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2021.06.14  2024.10.25オフィス経営

オフィスにおけるストレスの原因とは?解消方法と注意点・事例を紹介

本記事で、オフィスにおけるストレスの原因を解説します。またオフィスにおけるストレスの解消方法と注意点、事例もご紹介します。オフィスの開設や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

オフィスにおけるストレスの原因

オフィスにおけるストレスの原因

そもそもオフィスにおけるストレスの解消法を検討する前に、原因を特定しましょう。6点(不効率な動線とワークスペースの狭さ、室内の明るさ・暗さ、不適切な温湿度・汚れた空気、視線、騒音)をご紹介します。

不効率な動線

まず不効率な動線も、オフィスにおけるストレスの原因です。動線が不効率で使用頻度の高い設備・機器・什器や部屋にアクセスしづらいと、業務効率が低下して従業員がストレスを感じてしまいます。

また従業員の動線上に、幅が狭くてすれ違うのが困難な通路や障害物を避けないと通れない通路などがある場合も、快適性や業務効率が下がってしまうため、従業員にストレスを与えてしまいます。

ワークスペースの狭さ

次にワークスペースの狭さが、オフィスにおけるストレスの原因として挙げられます。従業員の人数に対してワークスペースが狭いと閉塞感が出てしまうため、従業員のストレスが増加する恐れがあります。

また各従業員に必要な作業スペースが確保されていなかったり、打ち合わせを実施するスペースが足りなかったりすると、快適性や業務効率が下がってしまい、従業員がストレスを感じやすいです。

室内の明るさ・暗さ

それから室内の明るさ・暗さも、オフィスにおけるストレスの原因です。室内が明るすぎて目の疲れや肩こり、頭痛などを感じてしまうと、従業員の健康状態に悪影響を及ぼす恐れがあります。心身が不調になると、従業員がストレスを感じてしまいます

また暗すぎる室内でパソコンを利用しつづけて、モニターの光の刺激で眼に負担がかかると、眼精疲労や視力低下を引き起こすリスクがあります。デスクワーク中に手元が見えにくくて業務効率が落ちてしまうと、従業員がストレスを感じやすいです。

不適切な温湿度・汚れた空気

さらに不適切な温湿度・汚れた空気も、オフィスにおけるストレスの原因です。オフィス内外の温湿度が高すぎたり低すぎたりしてしまうと不快に感じてしまうため、ストレスを増加させる恐れがあります。

またオフィス内の空気が二酸化炭素やチリ・ホコリなどで汚れていると、集中力の低下やアレルギー反応などを引き起こすリスクもあります。体調が優れない状態で作業を続けていると、従業員がストレスを感じやすいです。

視線

続いて視線も、オフィスにおけるストレスの原因です。他者からの視線を感じて気が散ったり、業務効率が落ちたりするオフィス環境では、ストレスが増加してしまいます。またプライバシーの確保が難しくなると、業務上のトラブルを引き起こす恐れもあります。

例えば視線を感じてプライバシーを確保しづらいオフィス環境には、島型のデスク配置(同じ部署のデスクを向かい合わせる配置)や間隔が狭いデスク配置、パーテーションのない開放的なデスク配置などがあります。

騒音

そして騒音も、オフィスにおけるストレスの原因です。騒音に気を取られて集中力が低下してしまうオフィス環境では、従業員がストレスを感じてしまいます。特に騒音が長期的に発生している状況では、ストレス増加によりモチベーション低下を招くリスクが高いです。

オフィスで発生する騒音には、「オフィス外からオフィス内への騒音」や「オフィス内での音の反響」などがあります。交通量の多い道路に面していたり、足音やチェアを引く音などが響いたりすると、オフィス内の従業員が不快に感じます。

オフィスにおけるストレスの解消方法

オフィスにおけるストレスの解消方法

原因を特定したうえで、オフィスにおけるストレスの解消方法を検討しましょう。6点(動線・レイアウトの変更と収納、照明・採光の調節、空調・換気設備、パーテーション・個室の施工、防音対策)をご紹介します。

動線・レイアウトの変更

まず動線・レイアウトの変更が、オフィスにおけるストレスの解消方法として挙げられます。移動のしやすさや設備・機器・什器の使いやすさ、安全性を意識して、オフィス内の動線を設計しましょう。

