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2025.02.17  2024.12.25オフィス新設・開設

ワーケーション施設とは?補助金・助成金や白浜・軽井沢の事例などを紹介

本記事で「ワーケーション施設とは?」という疑問にお答えするために、補助金・助成金や白浜・軽井沢の事例をご紹介します。オフィスの開設や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

ワーケーション施設とは?基本情報を紹介

ワーケーション施設とは?基本情報を紹介

ワーケーション施設の開設準備を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、計画を進めやすいからです。それではワーケーション施設の定義と種類、ニーズ、開設する流れをご紹介します。

定義

まずワーケーション施設とは、自宅・職場とは異なる余暇・仕事に取り組める施設です。ワーケーション(WorkとVacationを組み合わせた造語)には、2パターン(余暇主体と仕事主体)があります。

参照元:観光庁「新たな旅のスタイルワーケーション&ブレジャー」(3ページ)

したがってワーケーション施設には、余暇に適した立地・物件と仕事に用いるスペースや設備・機器・什器などが必要ですので、後ほどご紹介します。

種類

次にワーケーション施設の種類には、ワーケーション専用施設やホテル・旅館、シェアオフィス・コワーキングスペースなどがあります。ホテル・旅館には、必要なスペースや設備・機器・什器などを整えてワーケーションプランを提供するタイプがあります。

宿泊施設を備えていないシェアオフィス・コワーキングスペースをワーケーション施設として利用する場合には、ホテル・旅館の通常プランを予約する必要があります。シェアオフィスとコワーキングスペースの違いについては、次の記事をご覧ください。

ニーズ

それからワーケーション施設のニーズは、以下の調査結果によると通信環境や地域交流の機会、コラボレーションスペース、ミーティングスペース、ワークスペース、個室、手ごろな価格などです。

参照元:JTB「ワーケーション施設に必要な設備とは?企業の需要に応える地域の施策」

利用の目的(余暇主体または仕事主体)や人数(個人単位または企業単位)などによって、ワーケーション施設に対するニーズは異なります。ターゲット層や地域性などを踏まえて、開設するワーケーション施設をデザインしましょう。

開設する流れ

そしてワーケーション施設を開設する流れも、ご紹介します。

以上の流れには数か月から1年以上がかかりますので、開設予定日から逆算して計画的に進めましょう。ワーケーション施設にも活用できるオフィスを開設するまでのスケジュールをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ワーケーション施設に必要なスペースや設備・機器・什器

ワーケーション施設に必要なスペースや設備・機器・什器

基本情報だけではなく、ワーケーション施設に必要なスペースや設備・機器・什器も確認しましょう。6点(個室とミーティングスペース、簡易キッチン・食堂、通信設備・サービス、OA機器、ワークデスク・チェア)に整理して、ご紹介します。

個室

まず個室は、ワーケーション施設に必要なスペースです。集中作業やオンラインミーティングなどに適しているため、ワーケーション施設に対して利用者から個室のニーズがあります。

参照元:JTB「ワーケーション施設に必要な設備とは?企業の需要に応える地域の施策」

個室をレイアウトする際には、種類(完全個室または半個室)や開放感、空調・換気の候率などがポイントです。ワーケーション施設にも活用できる完全個室と半個室の違いをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ミーティングスペース

次にミーティングスペースも、ワーケーション施設に必要なスペースです。地域交流や社内会議などのために、ワーケーション施設に対して利用者からミーティングスペースのニーズがあります。

参照元:JTB「ワーケーション施設に必要な設備とは?企業の需要に応える地域の施策」

ミーティングスペースをデザインする際には、通信環境や床面積、多目的利用などがポイントです。ワーケーション施設にも活用できる会議室の座席配置をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

簡易キッチン・食堂

それから簡易キッチン・食堂も、ワーケーション施設に必要なスペースです。簡易キッチン・食堂には、利用者の移動時間・食費の節約やコミュニケーションの活性化、健康管理のサポート、モチベーションのアップなどの役割があります。

簡易キッチン・食堂を導入する際には、運営方式(直営または外部委託)や業態(調理型・設置型・デリバリー型)などがポイントです。ワーケーション施設にも活用できる食堂を導入する流れをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

