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2024.11.01  2024.11.02オフィス経営

セットアップオフィスとは?メリット・他タイプとの違い・賃借の注意点・事例

本記事で「セットアップオフィスとは?」という疑問にお答えするために、メリット・他タイプとの違い・賃借の注意点・事例などをご紹介します。オフィスの開設や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

セットアップオフィスとは?基本情報を紹介

セットアップオフィスとは?基本情報を紹介

セットアップオフィスを探す前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、探しやすくなるからです。それではセットアップオフィスの定義やメリット、デメリット、探し方をご紹介します。

定義

まずセットアップオフィスの定義は、内装が施工されて設備・機器・什器なども配置されているオフィス物件です。以下の資料によると、セットアップオフィスの市場規模は拡大しています。

参照元:サンフロンティア不動産株式会社「2024 年 東京 23 区内「セットアップオフィス」の調査」

一般的なオフィス物件と同様に、企業や個人がセットアップオフィスのフロアを占有できます。セットアップオフィスと似ているオフィス物件として、居抜きオフィスやレンタルオフィス、シェアオフィスなどがありますので、後ほどご紹介します。

メリット

次にセットアップオフィスのメリットは、入居・退去コストの削減やデザイン性の高さなどです。入居時の内装工事費用や設備・機器・什器購入費用、退去時の原状回復工事費用などがかからないため、初期費用を削減できます。

またトレンドに乗ったデザイン性の高いセットアップオフィスを選べば、求職者の採用率アップや従業員のモチベーション向上、ブランディングなどにつながります。オフィスのブランディングについては、次の記事も併せてご覧ください。

デメリット

しかしランニングコストの高さやレイアウト変更の難しさ、物件数の少なさなどは、セットアップオフィスのデメリットです。内装や設備・機器・什器などが準備されている分だけ、一般的なオフィスよりも賃料が高く設定されています。

内装がデザイン・工事されているセットアップオフィスにおいては、大がかりなレイアウト変更は難しいです。希望条件(立地や規模、間取りなど)を増やすほど、物件数は少なくなります。

探し方

そしてセットアップオフィスの探し方も、確認しましょう。

一般的なオフィスよりも入居までに時間はかかりませんが、開設予定日までに計画的に進めましょう。オフィス物件を選ぶときのポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

セットアップオフィスと他オフィスタイプとの違い

セットアップオフィスと他オフィスタイプとの違い

基本情報を把握したうえで、他オフィスとの違いも確認しましょう。居抜きオフィスとレンタルオフィス、シェアオフィス、コワーキングスペース、バーチャルオフィスとの違いをご紹介します。

居抜きオフィス

まずセットアップオフィスと居抜きオフィスとの違いは、内装や設備・機器・什器などの状態です。セットアップオフィスには、デザイン性の高い内装や設備・機器・什器などが施工されています。

一方で居抜きオフィスには、前借主が施工した内装や設備・機器・什器などが残されています。前借主の入居期間が長いほど、内装や設備・機器・什器などが経年劣化してしまいます。居抜き物件のメリット・デメリットについては、次の記事も併せてご覧ください。

レンタルオフィス

次にセットアップオフィスとレンタルオフィスとの違いは、フロアの占有です。基本的にセットアップオフィスに対しては、一般的なオフィス物件と同様にフロア全体を占有できます。

一方で複数の企業や個人が同時に利用しているレンタルオフィスに対しては、基本的にフロアを占有できません。個室や会議室に対しては、時間単位で占有できます。レンタルオフィスを含むフレキシブルオフィスの種類については、次の記事も併せてご覧ください。

シェアオフィス

それからセットアップオフィスとシェアオフィスとの違いも、フロアの占有です。基本的にセットアップオフィスに対しては、一般的なオフィス物件と同様にフロア全体を占有できます。

一方で複数の企業や個人が共同で利用できるシェアオフィスに対しては、基本的にフロアを占有できません。個室や会議室に対しては、時間単位で占有できます。シェアオフィスの内装施工事例については、次の記事も併せてご覧ください。