オフィスフロアのレイアウトを変更する際には、目的の明確化(ワークスペースの拡張やミーティングスペースの新設など)が重要です。オフィスのレイアウトを変更する流れについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

収納

次に収納も、オフィスにおけるストレスの解消方法です。オフィスフロアの動線に合わせて、収納家具を配置しましょう。使い勝手の良い場所に配置すると備品を探す手間や取りに行く時間を削減できるので、ストレスを感じにくくなります。

配置場所だけではなく、収納家具の種類も重要です。例えば狭いオフィス空間には、ドアがないオープン型やスライドドアの引き違い型などが合います。オフィス収納家具の種類と価格をまとめてありますので、次の記事も合わせてご覧下さい。

照明・採光の調節

それから照明・採光の調節も、オフィスにおけるストレス解消方法です。オフィスの広さや間取り、業務内容、季節などに応じて、照明・採光を調節しなければなりません。作業している手元が暗くならないように、照明器具の明るさや設置場所を検討しましょう。

特に季節によって日差しの強さや角度が変化しますので、採光を調節するためには窓のサイズや位置、ブラインドの種類などが重要です。なおオフィスにデザイン・施工できる窓とブラインドについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

空調・換気設備

続いて空調・換気設備も、オフィスにおけるストレス解消方法です。冷暖房・気流調整機能を備えた空調設備を設置すると、オフィス内の温湿度を快適に保てるため、不快に感じにくくなります。

ウイルスや汚染物質、二酸化炭素を除去して空気を清浄するためには、換気設備も必要です。空調設備には、換気機能を備えたタイプもあります。オフィスに換気設備をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

パーテーション・個室の施工

さらにパーテーション・個室の施工も、オフィスにおけるストレス解消方法です。部署ごとや個人デスクごとにパーテーションを施工して、従業員同士の視線が気にならなくなると、ストレスの解消やプライバシーの確保につながります。

また個室を施工して外部からの視線と騒音が遮断されると、個人作業やオンラインミーティングなどに取り組みやすくなります。オフィスに個室をレイアウトする際のポイントについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

防音対策

そして防音対策も、オフィスにおけるストレス解消方法です。騒音調査に基づいて防音対策が必要な箇所(天井や壁、床、窓など)を特定したうえで、適した工法(防音材や吸振マット、二重窓、防音室など)を選びましょう。

またサウンドマスキングには、特定の音(騒音や会話など)を聞こえにくくする効果があります。無音状態にはなりませんが、防音工事に比べて低コストの方法です。サウンドマスキングを導入する際の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

オフィスにおけるストレスを解消する際の注意点

オフィスにおけるストレスを解消する際の注意点

オフィスに適した解消方法でストレスを軽減できるように、以下の注意点に気をつけましょう。注意を怠ってストレスを増加させないように、4点(清潔感と安全性、柔軟性・業務効率、快適性)をご紹介します。

清潔感

まず清潔感が、オフィスにおけるストレスを解消する際の注意点として挙げられます。こまめに清掃をして、衛生的なオフィス環境を保ちましょう。汚れが溜まりにくく、清掃しやすい環境の整備も重要です。

例えばトイレの壁に塩化ビニール素材のクロスを施工することで、水はねに強く清掃もしやすくなります。オフィスのトイレをデザインするポイントについて詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

安全性

次に安全性も、オフィスにおけるストレスを解消する際の注意点です。ストレス解消を目的として動線・レイアウトを変更する場合でも、災害時に安全に避難できるオフィスデザイン

を検討しましょう。

例えば設備・機器・什器が倒れないように固定したり、避難するために十分な通路幅を確保したりします。オフィスのレイアウトに対する消防法の規定について詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

柔軟性・業務効率

それから柔軟性・業務効率も、オフィスにおけるストレスを解消する際の注意点です。例えばサテライトオフィスやフリーアドレスなどを取り入れて多様な働き方に対応すれば、オフィス環境の柔軟性を高められます。

またデジタル技術を取り入れてオフィスのDXを推進すると、業務効率を高められます。オフィスにおけるストレスの原因を解消できるデジタルシステム・ツール(業務管理システムや電子契約システムなど)を導入しましょう。