通信設備・サービス

続いて通信設備・サービスは、ワーケーション施設に必要な設備です。リモートワークやオンラインミーティングなどを実施するために、ワーケーション施設に対して利用者から通信環境のニーズがあります。

参照元:JTB「ワーケーション施設に必要な設備とは?企業の需要に応える地域の施策」

ワーケーション施設に必要な通信設備サービスには、インターネット回線やLAN回線、VPN接続サービス、インターネットセキュリティサービスなどがあります。通信環境を構築する前に確認すべき条件をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

OA機器

さらにOA機器は、ワーケーション施設に必要な機器です。ワーケーション施設内に複合機やシュレッダー、パソコンなどを配置することで、利用者が事務作業をしやすくなります。ペーパーレス化のトレンドを踏まえて、導入するOA機器の種類を検討しましょう。

OAフロア(元々施工されている床材の上にフロアパネルが敷かれた二重構造の床)を施工することで、OA機器の配線や電源を整理しやすいです。ワーケーション施設にも活用できるOAフロアの構造と配線をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ワークデスク・チェア

そしてワークデスク・チェアは、ワーケーション施設に必要な什器です。事務作業やミーティングなどを行うために、ワーケーション施設に対して利用者からワークスペースのニーズがあります。

参照元:JTB「ワーケーション施設に必要な設備とは?企業の需要に応える地域の施策」

ワーケーション施設にワークスペースをデザインする際には、利用者の用途によってレイアウトを変更しやすいワークデスク・チェアを配置しましょう。ワーケーション施設にも活用できる執務室の座席レイアウトをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ワーケーション施設を開設する際の注意点

ワーケーション施設を開設する際の注意点

必要なスペースや設備・機器・什器を手配するために、ワーケーション施設を開設する際の注意点に気をつけましょう。6点(補助金・助成金の活用とターゲットの選定、立地・物件の選定、セキュリティ性、防音性、外部組織との連携)に分けてご紹介します。

補助金・助成金の活用

まず補助金・助成金の活用が、ワーケーション施設を開設する際の注意点として挙げられます。ワーケーション施設開設に対する補助金・助成金制度が、全国各地の自治体によって運営されています。

参照元:

北秋田市「ワーケション推進高速Wi-Fi設置事業補助金」

兵庫県「コワーキングスペース開設支援事業」

東京しごと財団「サテライトオフィス設置等補助金」

補助金・助成金の申請を検討する際には、開設予定地を管轄する自治体の公式サイトで最新情報を確認しましょう。ワーケーション施設の開設にも活用できる補助金・助成金をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ターゲットの選定

次にターゲットの選定も、ワーケーション施設を開設する際の注意点です。利用者によって、ワーケーションの目的(余暇主体または仕事主体)や場所(都会または地方)、必要なスペースや設備・機器・什器などが異なります

そこでターゲットとする利用者層を選定したうえで、ワーケーション施設の立地や物件、スペース、設備・機器・什器などを検討しましょう。例えば法人利用者向けのワーケーション施設なら、個人利用者向けのワーケーション施設よりも床面積が広くなります。

立地・物件の選定

続いて立地・物件の選定も、ワーケーション施設を開設する際の注意点です。休暇中のワーケーションには観光地やリゾート地などが適していますが、業務中のワーケーションには交通の利便性が求められます。

ワーケーション施設の開設方法には物件の新設だけではなく、物件(古民家や廃校など)のリノベーションもあります。ワーケーション施設にも活用できる物件の探し方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

セキュリティ性

それからセキュリティ性も、ワーケーション施設を開設する際の注意点です。利用者や資産(情報や設備、お金など)の安全を守るために、ワーケーション施設のセキュリティ性を確保しましょう。

セキュリティ対策に役立つツールやシステムには、防犯カメラや入退室管理システム、金庫、シュレッダー、インターネットセキュリティツールなどがあります。ワーケーション施設にも活用できるセキュリティ対策の流れについては、次の記事も併せてご覧ください。

防音性

さらに防音性も、ワーケーション施設を開設する際の注意点です。「施設外から施設内への騒音」や「施設内から施設外への音漏れ」「施設内での音の反響」などを防止するために、ワーケーション施設の防音性を高めましょう。