コワーキングスペース

続いてセットアップオフィスとコワーキングスペースとの違いも、フロアの占有です。基本的にセットアップオフィスに対しては、一般的なオフィス物件と同様にフロア全体を占有できます。

一方で異なる組織に所属する人たちが共同で利用できるコワーキングスペースに対しては、基本的にフロアを占有できません。個室や会議室に対しては、時間単位で占有できます。コワーキングスペースの主なサービスについては、次の記事も併せてご覧ください。

バーチャルオフィス

そしてセットアップオフィスとバーチャルオフィスとの違いは、入居の状態です。内装が施工されて設備・機器・什器なども配置されているセットアップオフィスには、入居できます。

一方でバーチャルオフィス(住所や電話番号のみを賃借して、法人登記や郵便物の受取・転送などに利用できるサービス)には、入居できません。バーチャルオフィス含むフレキシブルオフィスの種類については、次の記事も併せてご覧ください。

セットアップオフィスを賃借する際の注意点

セットアップオフィスを賃借する際の注意点

他オフィスとの違いを理解したうえで、セットアップオフィスを賃借する際の注意点も確認しましょう。7点(立地と契約条件、賃料、テイスト、レイアウト、設備・機器・什器、セキュリティ)をご紹介します。

立地

まず立地が、セットアップオフィスを賃借する際の注意点として挙げられます。通勤や営業などのために、アクセスしやすい立地(最寄駅や取引先、飲食店・コンビニなどに場所)や駐車場を確保できる立地などを選びましょう。

例えば社用車で営業先を回る場合には、駐車場が完備されているセットアップオフィスや月極駐車場から近いセットアップオフィスを選びます。オフィスの事業内容や従業員数などに応じて、適した立地を検討しなければなりません。

契約条件

次に契約条件も、セットアップオフィスを賃借する際の注意点です。セットアップオフィスの契約条件には、契約期間や利用できる設備・機器・什器、退去時の原状回復義務などがあります。

例えばセットアップオフィスの原状回復義務は、一般的なオフィス物件よりは限定的になります。ただし契約条件に応じて、カーペットや照明器具、壁紙などのメンテナンスや交換を求められます。

賃料

それから賃料も、セットアップオフィスを賃借する際の注意点です。内装や設備・機器・什器などが準備されている分だけ、セットアップオフィスの賃料は一般的なオフィス物件よりも高く設定されています。

したがって短期的には入居・退去コストを抑えられますが、長期的に入居する前にはランニングコスト(想定される賃料の合計)を計算しましょう。オフィス開設費用の相場や内訳などをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

テイスト

続いてテイストも、セットアップオフィスを賃借する際の注意点です。テイストは、オフィスデザインの味わいや方向性を示します。例えばオフィスデザインのテイストには、モダンやラグジュアリー、ナチュラルなどがあります。

そこでオフィスのコンセプトや事業内容などに応じて、適したテイストを選びましょう。オフィスデザインにおけるテイストの種類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

レイアウト

さらにレイアウトも、セットアップオフィスを賃借する際の注意点です。オフィスフロアのレイアウトは、従業員の業務効率やモチベーションの維持などに影響します。ただしセットアップオフィスにおいては、大がかりなレイアウトの変更が難しいです。

そこでオフィスの事業内容や従業員数などに合うようにレイアウトされているセットアップオフィスを選びましょう。オフィスレイアウトの基準となる寸法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

設備・機器・什器

さらに設備・機器・什器も、セットアップオフィスを賃借する際の注意点です。セットアップオフィスを契約する前には、必要な設備・機器(電気や照明、空調・換気、通信、OAなど)が施工されているかを確認しましょう。

設備・機器だけではなく、セットアップオフィスに配置されている什器(デスクやチェア、収納棚、応接セットなど)も確認しなければなりません。オフィスで利用される什器の種類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

