2021.09.02 2023.04.08オフィスデザイン
オフィス内装デザインのコツ!デザインの効果・事例や工事の流れ・費用
本記事で、オフィス内装デザインのコツを解説します。オフィス内装デザインの効果や事例、工事の流れ、工事費用もご紹介します。オフィスの開業や移転、リニューアルなどを検討している方は、ぜひご覧ください。
オフィスに内装デザインが与える効果
オフィスに内装デザインが与える効果を確認する前に、オフィスにおける内装デザインの役割をご紹介します。
- 企業の理念やブランドを表現する
- 商談や会議の成功を支える
- ストレスを軽減して作業効率を上げる
- 従業員のモチベーションを高める
- 従業員や顧客の健康に配慮する
以上の役割について詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。
それでは本記事では、オフィスに内装デザインが与える効果についてご紹介します。
オフィス全体の一体感を高める
オフィスに内装デザインが与える効果として、オフィス全体の一体感を高める点が挙げられます。オフィス全体の一体感が高まることで、従業員の帰属意識を高めることができます。具体的な方法として、内壁にコーポレートカラーを取り入れたり、企業理念をアートでデザインしたりしましょう。
なおオフィス全体の一体感と従業員の帰属意識が高まれば、企業ブランディングもしやすくなるため、来客者に良い印象を与えることもできます。オフィスのブランディングを成功させるポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
従業員の離職率を抑える
また従業員の離職率を抑える点も、オフィスに内装デザインが与える効果です。オフィスの内装デザインを工夫して、従業員が働きやすい環境を整備できれば、仕事に対する満足感の向上につながるからです。
働きやすいオフィスで仕事に取り組めれば、従業員のモチベーション向上も期待できます。例えば従業員同士でコミュニケーションを取りやすいように、共有スペース(リフレッシュスペースや食堂など)をデザインできます。
オフィスの食堂を運営する役割と課題をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業績向上につながる
さらに業績向上につながる点も、オフィスに内装デザインが与える効果として挙げられます。オフィスフロアのレイアウトや導線設計を検討することで、業務効率を上げられるからです。
またリモートワークが増えたオフィスには、フリーアドレス制を導入することも可能です。業務の内容やメンバー座席を選べれば、会議のために集まる時間を削減したり、コミュニケーションを活性化したりできます。
オフィスをレイアウトするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
採用応募増加につながる
そして採用応募増加につながる点も、オフィスに内装デザインが与える効果です。おしゃれで働きやすいオフィスデザインを採用媒体で紹介することで、求職者に対して良い印象を与えることができるからです。したがって求職者の興味を引けるように、おしゃれさや機能性の伝わりやすい写真を選びましょう。
また採用面接でオフィスを訪れた求職者に対して、エントランスや面接室、通路などをとおしてオフィスデザインの魅力を伝えられると、企業アピールにもつながります。求職者が増加すれば、企業の求める優秀な人材を採用しやすくなります。
おしゃれなオフィスエントランス・受付デザインのポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
消費者・取引先からオフィスに対する印象を左右する
さらにオフィスに内装デザインが与える影響として、消費者・取引先からオフィスに対する印象を左右する点も忘れてはなりません。魅力的な内装デザインは、オフィス内(従業員)だけでなく、オフィス外(消費者や取引先など)からの評価に影響するからです。
おしゃれで機能的なオフィスで従業員が活き活きと働いている姿を消費者や取引先にアピールできれば、自社への好感度やビジネスチャンスの増加を期待できます。自社の将来性や成長率を上昇させるように、オフィスの内装をデザインしましょう。
オフィスの内装をデザインするコツ
オフィスに内装デザインが与える効果が発揮されるように、オフィス内装をおしゃれにデザインするポイントを押さえましょう。
- コーポレートカラーを取り入れる
- エントランスのデザインにこだわる
- 素材・サイズ・機能も細かく選ぶ
- ABWやフリーアドレスを検討する
- 安全性・耐震性・耐久性も担保する
- 信頼できる内装業者へ依頼する