ワーケーション施設においては、ワークスペースやミーティングスペース、個室などに防音対策が必要です。ワーケーション施設にも活用できる防音対策する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

外部組織との連携

そして外部組織との連携も、ワーケーション施設を開設する際の注意点です。独自性の高いサービスを提供して利用者を増やすために、外部組織(自治体や周辺の企業、農家など)との連携を深めましょう。

例えば農家と連携して農村体験サービスを提供したり、自治体から補助・助成を受けてワーケーション施設を整備したりできます。具体的なワーケーション施設の開設事例については、次にご紹介します。

ワーケーション施設の開設事例

注意点に気をつけてワーケーション施設を開設できるように、参考となる事例を調査しましょう。事例5点(北海道・静岡県・長野県、和歌山県、沖縄県)を取り上げて、各事例の特徴をご紹介します。

北海道網走郡美幌町のコワーキングスペース

北海道網走郡美幌町のコワーキングスペース

まず「WorkingSpace KITEN」は、北海道網走郡美幌町のコワーキングスペースです。地方共創のベンチャー企業と自治体の連携により開設され、テレワークやワーケーションなどの施設として利用されています。

自然豊かな立地で、周辺施設でアウトドアアクティビティを体験できます。会議室や半個室ブース、コミュニティスペースなどがレイアウトされたワーケーション施設の開設事例です。

参照元:PR TIMES「北海道美幌町にワーキングスペースと移住相談窓口を兼ね備えた『WorkingSpace KITEN(ワーキングスペース キテン)』が2023年4月1日(土)オープン」

静岡県熱海市のホテル

静岡県熱海市のホテル

次に「熱海パールスターホテル」は、静岡県熱海市のホテルです。数日から1週間までの宿泊プランが提供されており、ワーケーション施設として利用されています。テレワークやミーティングに必要なスペースや設備・機器・什器などが配置されています。

ホテル内には客室のほかに、レストランやラウンジ、フィットネススタジオ、エステサロン、温泉大浴場、真珠のギャラリーショップ、ミーティングルームなどがレイアウトされています。

参照元:熱海経済新聞「【熱海でワーケーション vol.5】 熱海パールスターホテルでリゾートワーケーション」

長野県北佐久郡軽井沢町のワーケーション施設

長野県北佐久郡軽井沢町のワーケーション施設

続いて「Workation+Cottage KARUIZAWA」は、長野県北佐久郡軽井沢町のワーケーション施設です。株式会社ジョイカルジャパンが保有する施設で、従業員の生産性向上とチームビルディングを目的として利用されています。

緑豊かな軽井沢で、従業員(正規・非正規雇用)が家族(配偶者・婚約者・こども)と一緒に利用できます。モチベーションアップやコミュニケーション活性化、家族とのリフレッシュなどの効果が報告されているワーケーション施設の開設事例です。

参照元:PR TIMES「軽井沢で非日常体験!ジョイカルジャパン、ワーケーションで生産性とチーム力アップ」

和歌山県西牟婁郡白浜町のサテライトオフィス

和歌山県西牟婁郡白浜町のサテライトオフィス

それから「Office Cloud 9」は、和歌山県西牟婁郡白浜町のサテライトオフィスです。賃貸用のオフィス・会議室・個室などがレイアウトされており、リモートワークやワーケーションの施設として利用されています。

最寄りの空港から徒歩数分の立地で、予約制の送迎サービスが提供されています。観光地にもアクセスしやすいワーケーション施設の開設事例です。

参照元:AGARA「【PR】搭乗までのリモートワークやワーケーションのオリエンテーションに最適なスペース|白浜町・Office Cloud 9」

沖縄県豊見城市のコワーキングスペース

沖縄県豊見城市のコワーキングスペース

そして「いいオフィス豊見城 by iiO」は、沖縄県豊見城市のコワーキングスペースです。最寄りの空港から車で10分程度の立地にあり、ワーケーション施設として利用されています。

周辺にはゴルフ場やビーチがあり、コワーキングスペース内には大型荷物の入るストレージやパター練習場などが配置されています。沖縄特有のデザインを取り入れたリゾートテイストの内装空間です。

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