを整理する方法も確認しましょう。4点(共通ルールの設定と不用品の処分、収納什器・整理整頓グッズの活用、DXの推進)をご紹介します。
共通ルールの設定
まず共通ルールの設定が、オフィスデスクを整理する方法として挙げられます。書類・備品などの収納場所や並べ方(向きや順番など)を共通ルールとして設定すると、紛失の防止や業務効率のアップにつながります。
またクリーンデスク(デスク上に置いた全ての物を就業後に片付けること)を共通ルールとして設定すれば、オフィスデスクの整理を習慣化できます。紛失防止や業務効率アップが可能です。
不用品の処分
次に不要物の廃棄も、オフィスデスクを整理する方法です。余分な書類・備品などが増えると収納場所に収まらなくなり、デスクや周辺環境が散らかってしまいます。必要な物を仕分けたうえで不用品を処分し、デスクに収納する物を減らしましょう。
ただし各従業員に不用品を処分させる場合には、保存期間が定められている重要書類や共有備品などは対象外とします。従業員が間違えて処分してしまわないように、注意喚起が必要です。
収納什器・整理整頓グッズの活用
それから収納什器・整理整頓グッズの活用も、オフィスデスクを整理する方法です。収納什器の活用方法(使用頻度や重要度などの順番)を決めると、書類や物品を取り出しやすくなります。
また整理整頓グッズを活用すれば書類を案件ごとにファイリングしたり、配線ケーブルをまとめたりできます。デスクの足元に収納ラックを配置すると、機密性の低い収納スペースとしての利用が可能です。
DXの推進
そしてDXの推進も、オフィスデスクを整理する方法です。DX(デジタル技術によるオフィスの働き方や商品・サービスなどの変革)を推進してオフィス内をペーパーレス化できれば、紙媒体の書類を減らしてオフィスデスクを整理しやすくなります。
例えば名刺の電子化や電子書類の管理システムなどによって、オフィスのペーパーレス化を促進できます。オフィスDXを進める流れと方法についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
オフィスデスクのレイアウト・整理に関する注意点
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自社に適したオフィスデスクをレイアウト・整理できるように、注意点も確認しましょう。5点(コンセプトとワークスタイル、動線設計、デスク・通路の寸法、業務効率化)をご紹介します。
オフィスデザインのコンセプト
まずオフィスデザインのコンセプトが、オフィスデスクをレイアウト・整理に関する注意点として挙げられます。オフィスデザインのコンセプトに基づいてデスクをレイアウトすることで、従業員のモチベーションアップや業務効率の向上などにつながります。
例えばコミュニケーション活性化をコンセプトにデザインされたオフィスには、従業員同士が顔を合わせやすいオフィスデスクのレイアウト(対向型やクロス型など)が合います。オフィスデザインのコンセプトを設計するコツについて、次の記事も併せてご覧ください。
ワークスタイル
次にワークスタイルも、オフィスデスクのレイアウト・整理に関する注意点です。ワークスタイルによって、オフィスデスクのレイアウトが異なります。例えばフリーアドレスやABWには、集中スペースもコミュニケーションスペースも必要です。
またスタンディングワークには、昇降型のデスクが利用されます。デスクの天板上に収納スペースをあまり確保できないため、共有備品を管理する収納什器が必要です。スタンディングワークに適した設備・機器・什器については、次の記事を併せてご覧ください。
動線設計
それから動線設計も、オフィスデスクのレイアウト・整理に関する注意点です。動線設計は、業務効率やコミュニケーション活性化などに影響します。従業員や来訪者の動線を設計したうえで、オフィスデスクをレイアウトしなければなりません。
また従業員の動線上に使用頻度の高い書類・備品などを収納すると使用しやすいため、生産性の向上につながります。他にもオフィスの動線を設計する際の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
デスク・通路の寸法
そしてデスク・通路の寸法も、オフィスデスクのレイアウト・整理に関する注意点です。オフィスに適したデスクの寸法は、業務内容や従業員数などによって異なります。例えばデスク作業がメインのオフィスには、天板が広いデスクを選びましょう。
安全に通行できる通路の寸法を確保できるように、オフィスデスクをレイアウトしましょう。オフィスレイアウトの基準となる寸法について詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業務効率化
なお業務効率化も、オフィスデスクのレイアウト・整理に関する注意点です。狭くて移動しにくいレイアウトや書類・備品などを取り出しづらい整理整頓では、業務効率を下げてしまいます。
デスクのレイアウトや整理整頓を改善して業務効率化が進むと、結果的に生産性の向上につながります。生産性を向上させるオフィス環境整備のポイントについて詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
オフィスデスクのレイアウト・整理事例
注意点に気をつけながらオフィスデスクをレイアウト・整理できるように、参考となる事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(対向型とブーメラン型、個人用ロッカー、可動型什器、整理整頓グッズ)をご紹介します。
対向型のレイアウト
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次に「株式会社エージェント」様は、総合人材サービス事業を展開している企業です。執務室内でコミュニケーションが取りやすいように、オフィスデスクが対向型にレイアウトされています。打ち合わせや休憩に利用できるソファ席も配置されています。
配線を整理しやすいように、オフィスデスクの中央にはコード引き出し用の穴が空いています。白を基調にした内装空間に、爽やかなライトブルー(コーポレートカラー)が配色されたオフィスデザインです。
ブーメラン型のレイアウト
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続いて「株式会社アクセル」様は、ソリューション事業を展開している企業です。コミュニケーション活性化を図るために、オフィスデスクがブーメラン型にレイアウトされています。天板が広いため、各従業員の作業スペースが確保されています。
ブーメラン型だけではなく、同じ執務室内には対向型のオフィスデスクもレイアウトされています。業務の内容や人数などによって、適したオフィスデスクの選択が可能です。
打ち合わせにも活用できる個人用ロッカー
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それから「株式会社ローカル」様は、地方創生マーケティング事業を展開している企業です。執務室内で従業員同士がコミュニケーションを取りやすいように、打ち合わせにも活用できる個人ロッカーが配置されています。
オフィスデスクのレイアウトは、コミュニケーションが取りやすい対向型です。集中作業に取り組みやすいように、ブース型のオフィスデスクもレイアウトされています。
可動型什器が配置されたオフィスデスク
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まず「株式会社クオレガ」様は、外食産業や飲食店専門の人材紹介事業を展開している企業です。執務室内の収納スペースが確保されるように、オフィスデスクの下に可動型什器が配置されています。
執務室内のコミュニケーションが取りやすいように、オフィスデスクは対向型にレイアウトされています。オフィスデスクの間隔が広く取られているため、従業員の動線が確保されているレイアウトです。
整理整頓グッズが活用されたオフィスデスク
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なお「株式会社オー・アール・ビー」様は、イベントプロデュース事業を展開している企業です。対向型にレイアウトされたオフィスデスクを整理するために、整理整頓グッズ(ペン立てや小物入れ、書類立てなど)が活用されています。
執務室内の壁面には収納什器が配置されているため、オフィスデスク上には余分な書類や物品は保管されていません。パーク(公園)をコンセプトに、フェイクグリーンやアースカラーが取り入れられたオフィスデザインです。
オフィスデスクのレイアウトや整理の仕方を検討しよう!
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