上記のデザインポイントについて詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。
本記事では、上記以外のオフィスの内装をデザインするコツをご紹介します。
配色を3色程度にまとめる
オフィスの内装をデザインするコツとして、まず配色を3色程度にまとめましょう。オフィスフロアに配置される色が増えると、統一感のある内装をデザインしづらくなるからです。
そこでベースカラーとメインカラー、アクセントカラーの3色を決めましょう。特にメインカラーとしてコーポレートカラーを取り入れることで、オフィスデザインによってブランディングを図れます。
オフィスデザインにおける色の効果や種類などを解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。
植物や自然素材を取り入れる
また植物や自然素材を取り入れるも、オフィスの内装をデザインするコツです。オフィス内に植物や自然素材を取り入れると、従業員のストレスや疲労の軽減を期待できます。リラックスしやすくなることで、コミュニケーション活性化にもつながります。
ただしオフィスに配置する植物の管理に注意してください。葉が落ちにくい植物や水やりの少ない植物、日陰でも育てられる植物がおすすめです。
インテリアでアクセントを加える
さらにインテリアでアクセントを加える点も、オフィスの内装をデザインするコツとして挙げられます。例えばベージュやグレーをベースカラーとしてデザインされたオフィスは統一感や洗練性などを感じさせますが、鮮やかな花瓶や照明などのインテリアを加わえることでおしゃれさや明るさ、快適さが増します。
ただし業務に支障が出ないようぶ、インテリアのサイズや場所を考慮してください。アクセントを加えるインテリアの例として、カフェをイメージさせるハイカウンターやリラックスできるクッション、息抜きのための本棚などがあります。
オフィスに収納家具をレイアウトするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業務内容を合わせる
そして業務内容を合わせる点も、オフィス内装をデザインする際のコツとして挙げられます。内装デザインにおしゃれさだけを求めず、業務がスムーズに進むように機能性も意識しなくてはなりません。
例えば従業員同士が対話しながら業務を進めるオフィスなら、コミュニケーションを円滑に取れる内装デザインが求められます。オフィスのコミュニケーションを活性化させる内装デザインについて詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。
トレンドを押さえる
加えてトレンドを押さえる点も、オフィスに内装をデザインするコツです。なぜなら社会情勢の変化に伴いオフィスの業務内容も変化していくため、業務内容に応じて内装をデザインしなければならないからです。
2022年からのトレンドとして、ウィズコロナを意識したオフィスデザインが挙げられます。フリーアドレスやABWなどを導入すれば、柔軟な働き方の実現が可能です。エリア別のオフィスデザインポイントも紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。
働き方に合わせてデスクを選ぶ
またオフィスに内装をデザインするコツとして、働き方に合わせてデスクを選ぶ点も挙げられます。業務の効率化や負担の軽減などを図ることができるからです。
例えば昇降型デスクを選ぶと、業務中に姿勢を変えられるため、疲労蓄積を抑えやすくなります。またファミレス型デスクなら、簡易的な打ち合わせや個人作業などをしやすい空間をレイアウトすることが可能です。
リラックススペースをレイアウトする
さらにオフィスに内装をデザインするコツとして、リラックススペースをレイアウトする点も挙げられます。なぜなら長時間同じ体勢で仕事をしていると、集中力が途切れやすくなったり、仕事に対する満足度が下がったりする恐れがあるからです。
そこで適度な広さやおしゃれさのあるリラックススペースをレイアウトしてください。従業員のニーズに応えるデザインや暖かみのある照明も取り入れましょう。オフィスに休憩室をデザインするポイントを詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。
来客用の什器を選定する
また来客用の什器を選定する点も、オフィスに内装をデザインするコツです。従業員の業務効率を上げることも大切ですが、来客者に快適に過ごしてもらう必要もあります。
そこで来客者用の什器として、傘立てやコートハンガー等を用意しましょう。種類ごとにデザイン性や機能性が異なるため、オフィスのデザインに合った什器を検討してください。
