2020.09.16 2020.09.28オフィスデザイン
オフィスデザインは企業のイメージに繋がる!働き方のアピールにも!

「人は見た目が9割」と言って、パッと目に入った情報がその人の印象を決めるように、オフィスにおいても入ってすぐに目に入る情報がその会社の印象に繋がります。 そのため、オフィスデザインは取引先をはじめ、会社の世間からのイメージを良いものにするにあたって欠かせないものと言えるでしょう。 そこでここでは、オフィスデザインが来客に与えるメリットや、それによる会社のメリットなどについて解説します。
優れたオフィスデザインのメリット
社員が1つの会社で働き続ける理由の1つとして、「オフィスの環境が良い」という理由はとても大きいです。
「オシャレなオフィスで働いている」というだけでも大きなステータスとなることから、オフィスデザインにこだわることは、優秀な社員を引き留めることにも繋がります。
それだけでなく、新規の優秀な人材を取り入れるためにも優れたオフィスデザインは欠かせません。
新卒の学生や転職者は新しい働き方を積極的に導入しているかや給与・福利厚生はどうかなど労働条件を意識して就職・転職先を決める人が大半でした。
しかし、オフィスデザインにこだわる企業が増えてきていることから、それに伴って「こんな会社で働いてみたい」とオフィスデザインを重視して会社を決める人も増えてきています。
はっきり就職したい会社が決まっている人だと、その会社で働くために何が必要なのかなど、企業研究を入念に行っている人が多く、短期間での離職も防げるでしょう。
また、オフィスデザインは世間の人たちの会社に対するイメージを決めるものでもあります。
取材を受ける際などでもエントランスの写真を撮影されることも多いでしょう。
そこでエントランスを会社が目指すものをイメージしたデザインにすることで、世間一般に対して自分の会社がどのようなことを目指しているのかアピールすることにも活用できます。
そうすることで会社の理念を世間に理解してもらったり、会社のイメージアップに繋がったりすることも期待できるでしょう。
それだけでなく、居心地の良いオフィスは取引先の人をリラックスさせる効果を持っています。
特に取引先の人が自社に来社する場合、普段と違う、慣れない環境で商談を行わなければいけません。
そのため、緊張して本来の能力が発揮できないという人も少なくありません。
そこでリラックスできる環境を提供することで、取引先が自社に伝えたいことをしっかり伝えられるようになり、商談の質が上がることも期待できます。
来客者にとって居心地の良いオフィスデザインとは
先ほど解説したように、優れたオフィスデザインは社員の生産性アップや会社の世間からのイメージアップに繋がります。
それだけでなく、居心地の良いオフィスは来客にも会社に対して良い印象を持ってもらうための要素の一つでしょう。そこで、来客者が居心地の良いオフィスデザインとはどんなものなのでしょうか。
まず取引先が利用するオフィス内のスペースとしては、エントランスや会議室が挙げられるでしょう。
また、ここ数年では開放感のあるオフィスを重視する企業が増え、自社の社員や来客者と会話ができるオープンスペースやカフェスペースを設けている企業も存在します。
それでは、場所ごとにオフィスデザインが来客者に与える印象や、工夫したオフィスデザインの例などについて解説していきます。
エントランス
エントランスは先ほど解説したように、会社の顔となる場所であり、取引先の人だけでなく、就活生なども訪れます。
エントランスに入ったタイミングでその会社の第一印象が決まるので、暗い、汚いなど悪い印象を与えてしまうような事態は避けなければいけません。
また、エントランスに入ったタイミングで、その会社が何をやっている会社なのか、どんなことに力を入れている会社なのかもわかるように工夫している企業も増えてきています。
例えばエントランスに会社が取り扱っている事業に関連するもののモニュメントを設置することで、その会社でどんな事業を行っているかがエントランスに入ったタイミングですぐにわかるでしょう。
モニュメントだけならスペースもそれほど使いません。
また、エントランスをショールームのようにして、来客者が自社製品を手に取って使ったり見たりできるようにしている企業もあります。
やはり自社製品の魅力を伝えるには直接手に取ってもらうのが一番手っ取り早いです。
施工費や管理費はかかってしまいますが、特に取引先だけでなく一般の人も気軽に入れる企業を目指しているなら、エントランスをショールームのようにすることを視野に入れるのも良いでしょう。
ただし、エントランスにショールーム要素を取り入れる場合は、部外者が気軽に立ち入れないように、オフィスエリアとショールームエリアをしっかり分けることが大切です。
応接室
商談によく使われるのが応接室でしょう。
応接室のデザインに関しては、先ほど解説したように取引先の人がリラックスして、その人の能力や知識を十分に引き出せる環境を作ることで、商談の質が向上します。
そこでリラックスできる空間づくりとしては、木目調の素材を使って家にいるかのような安心感が得られるデザインにするなどといった手法が存在します。
しかし、一般企業で木目調の応接室などを準備するのは難しいでしょう。
そこで、せめて日差しがしっかり入り、明るい雰囲気の部屋にする、観葉植物を設置して殺風景となることを避けるなどといった方法で対処できます。
会議室
会議室も応接室と同様に取引先の人が訪れることが多い場所ですが、会議室は自社の社員だけの会議にも使われます。
そのため、取引先の社員がリラックスできるだけでなく、自社の社員の創造力を引き出せる環境であることも求められるでしょう。
また、基本的に会議などで自社の社員も取引先の社員も長時間会議室の中で過ごすこととなります。
そのため、エントランス同様取引先の社員に対して会社の取り組みをアピールする手段と捉えている企業も多いです。
そこで、会議室のデザインにもコーポレートカラーやイメージキャラクターを取り入れたり、
例えば駄菓子を多く取り扱っている企業なら駄菓子のポスターをたくさん貼った駄菓子屋さんのようなデザインにしたりなどということもできます。
オフィススペースとのバランスも大事
来客に対するイメージを意識してオフィスデザインを決めることも良いですが、オフィスはまず何より自社の社員が働くための場所です。
そのため、来客に対するイメージが良くても、社員が過ごしにくいということがあってはいけません。
昔は飲みニケーションなどといって、仕事帰りの飲み会などを通して社員間のコミュニケーションを促進していましたが、ハラスメントが問題となっていることや、
残業代が支払われないことによる「できるだけ早く帰りたい」という考えを持っている人の増加などにより、社員同士のコミュニケーションは会社の中だけで収めたいという人も増えています。
それにより、カフェスペースなどを設置して社員間のコミュニケーション促進を図る企業も多いですが、カフェスペースを取引先の人と気軽に食事をしながら話せる場として利用することもあります。
特に飲食系の企業の場合カフェスペースも自社の魅力を伝えるための手段の一つではありますが、最優先すべきなのは社員がリラックスしてコミュニケーションを取れる場所であることです。
このように自社の社員も外部からの来客も使えるスペースを設置する場合は、個室を設けるなど社員が外部の人に配慮しなくても良い環境を作ることも意識しましょう。
良いオフィスデザインにこだわって会社もより魅力的に!
ここで紹介したように、優れたオフィスデザインが会社に与えるメリットは大きいです。
来客に対して良い印象を与えるだけでなく、良い人材を集めるためにもオフィスデザインをしっかり考えることは大切と言えるでしょう。
しかし、オフィスデザインは外部への印象だけでなく、自社の社員の働きやすさも並行して考えた上で決める必要があります。優れたオフィスデザインを採用し、社員も来客も過ごしやすいオフィスを目指しましょう。
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