セキュリティ

そしてセキュリティも、セットアップオフィスを賃借する際の注意点です。従業員や資産(情報や設備、お金など)の安全を守るために、一般的なオフィスと同様にセキュリティ対策を検討しましょう。

オフィスのセキュリティ対策は、物理的な対策とインターネット上の対策に分類されます。オフィスセキュリティ対策に役立つツールやシステムをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

セットアップオフィスの事例

注意点に気をつけてセットアップオフィスを探せるように、参考となる事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(都心とシェアオフィスからの移転、ホテル内、フルリノベーション、ペットフレンドリー)をご紹介します。

都心に立地するセットアップオフィス

都心に立地するセットアップオフィス

まず「gran+GINZA‐EAST」は、都心に立地するセットアップオフィスです。東京都中央区にあり、3駅から近い場所に立地しています。通勤や営業などをしやすい場所にあるセットアップオフィスです。

セットアップオフィス内には、テレカンブースやミーティングルーム、個別作業スペース、コラボレーションエリアなどがレイアウトされています。多様な働き方に対応できる内装デザインです。

参照元:gran+「gran+GINZA‐EAST」

シェアオフィスからセットアップオフィスに移転した企業

シェアオフィスからセットアップオフィスに移転した企業

次に「TAITAN」は、シェアオフィスからセットアップオフィスに移転した企業です。事業拡大と共に従業員数や商談数などが増えたため、入居・退去コストを削減できるセットアップオフィスへの移転を決断されました。

移転したセットアップオフィスには会議室やフォンブースなどがレイアウトされているため、ミーティングや商談がしやすくなりました。電気工事が済んでおり、什器も配置されていたため、計画から2か月程度で移転を完了できた事例です。

参照元:

OPENERS「“お祝い”テックカンパニー・TAIANは、なぜ“セットアップオフィス”に|LOUNGE」

TAITAN「About」

ホテル内のセットアップオフィス

ホテル内のセットアップオフィス

それから「THE HUB 新宿ワシントンBASE」は、ホテル内のセットアップオフィスです。ホテルの2フロアがセットアップオフィスにリノベーションされ、専用の個室や共有のラウンジ、ブース席、会議室などがレイアウトされています。

契約することで、他拠点のレンタルオフィスやコワーキングスペースも有料で利用できます。マルチロケーションを提供するセットアップオフィスの事例です。

参照元:THE HUB「THE HUB 新宿ワシントンBASE」

フルリノベーションされたオフィスビルのセットアップオフィス

フルリノベーションされたオフィスビルのセットアップオフィス

続いて「ウィンド小伝馬町」は、フルリノベーションされたオフィスビルです。オフィスビルは1972年に竣工されましたが、躯体を活かした耐震補強工事により安全性が確保されています。

2~8階にセットアップオフィスが施工されており、設備・機器(電気・給排水・空調など)や什器などが配置されています。東京都中央区にあり、異なる路線の3駅に近い立地です。

参照元:

新築ハウジングデジタル「丹⻘社、日本橋の築50年超ビルをフルリノベ」

サンフロンティア賃貸「ウィンド小伝馬町」

ペットフレンドリーフロアのセットアップオフィス

ペットフレンドリーフロアのセットアップオフィス

そして「フロンティアグラン西新宿」は、ペットフレンドリーフロアのセットアップオフィスです。地下2階・地上12階建てのオフィスビルですが、2~3階のフロアがペットフレンドリーです。

ペットフレンドリーフロアのために、オフィスビル内にはエレベーターや足洗い場、移動用バギーなどが完備されています。ストレス軽減やコミュニケーション活性化を目指して、ペットと働けるオフィス環境を提供している事例です。

参照元:

ASCII「西新宿にペットと一緒に働けるオフィスがオープン! 『フロンティアグラン西新宿』10月6日・13日に内覧会開催」

フロンティアグラン西新宿「ペットフレンドリーフロアにご入居が決まりました!」

セットアップオフィスの賃借を検討しよう!

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