情報セキュリティ事故や災害を対策する
加えて情報セキュリティ事故や災害を対策する点も、オフィスに内装をデザインするコツです。情報セキュリティ事故や災害を対策することで、従業員が安全に業務を遂行できます。情報セキュリティ事故の対策例として、統合ID管理ツールやウィルス対策ソフトなどを導入してください。
また災害の対策例としては、防火設備の定期点検・防災用品の備蓄などが挙げられます。オフィスの防災マニュアルをご紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。
オフィス内装デザインの施工事例
オフィスに理想的な内装をデザインできるように、施工事例を調査しましょう。IDEALが施工した事例を取り上げながら、オフィスに内装をデザインするコツが取り入れられている点をご紹介します。
コーポレートカラーがアクセントの内装デザイン
「株式会社エージェント」様のオフィスには、コーポレートカラーがアクセントの内装がデザインされました。爽やかで温かい雰囲気を演出するために白とブラウンをベースにしながら、コーポレートカラーのブルーが内壁や什器などに配色されています。
またエントランスにも、コーポレートカラーが取り入れられた企業ロゴがデザインされています。シンプルなデザインですが、エントランスからワークスペースまで統一感が出るように、コーポレートカラーが配色されています。
植物や自然素材が取り入れられた内装デザイン
「小田急不動産町田典」様のオフィスには、植物や自然素材が取り入れられた内装がデザインされました。店内が見渡せるように、シンボルマークの樹木を中心に円形のソファが配置されています。
エントランスは、町田市の豊かな自然をイメージしてデザイン。木目で有機的な曲線が描かれ、岩を彷彿とさせるアートスペースもレイアウト。地域の豊かな自然を尊重しながら、物件を仲介しようという店舗の営業方針が表現されています。
幅広いニーズに対応できる内装デザイン
「いいオフィス豊美城by iiO」様のオフィスは、幅広いニーズに対応できる内装がデザイン。広々としたフロアにフリースペースや作業に集中できる個室スペース、会議室などがレイアウトされています。
また近くにゴルフ場やビーチのあるワーケーションに適したオフィスとして、大型荷物を預けられるストレージやパター練習用の人工芝エリアもデザインされました。
集中スペースがレイアウトされた内装デザイン
「アラームボックス株式会社」様のオフィス内装には、集中スペースがレイアウト。アフターコロナを見据えて、オンライン商談や個人作業をしやすい1-2人用スペースです。視認性を高めるために、ブラケットライトが設置されています。
内装全体には穏やかな色(白やブラウン、グレー)が配置されていますが、イスには明るいオレンジが、ドアには鮮やかな黄色がアクセントとして取り入れられています。
コミュニケーションしやすい内装デザイン
「弁護士法人アドバンス東京事務所」様のオフィスには、コミュニケーションしやすい内装がデザイン。オフィス全体のつながりを感じさせつつ、作業にも集中できるように、場所に応じて高さが変わる壁が施工されています。
加えて気軽にリラックスできるように、街並みを一望できる場所にライブラリーとカウンターがレイアウト。コミュニケーションが活性化するように、カウンターは曲率の変化したカーブを描いています。
オフィス内装工事の流れと費用
デザインした理想的な内装をオフィスに工事できるように、内装工事の流れと費用を確認しましょう。
- コンセプト設計
- オフィス物件の契約
- 内装業者の選定・契約
- 内装のデザイン
- 内装工事
上記の流れを解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。
内装工事費用の相場
内装工事費用の相場として、スケルトン物件には坪単価20万~30万円程度、居抜き物件には坪単価10万~20万円程度かかります。オフィス内装工事費用の内訳をご紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。
原状回復工事費用の相場
なおオフィスを閉鎖・移転する前には原状回復義務があり、入居後に施工したパーテーションや回線の撤去、床や壁、天井ボードの張り替えなどが必要です。原状回復工事費用の相場は、10~50坪のオフィスなら1坪当たり3万~5万円程度です。ただし小規模オフィスなら、経年劣化による消耗品の交換などは必要ない場合もあります。
オフィスの内装をコツを押さえてデザインしよう!
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