快適性

そして快適性も、オフィスにおけるストレスを解消する際の注意点です。例えばBGMとして自然の音(波の音や小鳥のさえずりなど)を流すと快適性を感じられるため、ストレス解消につながります。

またオフィスに観葉植物やフェイクグリーン、ディフューザー、テラス、ウッドデッキなどを取り入れると、視覚や嗅覚から快適性を感じられます。オフィスデザインに取り入れたいバイオフィリアについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

オフィスにおけるストレス解消事例

注意点に気をつけてオフィスにおけるストレスを解消できるように、参考となる事例を調査しましょう。本記事では事例5点を取り上げて、各事例の特徴(光環境とBGM、自然、快適性、明るさ・開放感)についてご紹介します。

健康に配慮した光環境のオフィス

健康に配慮した光環境のオフィス

まず「株式会社 遠藤照明」のライブオフィスには、健康に配慮した光環境がデザインされています。ストレスを軽減して、従業員の心身を整えることが目的です。時間帯によって照明の明るさが調節され、執務時間と休憩時間で色味も調節されています。

またコミュニケーションエリアには、木漏れ日のような照明と観葉植物が配置されており、公園のような環境です。自然の心地よさを感じられるオフィス空間がデザインされたストレス解消事例です。

参照元:日経会社情報DIGITAL「ひかりは、あしたを変えられる。─遠藤照明の新ライブオフィス『Synca U/X Lab CROSS OSAKA』が7月に大阪にオープン 2024年7月2日(適時開示)」 

BGMを取り入れたオフィス

BGMを取り入れたオフィス

次に「クロスオフィス日比谷」は、ストレス軽減のためにBGMを取り入れたサービスオフィスです。ラウンジやコワーキングスペースにはコミュニケーションやリラックスを促す音楽が、集中エリアには生産性を高める音楽が流れています。

コワーキングスペースには、緑視率を高めて疲労感・ストレスを軽減できるように、グリーンウォールが施工されています。従業員の利便性を高めるシステム・ツール(スマート照明や無人コンビニなど)がオフィスに取り入れられたストレス解消事例です。

参照元:PR TIMES「【オリックス】多様な働き方に対応したサービスオフィス 「クロスオフィス日比谷」3月16日開業」 

自然を取り入れたオフィス

自然を取り入れたオフィス

それから「株式会パソナグループ」には、自然を取り入れたオフィスがデザインされています。従業員のリラックス促進やストレス緩和を目指して、植栽だけではなく田や畑も設置されており、フロアごとに異なる香りの花やハーブが栽培されています。

オフィス内の食堂は昼から夜に営業しており、オフィス内で栽培された野菜が食べ放題で提供されています。「自然との共生」をコンセプトにデザインされたオフィスのストレス解消事例です。

参照元:経済産業省「健康経営 オフィス レポート」(16ページ)」

快適性に配慮したオフィス

快適性に配慮したオフィス

そして「小平株式会社」のオフィスは、快適性に配慮してデザインされています。寒暖差によるストレスの軽減や省エネの促進を目指して、ヒノキや杉などの木材が躯体や内装に施工されたオフィスです。

「地域だからこその可能性が花開く、 ワクワクあふれる街を産み出す」というビジョンを設定して、「シャッター温泉街」の湯之元へ本社が移転されました。木のぬくもりが感じられ居心地のよいオフィス空間によるストレス解消事例です。

参照元:PR TIMES「創業112年の老舗がシャッター温泉街へ本社移転。開所式・内覧会を2/11に開催。 | 小平株式会社のプレスリリース」 

明るさ・開放感を重視したオフィス

明るさ・開放感を重視したオフィス

なお「バルテス株式会社」のオフィスは、明るさと開放感を重視してデザインされています。従業員が快適に働けるように、高さのある天井やガラスの壁、背の低い什器が配置されています。

各従業員が業務内容や気分に合わせて働き方を選べるように、幅広い種類の座席(ファミレスブースや円卓、掘りごたつなど)が配置され、フリーアドレスが導入されています。

参照元:PR TIMES「バルテス、事業成長に伴う東京本社拡張移転のお知らせ。従業員間のコミュニケーションを促進」 

オフィスにおけるストレス解消方法を検討しよう!

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